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LOVE 15

2009/04/08 Wed 05:16

今日から連勤なのでこんな朝早くにしれっと投下。

ぐだぐだLOVE(ダメだって。自分でそんなこと言っちゃ!!(爆)

下記よりどうぞ☆


LOVE 15


『キョーコ、飯でも食いに行かないか?』
そうメールをして、半日が経った頃。
『ごめん。しばらくは一緒に行けない』とだけ返事が来た。
仕事で忙しいのかとおもったが、そうではないらしい。

「京子って最近綺麗になったよね」
周りでそういう言葉を最近よく聞くようになった。
女が綺麗になる理由なんて色々あるだろうけど・・・
好きな・・・男でもできたのだろうか・・・
好きな男・・・そう考えて思い浮かぶのは。
あの男・・・敦賀蓮。
おれにとっては気に入らないヤローだが、キョーコをあいつがずっと好きだったのは知っている。
キョーコを大事にしていたことも。
だからずっとあいつはキョーコに手を出さなかった。
キョーコが恋愛にびびってたから。
その原因は・・・俺にあるけど・・・。

「尚。そろそろ時間よ」
俺に与えられた控え室で携帯を触っていたら祥子さんに声をかけられた。
「なに?キョーコちゃん?」
「ん。そう。しばらくは飯食いにはいけないってさ」
「そうなの?残念だわ」
本当に残念そうな顔をする祥子さんがおかしくて、また誘うからと言った。

でも、本当にメールの返事が敦賀と付き合うようになったっていう理由なら。
それはそれで俺はいいと思える。
そう思えるまで時間はかかったけど、この2年間あいつと以前みたいにたくさん話せるようになった。
兄弟みたいといわれるほど仲良くもなれた。
でも、それ以上にキョーコが俺を見てくれないことは知っている。
仲はよくなったけど、あいつは自分を俺に見せることはなかった。
でも・・・・・あいつの笑顔は・・・
2年前のあの日から・・・
見たことは・・・ない・・・。
あの男ならキョーコを笑わせてくれるだろうか。
キョーコを笑わせられるのが俺じゃないことは癪にさわるが、俺じゃダメなのは2年間で実証済みだし。
『そうか、また誘うわ。祥子さんが残念がってるから』
とだけメールを打って、控え室を後にした。


********


キョーコと偶然遭ったのはそれから1週間くらい経った頃のこと。
俺は生の歌番組の帰り。キョーコはこれからバラエティの収録があると言っていた。
「ショー。ごめんね。このあいだ」
「このあいだ?」
「食事のこと。祥子さんに謝っといて?」
「ん。わかった」
「ありがと。じゃあね」
そう言って歩き出すキョーコを俺は呼び止めた。
「なに?」
「いや・・・あの・・・おまえ・・・さ・・・」
「なによ。時間ないの。早く言ってよ」
「おまえ・・・あいつと・・・つきあってんのか?」
「え・・・・・」
ぴたっととまるキョーコの表情。

「・・・・ど・・・して・・・?」
「え・・・?」
「どうして・・・?そんなこと聞くの?」
「どうしてって・・・」
あれ?
なんだ・・・この違和感・・・
なんでそんな切羽詰ったような表情をする?

「噂になってたり・・・するの・・・?」
うわさ・・・・?おい・・・意味わかんねーよ・・・
「いや・・・違うけど・・・。俺がなんとなくそう思ったんだよ」
「・・・・・・そう・・・・・」
明らかにほっとした顔をする。
芸能人だしスキャンダルが怖いのはわかるけど、そんな顔することか?
「おい・・・キョーコ・・・?」
「ショー・・・」
「んあ?」
「お願いだから・・・他の人には言わないでね・・・もちろん祥子さんにも・・・」
真剣な顔でそう言われれば、俺は頷くしかなくて。
「ってことはやっぱり・・・おまえ・・・敦賀のやつと・・・」
「つきあってるわ」
「・・・そうか・・・・」
正直本人の口から聞くとキツイ。
でも、もう俺がどうこう言うこともできないから、せめて少しだけ強がってみる。

「あいつと喧嘩でもしたら俺のところに来いよ。笑ってやるから」

そんな俺の言葉に、キョーコは苦笑した。

「それはないわ」

はっきりとそう言ったキョーコ。
どうやら俺の入る隙間はないらしい。
「幸せか?今」
「そうね・・・。幸せすぎて・・・夢みたいだわ・・・」

泣きそうに微笑む。

ちゃんと・・・笑えよ。

おまえの笑顔が好きなんだ・・・・・・・











おまえが幸せだって言うから。
俺は諦めたのに。
おまえをあいつに渡す決心をしたのに。

「そういう・・・意味かよ・・・」

あいつを好きになって、あいつに愛されて・・・キョーコの心の傷がこのまま癒えていくんだとそう思っていた。
でも、キョーコの傷は癒えるどころかますます根をはっていた。
あいつの言葉なんか信じなければよかった。
あんなにも怖がってたのに。
いつもどこかで助けを求めていたのに。


「よお。敦賀さん」
「不破・・・・」

「あんた・・・あいつに何したよ?」

あんたならキョーコを俺よりも幸せにしてくれると思った。
あんな出来事からキョーコを救ってくれると信じていた。


キョーコ・・・
今・・・おまえは・・・何を考えている・・・・・?


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