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LOVE 11

2009/03/17 Tue 15:23

今日は夜勤なので昨日23時から今日12時まで寝まくったコマドです。

明日帰ってきてからupしようかな~とも思ったのですが、
明日夜勤明けなのに夕方から、某講演会に行ってこいとの不幸の手紙をいただきまして・・・。

うううううう。

というわけで(?)
LOVE 11upしていきます。

よろしければ、感想おまちしておりまっす!!!!!



LOVE 11


店を飛び出して、駅までの道をひたすら走った。
走って走って・・・足はだんだんと止まる。
冷たい夜風が当たって、顔が痛い。
いつの間にか流れ出る涙がさらに頬を冷やしていく。

もう敦賀さんには会わない。
会ってはいけない。
これ以上迷惑はかけられない。

「・・・・迷惑っていうか・・・もう嫌われたよね・・・」
いつも敦賀さんを頼って。
会いたいときに呼び出して・・・。
そして・・・言ってしまった、最低な言葉。

「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・敦賀さん・・・」
溢れるのは後悔ばかり。
でもきっとこの選択は正しかったんだってそう思える日が来るはずだ。
こんな気持ち私は持ってはいけないのだから。

再び歩き出そうとしたとき、突然腕を掴まれた。
もしかして・・・と思って振り返ると・・・
「ねえ、君ひとり?こんな時間にこんなくらい場所にいるの危ないよ~?送ってってあげよーかー?」
「って泣いてるの?どうした?俺たちが慰めてあげよっか?」
「おっ、君かわいいねえ。俺とつきあわない?」
「なんだよ。俺のほうがいいよねー?さあ、一緒に行こう」
明らかに酔っ払ってる軽そうな男が二人、絡んできた。
慌てて涙を指で拭き取った。
敦賀さんかと期待した自分が嫌になる。
「ちょっと、離してくださいっ」
「無理だよ。男の力にはかなわないって。声もかわいいね~。名前なんていうの?」
掴まれた腕が気持ち悪い。
今すぐ切り落としてしまいたい。
「いいかげんに・・・」
あまりのしつこさに怨キョを出そうとした瞬間、気持ち悪い腕の感覚が消えた。
え?と思っていると、私の身体は温かい何かに包まれていた。

「いてててて!!何だよ!!」
「おまえたちこそなんだ。勝手に人のものに触らないで貰おうか」
その声は、とても怖い声で。
でも、とても・・・安心できる声だった。
「つるがさ・・・」
名前を呼ぼうとした私の身体を、片腕でさらに強く抱きしめる。
きゅうっと胸が締め付けられるような感じがして、敦賀さんの胸辺りのシャツを握り締めた。


「最上さん。大丈夫?」
その声ではっとして、男たちの姿がいつの間にか消えているのを知った。
敦賀さんに声をかけられるまで、私はシャツを握り締めたまま顔を敦賀さんの胸に埋めたままだった。
「あ・・・大丈夫です。すみませんでした」
あわてて敦賀さんから離れようとした。離れようとしたけど・・・私はそのまま敦賀さんに抱きしめられてしまった。
「あの・・・?敦賀さん?」
そして聞こえた、「はーーーー」という大きなため息。
怒られるかと思ったのに、敦賀さんから出たのは「ごめんね」という言葉で・・・。
どうして敦賀さんが謝るのだろう?
謝らなければいけないのは私の方なのに・・・。
「遅くなってごめんね。怖い思いをさせてごめん・・・」
「・・・敦賀さん・・・が悪いわけじゃないじゃないですか・・・・。あの・・・ありがとう・・・ございました・・・」
離れなければいけないと思って、軽く胸を押した。
これ以上敦賀さんの優しさに甘えてしまってはいけない。
でも、敦賀さんの腕は緩むどころか、さらに力がこめられた。
「最上さん・・・」
「・・・・・はい?」

