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St,ホワイト

2009/03/12 Thu 19:04

風邪引きました・・・。昨日仕事しててくしゃみ・鼻汁が止まらず・・・。
今日は喉も痛い。
・・・今日が休みで本当によかった!!!
いつも飲むパ○ロン飲んでます。おかげで眠い眠い(ρ_-)
あしたから2日仕事・・・orzマスクが手離せません・・・。

さて、ホワイトデーのお話です。
なんとなく(?)バレンタインのお話と繋がっておりますので、よろしければ先にSt,バレンタインからどうぞ。



St,ホワイト


「ホワイトデーには俺の欲しいものがもらえると嬉しいんだけど」

今年のバレンタイン。
何も準備してなかったキョーコは敦賀蓮から逆チョコを貰ってしまった。
それはとてもかわいいガラスの入れ物に入ったチョコレートで。
中のチョコレートはとてもおいしかった。
キョーコは食べるのがもったいと思ったが、食べないと蓮に失礼だとも思い食べてしまった。

さて。
バレンタインチョコを受け取るにあたって提示された冒頭の言葉。

はっきり言ってわからない。
トップ俳優・敦賀蓮の欲しいもの。
敦賀蓮なら望めば何だって手に入りそうだ。
ホワイトデーまであと3日と迫っている。
蓮の欲しいものをここ1ヶ月ずっと考えていたものの、見当がつかない。
ここは・・・ひとつ聞き込みよね!とキョーコは思い、聞き込みを開始した。

「ねえ、モー子さん。敦賀さんの欲しいものってなんだと思う?」
「はあ?なんでそんなこと聞いてるのよ」
まずは親友。今日はラブミー部の繋ぎを2人仲良く着て、ラブミー部の活動中。
頼まれた会議の書類をホッチキスでまとめている。
「う・・・うん。私バレンタインに敦賀さんから逆チョコ貰っちゃったでしょ?」
「貰っちゃったって・・・初めて聞いたわよ。そんなこと」
「あ、そか。モー子さんちょうど地方にロケに行ってたもんね」
「でもあんた逆って・・・あんたから敦賀さんにチョコあげなかったの?」
「だって敦賀さんあんなにいっぱいチョコを貰うのよ?私のなんかあげてもきっと迷惑なだけよ」
「あんたね・・・・・(なんて命知らずな・・・)」
「でね?何をお返しにあげたら言いと思う?」
「何をお返しって・・・決まってるじゃない」
「え?何?」
手元の作業をやめ、身を乗り出して聞くキョーコ。
「だから、あ・・・・・・」
「?モー子さん?」
急に止まった親友を不思議に思うキョーコ。
「あ・・・って何?」
何かを思い立ったのか、奏江はコホンと咳をしたあと、姿勢を正す。
「モー子さん??」
「あのね?キョーコ。敦賀さんは何て言ったの?」
「ホワイトデーには俺の欲しいものがもらえると嬉しいんだけどって。その欲しいものが分からないから聞き込みしてるのよ!」
「聞き込み・・・。きっと誰も答えてくれないと思うけど?」
「どうして?」
「ちゃんと自分で敦賀さんのことを思い浮かべながら考えなさいってことよ」
「あの・・・考えて分からなかったんだけど・・・」
「んもー!いいからちゃっちゃと手を動かしなさい!!終わんないでしょ!!」
「はっ・・・はーい!」
結局作業に追われ、奏江にそれ以上聞くことができなかったキョーコ。
まとめた書類を会議室に届け、ラブミー部に戻る廊下を歩いていた。
奏江は書類をまとめた後、用事があるからとさっさと帰ってしまった。

