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LOVE 9

2009/03/09 Mon 19:33

今日は書き込み3回目~☆

私の創作は今回だけですけど゜+。(*′∇`)。+゜


では、LOVE 9です!!



LOVE 9



チリンチリン。

「おや。キョーコちゃん。こんばんは」
「マスターこんばんは。いつもの席空いてます?」
「うん、空いてるよ。敦賀くんは後から?」
「はい」

ここには一人で来るか敦賀さんとしか来ないから。
敦賀さんに危ないって言われてからは一人で来ることはなくなったけれど。
「キョーコちゃん、何飲む?いつものかい?」
「んー・・・いえ、今日は・・・グレープフルーツジュースを」
「はい。かしこまりました。席についてお待ちください」
「はい」
マスターは30代後半の男性で、黒縁のめがねが似合うやさしいお兄さんだ。
こんなお兄さんがもしも自分にいたら自慢できるのに、とも思う。
「でも・・・それならやっぱり敦賀さんがいいなあ・・・」
私は彼にとってきっと妹のようなものだから、どうせお兄さんにするなら敦賀さんが良い。
・・・こんな手のかかる妹なんか要らないって言われそうだけど。

いつもの席・・・他の席から見えなくなっているこの席は、敦賀さんと私の定番席。
私だけのときはどこだっていいんだけど、当然のことながら敦賀さんは目立つから。
かっこいい人だもんなあ・・・。
今も敦賀さんは抱かれたい男ナンバー1を取り続けている。
25歳の敦賀さんは出会った頃よりもずっとずっとステキになったと思う。
色気が増した・・・というか・・・
ただ、いぢめで私に時々凄みの増した夜の帝王を拝ませていただけるのは、本当に遠慮させてほしいものだが。
あの色気・・・というか艶というか・・・どうしたら身につくものなのか・・・

・・・やっぱり・・・恋愛・・・かな・・・

モー子さんも社さんに恋をしてとても綺麗になった。
なら・・・敦賀さんも・・・?

私には・・・無理なことだわ・・・
色気は諦めよう・・・もしかしたら年をとるにつれて付いていくかもしれないし・・・

将来、敦賀さんの奥さんになる人ってどんな女性なんだろう?
きっとすごく美人でスタイルがよくてなんでもできる、まさにパーフェクトな女性なんだろうなあ。
私が知らないだけでこの5年の間にも誰か付き合った人がいるだろうし。
やっぱりそういう女性だったのかな・・・

「―――――・・・って」
「へぇい?」
別のところに入り込んでいた私の耳に、何か聞こえたような気がして顔をあげると・・・
「!!!!敦賀さ!!」
「・・・何か考え事?」
「っ!!いいえ!!敦賀さんの彼女のことなんて!!」
「彼女?」
「かっ彼女!?」
「いや・・・今君が・・・」
「私そんなこと・・・・・・っ!はっ!?言いました!?私!?」
「うん」
「わっわわわわ忘れてください!何でもないんです!!」
何でよけいなことまで言っちゃうのよこの口は!!
「お疲れさまでした!!何を召し上がりますか!!?」
「ん。マスターに頼んできたよ。ごめんね。俺から呼び出しておいて遅れるなんて」
「いいえ!敦賀さんが忙しいのは分かってますし、そんなに遅れてませんよ?」
「ん。でもごめんね」
何度も謝りながら敦賀さんは私の向かいの席に座る。
後輩相手にそんなに謝らなくていいのに。どんなときでも紳士だ。

「はい。敦賀くん」
マスターが敦賀さんが頼んだ飲み物を持ってきた。
「敦賀さん。それ・・・お酒ですか?」
「ううん。これはウーロン茶。今日は車で来たからね。君は?今日は飲まないの?」
「はい。私はなんとなく・・・ですけど」

「・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」

なぜかその後話が続かなくて。
ど・・・どうしたんだろう・・・。
無意識に敦賀さんから視線をずらしてしまう。
なんとなく空気が重く感じられて・・・
ピリピリとした・・・昔もよく感じたこの波動。

間違いなく敦賀さんが怒っている!!!
今ここには私と敦賀さんしかいない!!
ってことはやはり怒りの原因は私!!一体何をしたの!?
見に覚えがない分怖くてたまらない!!

は!!そうよ!!キョーコ!!
ここは潔く謝ったほうが!!原因が何なのかは分からないけど、私に聞きたいこと=私がしでかしたことを直接私の口から聞きたいってことだったのよ!!
最上キョーコ、大人の女として清水の舞台から・・・
「最上さん」
「はえ?・・・・・・!!!すみません!!なんでございましょう!?」
ついどこかに行ってしまう自分の思考回路が恨めしい!!
ばっと顔をあげて敦賀さんの顔を見た。
そこには――――――・・・


怖いくらい真剣に私を見つめる敦賀さんがいた――――・・・


「最上さん」
「・・・・はい」
その瞳から目をそらすなんてできなくて・・・


「単刀直入に聞く」
「・・・・・はい・・・」

ごくん・・・と唾を飲み込んだ。
ドクドクと鼓動が速まるのがわかる。


「今、不破尚と君はどういう関係なんだ?」


「・・・・・え・・・?」


不破尚・・・って間違いなくショータローのこと・・・よね?
関係って・・・・
「・・・・・幼馴染・・・ですけど・・・?」

「いつから?」
「いつからって・・・」
敦賀さんが意図していることがわからない。
何を聞きたいのだろう?

「復讐は?」
「ふくしゅう・・・。ああ・・・今はもう考えてませんよ」
「どうして?」
「どうしてって・・・敦賀さんも復讐のこと反対してたじゃないですか。どうしたんですか?急に」
敦賀さんの瞳が怖くてたまらない。
なのに目がそらせない。
どくんどくんどくんどくん
本能が警告する。それ以上は何も聞くな、と―――・・・

「どうして不破への復讐心が消えた?そのとき何があった?」

そのとき―――――――・・・?
敦賀さん・・・顔・・・怖い・・・
どうして・・・怒ってるの?
私・・・何か・・・した・・・?


『―――――キョーコ・・・』
冷たい瞳。
冷えた空気・・・。
私を嫌なものでも見るような瞳―――――・・・


「あ・・・・・・」
自分でも身体が震えていることがわかる。
自分で自分の身体を抱きしめる。

「最上さん?」

思い出したくない。
あのときのことは思い出したくない!!

「最上さん?どうした?」
敦賀さんの両手が私の肩に触れた。
ダメだ!!ここから逃げなければ!!
「何でもありませんよ。それより私・・・寄るところがあったのでこれで失礼します」
「最上さん!」
敦賀さんは腕を離してくれない。それどころか、私を掴む腕の力はますます強くなる。

「何ですか?どうしてそんなこと知りたいんですか?復讐はやめたって言ってるんだからそれでいいじゃないですか!それなのにどうしてそんなに怒るんですか!!」
「俺は・・・っ」
「私、敦賀さんのことは尊敬してます。信頼だってしてます。でもあなたにプライベートの全てを話す気はないんです!」
「―――っ」

敦賀さんの顔がゆがむ。サイテーなことを、いつも私のことを気にかけてくれている敦賀さんにひどいことを言った自覚もある。
でも、この人には知られたくない!
知られるくらいなら私はこの人に嫌われるほうがマシだ!

「すみません。失礼します」
無理やり敦賀さんの腕から離れ、お金を置いてその場を後にする。

ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
私を見限ってください。
あなたの中から抹消してください。





あの・・・なんか・・・すみませんorz

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