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これから、ここから 4

2011/07/21 Thu 00:19


夏、満喫してますかーーー?

私は大好きなアーティストさんと2日間も逢えて、いっぱいハグして、写真撮って。

毎日それ見てうっとりしてますv

まるで恋人のように見えるその写真はスマートな私のフォーンの待ち浮けとなっております(うっとりvvv)

早くまた会いたい!

早く来い!来月!!!!!


私の恋心は膨らむばかりでございます。



さあ、第4話です。

つづきより、どうぞ!!!







彼氏いない歴=年齢のワタクシ、最上キョーコ20歳。
突然ですが婚約者ができました。



これから、ここから 4



・・・・・・・・やっぱり・・・この状況は異常だ。
異常すぎる。

「なに?キョーコ。俺の顔何かついてる?」
「!!いえ!ナンデモアリマセン!!」
「キョーコにならいくら見られても嬉しいんだけどね?」
「・・・・・・・・・・っ」

もう、どう反応していいかわからない。
全身が痒くなるというか、砂を吐くというか・・・そんなセリフを平然と告げてくれるのは私の・・・その・・・婚約者様。
朝から熱烈な口付けをされて、ぎゅっとされて・・・。
現在は同じ仕事場であるスタジオに行くべく、彼の運転する車の助手席に乗っているという状況。
そんな彼に愛の告白というか、プロポーズをされたのは昨夜。
しかもそれまで私たちはただの先輩と後輩という関係だった。
昨日の今日で、婚約者・・・なんて・・・。

「やっぱり・・・異常だ・・・」
「ん?」
「っいえ!今日もよろしくお願いします!!」
「うん。こちらこそ、よろしくね?」
ちらりと私を見て彼は甘い笑顔を見せた。
きっとこんな笑顔を見れるのは、今は私だけだ。
うん、きっと・・・。



「キョーコ、今日は何時に仕事終わる予定?」

現場の駐車場に車を停めると、今まで運転していた敦賀さんが私を見た。

「えっと・・・、この仕事の後に雑誌の撮影があるので・・・21時くらいには終わるかと・・・」
「じゃあ、ちょっと遅い夕食を一緒にしよう?」
「敦賀さんがちゃんと食事をしてくださるのなら喜んで!敦賀さんは何が・・・、・・・・」

何が食べたいですか?と聞こうとしたら、私の両手が暖かいもので包まれた。
その手は自然な流れのように敦賀さんの口につけられた。

左指に、ちゅ、と。

「え・・・あ・・・、え・・・?」

あまりに突然で、そして絵になって・・・。
一気に体中が熱くなった。
きっと私は真っ赤になっているに違いない。

「ふ・・・可愛い顔」
「!!!な!」
「そんな顔してると、今すぐ食べてしまいたくなるよ?」
「た、食べ・・・!???」

わ、私は食べ物じゃないんですけど!

「だからそんな顔を他の男には見せないでね?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」

もう、昨日からこの人はわけのわからないことばかり・・・。
私に突然プロポーズしたり、キスしたり、こんなこと言ったり・・・。
私が素うどん並みの顔だってことは、私が一番わかってるんですけど!?
彼に何か言いいたいけど、それは言葉にならなくて口をはくはくさせるだけだった。

「わからないって顔してるけど、俺は本当のことしか言わないから。気をつけて?」
「・・・・・・・」

えっと・・・これはどう反応したらいいんですかね?
はい、って言ってもおかしいし、そんなばかなって言っても、なんか違うような気がするし・・・。

「ね?」

ねって、そんな艶めかしい目で言われても・・・その・・・あの・・・。

「は、はい」
としか答えようがございませんよね??

「ありがとう」
そして今度は頬にちゅっと口付けられた。
「!!!!」

「本当は唇にしたいんだけどね?今それをやってしまったら止まらなくなりそうだから、今はここで我慢。ね?」

「ねって・・・!」

もうもうもう!!!!!!
なんだってこの人はこうなんだろう!?