「おねえさま~vv」
後ろからかわいらしい声が聞こえた。
「マリアちゃん!!」
キョーコは振り返り、走ってくるマリアを膝を突いて抱きしめた。
「お久しぶり!マリアちゃん!元気だった?」
「ええ!おねえさまは?元気でした?」
「もちろんよ!」
にこにこふわふわのマリアの笑顔。キョーコは幸せな気持ちになった。
「あ、そうだ。マリアちゃん」
「なあに?おねえさま」
「マリアちゃんは知ってる?敦賀さんの欲しいもの」
「蓮様の?ん~、どうして?」
「えっと・・・」
マリアに蓮から逆チョコを貰ったことを言ってもいいのかためらわれた。マリアが蓮のことを本当に好きなことをキョーコは知っているから。
マリアを傷つけてはいけない、そう思った。
「蓮様に直接聞いてみたら?」
「う・・・うん。そうね」
それができないから聞いて回ってるんだけど・・・とは言えないキョーコ。
マリアと少し話をして、別れた。

もし・・・マリアちゃんなら敦賀さんにどんなものをあげるのだろう・・・。
好きな男の人にプレゼントなんて、私どうしたらいいか・・・・・。
そこまで思って、キョーコははたっと思考を停める。

好きな男の人って・・・ナニ?
今、自分が何を考えていたのかキョーコは混乱した。
別に自分は蓮のことは尊敬する先輩としか思っていないはずだ。
蓮も自分に本当に欲しいものなんか望んではいないはずなのに。

『俺は最上キョーコとして、ひとりの女の子として好きなんだよ。だから、それを受け取ってほしかったんだ』

!?
なぜか突然蓮の言葉を思い出してしまった。
そのことに、キョーコの頭はさらに混乱する。

え・・・えと・・・あれ・・・・?あれは後輩としてってことよね・・・?
だって・・・私のこと好きなんてそんなことあるはずない・・・
そこまで考えたところで、浮かぶのは蓮の顔ばかりで。

『これは俺の気持ち。君が好きだってこと』
『言ったよ。君が好きだって』

1ヶ月前の蓮の言葉と顔が次々と思い出される。

後輩と・・・して・・・好き・・・・?
あれ?・・・・なんかおかしい・・・?どうして・・・?
どうして私はあの時、そう解釈してしまったの?とキョーコは当時の自分を疑問に思った。
でも、『好き』というある意味で曖昧な言葉を、恋人とか片思いの異性使うような『好き』とは考えたくない思いもキョーコの中にはあって。

だって相手は敦賀蓮よ!?
私なんか相手にするわけないわ!!敦賀さんにはきっとものすごい美女が・・・
そう思ったとき、「あれ?キョーコちゃん?」とよく知っている、今のキョーコにとって希望の光とも言える声が後ろから響いた。
「や・・・っ社さああああああんんん!!!」
「へ!?」
あまりのキョーコの迫力に思わず一歩後ずさる社。
「きょ・・・キョーコちゃん?どうした・・・の?」
「あのっ社さん!!今お時間ありますか!?」
「時間?ど・・・どうして?」
「あのっ私、できれば社さんと二人っきりでお話したいんです!!!」
「え・・・・・・・っひい!!」
キョーコが言った後、なぜか社が真っ青に顔色を変えた。
そして、急にガタガタと身体を震わせはじめた。
「?社さん?」
一体社に何が起こったのかわからず、キョーコは困惑しながら社をおろおろと見つめる。
「キョ・・・・キョキョキョ・・・・キョーコちゃん?」
「はい?」
「そっ・・・それは俺と二人じゃないとダメな話・・・なの?」
「できれば・・・」
「れっれれれれれ蓮も一緒じゃだめ?」
「敦賀さんはダメです!!」
「ひいいいいいいいいいい!!!」
ますます顔色を悪くして身体を震わせる社。
何か悪い病気にでもなったんじゃあ・・・とキョーコが心配する中、社の恐れるもの・・・もとい敦賀蓮が社の後方から歩いてきた。
「あ、敦賀さん。こんにちは」
「最上さん。こんにちは。今日はここで仕事?」
「はい。もう終わりましたけど」
何事もなかったように話し始める蓮とキョーコ。そしてまだ顔色の悪いままの社。
「社さん?どうしたんですか?具合が悪いんですか?」
キョーコは社が心配になり、声をかける。
蓮が忙しい=社も当然忙しい。顔色も悪い。疲れがたまって悪い病気にでもなったのではないか・・・と。
「いや・・・あの・・・」
「社さん。風邪じゃないですか?今日はもう帰ってゆっくりと休んでください」
「いや・・・あ・・・」
「ところで最上さん。社さんに何か用でもあったの?」
社に何も言わせず、蓮はキョーコに真意を求める。
そう。ちゃっかりキョーコと社の会話を聞いていたのだ。
「用・・・っていうか・・・・。いえ。何でもありません・・・」
敦賀さんが欲しいものを社さんに聞こうと思ってたんです、なんて蓮本人に言えるはずはなく、この場は諦めようとした。
諦めようとしたのに・・・
「社さんは具合いが悪いから聞けないけど、俺なら聞けるよ?このあと仕事ないし」
「・・・・・・いえ・・・・」
「最上さん?」
「っ!!(ひいいいいいい!!!!何!?今このタイミングでなぜ!?)」
そこにはやっぱり似非紳士。
1ヶ月前と同様御降臨されていた。
「言ってごらん?」
「・・・・・・・っ(脅迫にしか聞こえない・・・っ)」
にっこり笑顔で迫られれば、キョーコにNOの選択肢はない。

