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ヒカリ 2

2012/06/14 Thu 20:04

おおおおおおおおおおおおおお久しぶりです((((゚Д゚;)

いや、自分でもこの停滞さにびっくりです。
カウンター見て、こんな停滞ブログに毎日来てくださってる方がいらっしゃってびっくりです。
もう、本当にありがたい・・・(涙)

皆様、元気でいらっしゃっているでしょうか。

私、完全読み手に回っておりました。すみません。
あと、リアルがマジで忙しくて・・・。

仕事とか仕事とか仕事とか!!!
あー、やっと休みだーとか思ったとたん風邪引くし。
もう、それの繰り返しな3・4・5月でございましたよ。そして今は仕事や身内のことで疲れ果てておりますorz

そんな中、昨日拍手コメントを頂きまして、あー・・・ありがたいなあ・・・と本当に嬉しくてですね。
書きかけのものにちょっとずつ手を加えてナントカUPするまでになりました。
お返事はまた後日必ずいたします。

1話からだいぶ空いてしまいましたが、『ヒカリ』第2話です。
よろしくお願いします。






気づいたのはグレイトフルパーティーの時だった。



ヒカリ 2



12月24日、毎年恒例のハッピーグレイトフルパーティーはお祭り大好き人間の社長も加わって年々すごいものになっていった。
最上さんの美味しい料理も手伝って、このパーティーは業界の中でも有名になっていて、そこに招待されることは芸能人のステイタスのひとつとも言える状態までに。

なんとしてもこのパーティーに出席するために、この日の仕事の予定は一年以上前から組まれている。
12月24日はマリアちゃんの誕生日。そしてその後に続く12月25日の最上さんの誕生日。
このパーティーが開かれるようになってから、なんとか彼女の誕生日に一番におめでとうを言えることができている。
今年もその座を譲りたくなくて、急いで仕事を終わらせてきた。
いつだって輝かしいほどの笑顔で迎えてくれる彼女に逢いたかった。
今年、20歳を迎える彼女。
彼女にとって今までよりもさらに特別な日にしたくて、誕生日プレゼントも悩みに悩んで選んできた。

毎年のごとく、派手な出迎えを受けて入場すると同時に、最上さんの姿を探した。
俺の最上キョーコレーダー(社さん命名)は鋭さを増している様子(自覚あり)で、その姿をすぐに見つけることができた。
彼女が着ている淡いグリーンの膝丈のドレスは、彼女の清楚さを引き出していて、それがさらに他の男の目を引き寄せる。
いっそ自分の腕の中に閉じ込めて、誰の目にも触れさせないようにしたい。
・・・なんて思ってることを社さんに知られたら「そんなこと思う前にまず告白をしろ!」と怒られることだろう。

「キョーコちゃんも蓮のこと、少なからず想ってると思うんだけどなあ?」
社さんが時々ポロっと口にする言葉。
そんなこと言って浮かれさせて違ったらどう責任とってくれるんですか?ってそのときは口にするけど、俺も内心・・・そう思うことが時々ある。

この年月の中で、少しずつ短くなったと感じる距離。
メールや電話でお互いの近況を話すことも多くなった。
俺が食事に誘うと、以前は恐縮してばかりだった彼女も、仕事で都合がつかないとき以外は付き合ってくれるようになった。
俺以外の男の家に行ったりしちゃだめだよって、男心を込めて彼女に伝えると「敦賀さんみたいに食事を疎かにするひとはいませんよ」って相変わらず歪曲した答えは返ってくるけれど、それでも他の男よりも数歩は前を歩けてるんじゃないだろうか。

現役ラブミー部の彼女は、愛や恋という単語にとても敏感で鈍感だ。
自分に振りかかる恋愛ごとは、持てる歪曲思考をことごとく発揮して排除する。
俺の気持ちを気づいてくれているとは微塵も思わないし、もしも彼女自身の中に小さな恋心があったとしてもそれすら排除するのだろう。
恋なんてしない。
自分は恋なんて馬鹿なことはしないと自分に言い聞かせて。

でも、このままでいいはずはないんだ。

どんどん綺麗になっていく彼女。
周りの人に愛されて、いつしか愛を取り戻す。
その最前に俺は居たい。
彼女の一番近くにいる男は俺でありたい。

だから、彼女が20歳になったら俺の気持ちを伝えようと思った。

今年も彼女のいつもと変わらない笑顔に逢えると思っていたのに・・・。
笑顔の向こうに感じる違和感。
確かに笑っているのに。
「敦賀さん」って呼んでくれる声は同じなのに。

違う。

俺の直感がそう告げた。

一度そう思ってしまうと不安が押し寄せてきて、彼女を観察する力が強くなる。

いつもよりも顔色が悪い。
笑顔なのに、笑顔じゃない。
顔の筋肉だけで笑っている。

「じゃあ、私はまだ仕度がありますのでこれで」
離れていこうとする彼女の腕を掴んで引き寄せると、顔色の悪さを更に近くで感じることができた。

「最上さん、顔色が悪いけど・・・具合が悪いんじゃない?」
そう言うと、彼女ははっとしたように慌てだした。

「だ、大丈夫です!具合なんて悪くありません!元気だけがとりえですから!私のことなんて気にせず楽しんでください!あ、ほら!マリアちゃんがあそこにいますよ!どうぞ祝ってあげてくださいね!」

マリアちゃんのところに押されるように連れて行かれる。

『私のことなんて』
君はそう言うけど、そうじゃないよ。
君だから気になるんだ。
心配するんだ。

彼女に送り出された俺に、いつものようにマリアちゃんが抱きついてきた。
少しだけお姉さんになったマリアちゃんにおめでとうを言って、マリアちゃんに似合いそうなオレンジの花束をプレゼントすると、本当に嬉しそうに笑ってくれた。

「ありがとうございます、蓮さま」

マリアちゃんのこの笑顔は、もともとあの子が引き出したもの。
自分の誕生日が嫌いだったこの子に、今日が特別であることを教えてくれた。
喜んでいい日なんだって、そう教えてくれた。

「蓮さま、この綺麗な花束、お姉さまにも見せてきますわ!」
「うん。行ってらっしゃい」
「はい!」

花束を持って「お姉さま!」って最上さんのところに走っていくマリアちゃんを、彼女も嬉しそうに迎えていた。

笑顔で話す二人に、周りの誰もがほほえましそうに眺める。
でも、やっぱり違うんだ。

何があった?
何に対して苦しんでいる?
俺に出来ることはない?

先輩としてでもいい、どんな立場でもいいから俺を頼って欲しい。

そんな願いもこめて、彼女のそばに立つ。

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5

4

3

2

1

「最上さん、誕生日おめでとう」
「HAPPY BIRTHDAY!キョーコ!!」

俺と会場の全招待客の声がほぼ重なったとき。

最大限の笑顔の君がそこにいた。



そして





『最上キョーコ』がいなくなった。



つづく





ちょっと短いけど、リハビリってことで。
短く早く更新できたらいいなあ。
まとめれないから、短くは無理か←




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