「好きだ」

「・・・・・・・・・・え・・・・?」

何を・・・言われたのか・・・理解できなかった・・・。
だから・・・敦賀さんの顔を見上げた。
暗い中でもわかる敦賀さんの瞳。

「ずっと・・・ずっと・・・君が好きだよ・・・」

冗談を言っているようには見えなかった。
でも、その言葉を私は受け入れてはいけない。
この人の中で、そんなことがあってはいけない。
たとえ気まぐれでも、私を好きなんてことあってはならない。

「何を・・・言ってるんですか?冗談でも言っていいことと悪いことがありますよ」
「本気だよ。君には以前から好きだって何度も言ってるよね?」
「はい。でも恋じゃありません」
「恋だよ。おれにはずっと。今まで一度も君に冗談で言ったことはないよ」
「違いますよ」
「冗談にしておきたいのは君のほうだろう?本当はずっと前から俺の気持ちには気づいてたくせに」
「・・・・・・・・・」
知りませんよ。あなたの気持ちなんて。気づいてたはずないじゃないですか。
だってあなたには私なんかより前からずっと好きな人いるでしょう?
私は手のかかる後輩です。
きっと敦賀さんは何か勘違いをしているだけ。
だから、いつか気づく。本当に好きなのは私じゃないって。
私だってわかってる。あなたを好きになってしまったら傷つくって。
だから気づかないようにしてた。
これは先輩から後輩への賛辞なんだって自分に言い聞かせた。
もう何年もそうしてきたのに、ナゼあなたは今それを壊そうとするんですか・・・?

「さっきは・・・ごめん」
「・・・・・・・」
「君のことが好きだから・・・不破との事、知りたかった。あいつに・・・嫉妬した」
「・・・・・・・」
「君をあいつにとられたくなかった・・・」
ぎゅうっと敦賀さんは私を抱きしめる。
絶対に逃さないとでも言うように。
敦賀さんの腕の中はとても暖かくて・・・私はまた泣きたくなった。
この人にまでいつかきっと嫌われる日がくる。


抱きしめたからだを少し離し、私の顔を敦賀さんが覗き込んできた。
怖いくらい真剣な瞳で・・・

「ねえ。最上さん・・・君の本当の気持ちを教えて欲しい」

わたしの・・・気持ち・・・?

「俺のこと、どう思ってる?」

敦賀さんのこと?
尊敬する先輩で・・・・面倒見のいいお兄さんで・・・誰にでも優しくて・・・・自分に、仕事にとても厳しくて・・・・・

「好き?嫌い?」


・・・・その聞き方はずるい。
そんなの答えはひとつしかないじゃない。

「好き・・・です・・・」
「不破とどっちが好き?」
「ショータローはただの幼馴染です。今はもう悪友みたいなものです」
「じゃあ、俺は?」
「・・・・・・・・・・・っ」

「最上さん?」

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「最上さん?」
「~~~~~~~っ!あなたやっぱりズルイ人ですね!!」
「うん。君を手に入れるためにはズルくでも何でもなるよ?もう、自分の気持ちから逃げないって決めたんだ」

自分の・・・気持ちから・・・・・・
わたし・・・・・、は・・・・
じゃあ・・・どうしたらいい?
真剣に向き合ってくれたこの人に・・・

「わ・・・わたし・・・・」
「うん」
「わたしも・・・・・好きです・・・・」
「うん。ありがとう」
敦賀さんは、また私をぎゅっとしてくれた。

あなたが真剣なら、私も真剣に答えます。
でも・・・・

「でも、私ではだめだと・・・少しでも思ったら・・・早く言ってください」
「そんなこと・・・」
「お願いします。そのときはすぐにでも振ってくださいね」
「最上さん・・・?」
「お願いします。敦賀さん・・・」
「・・・・・・・・」
ますます強く抱きしめる敦賀さんは、その日、私の言葉に答えてくれることはなかった・・・。

この夢がいつか覚めてしまうことはわかっているから。
お願い。
どうせ覚めてしまうなら・・・私が夢を現実だと勘違いするまえに・・・どうか・・・






まだまだ続く予感・・・・あれ???もう終わってる予定だったのに・・・
(いきあたりばったりの女、コマド・・・)
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