「・・・・・・・っあの・・・・・・敦賀さんの・・・」
「うん?」
「つっ・・・敦賀さんの・・・・・」
「俺の・・・なに?」
「・・・・・ホワイトデーの・・・・っ」
「え?」
縮こまりながら精一杯答えるキョーコに、蓮はきょとんとした。
そして、何かを思いついたのか、蓮は社に視線を向けた。
「社さん。俺、ここで失礼します。今日はゆっくり休んでください」
「え?あ・・・ああ・・・」
「さ、最上さん。行くよ?」
「え?」
むずっと蓮はキョーコの手を握る。そしてそのままキョーコを引っ張って廊下を歩いていく。
「え?あの・・・敦賀さん?」
「ん?」
「どこにいくんですか?私・・・」
「お返しをくれるんでしょ?」
「でも、私・・・っ」
「俺ホワイトデーは仕事で詰まっててね。だから今日貰ってもいい?」
貰ってもいい?なんていわれても、キョーコは蓮が欲しいものどころかあげられるものなんか何もない。
「私、何も準備してません!だから今日は何も・・・」
「俺、言ったよね?一番欲しいものを頂戴って」
「たしかにそうおっしゃられましたので、私ずっと考えていたのですが、全くわからなくて・・・」
「ふうん。考えてくれたの?俺のこと」
「は・・・はあ・・・」
向かう場所はおそらく蓮の車が停めてある駐車場。ここは事務所で当然人目もある。敦賀蓮が手をつないでいるのは目立ちすぎる。
「あ・・・あの・・・敦賀さん。手を離していただけませんか?」
「いや?」
「いや・・・というわけではなくですね・・・皆さんに誤解を与えてしまいますよ?」
「俺は誤解とは思わないけど」
「え・・・?」
それは、どういう意味ですか・・・と聞こうとしたとき駐車場に着いた。やっと手を離されたと思ったら今度は助手席に乗せられ、蓮も運転席に乗り込んだ。
そして、なぜかまた手を握られる。
もうキョーコはわけがわからない。どうして今時分は蓮の車に乗っているのか、どうしてまだ手をつないだままなのか・・・・。

『これは俺の気持ち。君が好きだってこと』
『言ったよ。君が好きだって』

「!!!!(なななななんで今出てきた!?)」
蓮に言われた言葉を思い出してしまい、急にドキドキと心臓が早くなった。
「最上さん?どうしたの?」
「ひぇ?なっなんでも・・・っ」
じっと見つめてくる蓮に、キョーコは真っ赤になり蓮から目をそらした。
「・・・最上さん」
「なっなんでもありませんよっ」
「・・・なんでもないならこっち見て?」
「・・・・・・・っ・・・・」
「最上さん?」
こんな狭い中で蓮に見つめられて真っ赤にならない女の子なんていないはずはない。
キョーコも例にもれず、ますます顔を赤くする。
「その顔は・・・俺の欲しいものがわかったってことかな?」
にっこりと笑顔で迫られる。
「いいえ!!全然!!これっぽっちもわかりません!!!」
この状況を打破すべく、キョーコは大げさなほど首を横に振った。
「ふうん?これっぽっちも?でも1ヶ月間俺のこと考えててくれたんでしょ?」
「・・・・・・・・っ」
「俺が言った言葉覚えてる?」
「ふぇ?」
「君のことが好きだよ。後輩としてではなく、ね?」
「・・・・っ」
「ホワイトデーにはまだ早いけど、その返事が欲しいな」

その好きはどういう意味?後輩としてではなくって・・・・?キョーコは頭の中がぐちゃぐちゃになるような気がした。
「だって・・・敦賀さん・・・私なんか・・・」
「君がいいんだ」
「もっと綺麗な女の人・・・」
「君以上に綺麗な人はいないよ?」
「でも・・・っ」
「君が好きだ」
まっすぐに見つめられてそう言われれば、キョーコは蓮の言葉を疑うことはできない。
「返事は?今日はホワイトデーだよ?俺の気持ちへの返事をください」

敦賀さんが私を好き・・・?信じてもいいの・・・?
まだ恋に恐れる気持ちもある。でも、キョーコは蓮の気持ちも言葉も信じられるような気がした。
だから、自分の気持ちに正直になろうと決心する。
まずはこれが第一歩。

「あ・・・あの・・・・お返し・・・敦賀さんの好きなもの・・・作らせて貰っていいですか・・・?」
「それは今日これからの君の時間を俺にくれるってこと?」
「・・・・だめ・・・ですか?」
「だめなんかじゃないよ。ありがたくいただきます」
蓮はキョーコの手を一度ぎゅっと握ってから手を離し、車のエンジンをかけた。
「あの・・・っ・・・敦賀さん・・・」
「ん?」
「私も・・・好きです」
「うん。ありがとう」
これ以上ないくらいの笑顔の蓮に、キョーコの心もあったかくなった。

さあ、ホワイトデーは気持ちを相手に返して二人で歩み始める日。
これから新しい二人の物語が始まる――――。




長くなった上にやっぱり起承転結使いこなせない。はあ・・・orz
短編 | コメント(6) | トラックバック(0)
コメント
すてきですぅ~♪ ///▽///

もう ぐるぐる 悩んでるキョコたんが
かわいくっていとおしい!! *^-^*

らぶらぶーな 甘いお話
堪能しました!ありがとうございました!
^-^
Re: タイトルなし
ことりん様

> すてきですぅ~♪ ///▽///

喜んでいただけてよかったです。
削りたくても削れなくて、無駄に長くなったので、「なげえよ」と思われないかな~と内心ドキドキしながらUPしてみました^^


こういう蓮さんもいいですね。余談ですが、今駅で電車待ちしていて、“新快速湖西レジャー号敦賀行き”というアナウンスが聞こえて、思わず吹き出してしまいました。行き先が同じだったので、勿論乗りましたよ(笑)
Re: タイトルなし
ナツ様

着きましたか?敦賀氏のもとへ!!!
しかも快速で!!いいですなあ(笑)
ところで、敦賀ってどのへんっすか?
すんません。私、日本地図さっぱりです。九州・沖縄・北海道・青森・大阪以外の県がどこにあるのかわかりません!!!アホで、ホンマすんませんorz
“敦賀”は福井県の辺りですよ。若狭湾の支湾として敦賀湾があり、昔、軍の歩兵部隊の敦賀連隊という物が存在していたらしいですよ。
Re: タイトルなし
> “敦賀”は福井県の辺りですよ。若狭湾の支湾として敦賀湾があり、昔、軍の歩兵部隊の敦賀連隊という物が存在していたらしいですよ。

ナツ様

ご丁寧にありがとうございますvv
・・・福井県・・・orz
今度地図見てみます・・・(情けない・・・)

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