「それとも、ココに、してほしかった?」

すっと唇を撫でられた。

「!!」

ぼぼぼぼぼ、と更に身体が熱くなるのがわかる。
きっと顔から火が出るとはこのことね!!!
慌てて、ぶぶぶぶぶと顔を横に振った。
それはもう、首が吹っ飛んでしまうんじゃないかって程勢いよく!!

「ぷっ。そんな勢いよく否定されても傷つくけどね?まあ、夜までとっておくよ。仕事上がりのデザートとしてね?」

頬をさらっと撫でられて、もう一度頬にキスをされる。
どんな仕草もスマートで・・・。
いっそこれを傍から見たら眼福ものなのに・・・って思ってしまう。

あ・・・でも、それってつまり敦賀さんが私以外の他の女性とってことよね?
それも嫌なような・・・。

「じゃ、キョーコ。また後で、スタジオで」
「・・・はい」

優しい、まるで宝物を見るような瞳で敦賀さんが私を見た。
なんだかとても居た堪れないような、嬉しいような・・・なんだかよくわからない気持ちでいっぱいになった。



***



「・・・・・・・・・は?」
「は?ってなんですか?社さん」
「いや、すまん。なんだかすごいことを聞いたような気がしてな?」
「・・・すごいことを言ったと思ってますよ?」
「・・・・・・・・・・・・・・」

担当俳優の敦賀蓮からたった今すごいことを告げられたような気がするんだ。
いや、本人もそれを肯定したから、やっぱり俺の思い違いではなかったんだろうけど。
・・・・・・・でも、まさか・・・そんなこと・・・。

「今日って・・・エイプリルフールでは・・・ないよな?」
「そうですね。4月1日ではないですね」
「マネージャーの俺をドッキリに掛けようってわけでもないよな?」
「そんなことしてどうなるんですか」
「そ、そうだよな・・・。そんなことしてもメリットなんかどこにもないよな・・・」

って!
そんなことはどうでもいいんだ!しっかりしろ!俺!
しっかりするんだ!社倖一!!!

「・・・蓮くん・・・」
「くんって・・・気持ち悪いですよ」
「いや、あのな?申し訳ないが、もう一度だけ言ってくれないか?今度はちゃんと記憶に留めるから・・・」
「記憶って・・・大袈裟ですね・・・。だから、最上さんと結婚するって言ったんです」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

モガミサントケッコンスルッテイッタンデス

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

モガミサントケッコンスルッテイッタンデス

「・・・・・・・・・・・ええっと・・・」

・・・これは・・・どうしたらいいんだ?

蓮が俺を騙したところで何の意味もないし・・・。
第一、蓮はそんなことをするヤツではないし・・・。
大体、付き合ってもいないのに、それを飛び越えて結婚するっていうのもおかしくないか?
・・・・・・・・・・・もしかして俺が知らないうちに、蓮とキョーコちゃんがつきあっていたとか?
いやいやいや、それは100%ナイ!!
それは俺が断言できる!
じゃあ、どういうことだ!?

一体どういう意図で言われた言葉なんだ!?

「・・・・・・・・・・・ブライダルか何か仕事入っていたっけ・・・?」
「・・・入っていたとして、それを社さんが知らないわけないじゃないですか」
「・・・・・・・・ごもっとも・・・」
「でしょう?」

えっと、えっと・・・・・・・・・・・じゃあ・・・・

「え・・・?本当に・・・?」
「だから、本当に最上さんと結婚することになったんですってば」

「・・・・・・・・・・・・」

本当に・・・蓮と・・・キョーコちゃんが・・・?
蓮の言う最上さんって・・・キョーコちゃんだよな?
今更、別の最上さんってことはないよな・・・?

・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・

「はあ!?キョーコちゃん!?」
「はい」
「はいって、お前!!一体どういうことなんだ!?ちゃんと説明しろよ!!」
「昨日プロポーズをして、OKの返事をもらったんです」

・・・けろっと言いやがった!!こいつ!!!

「お前たち付き合ってたのか!?俺に内緒で!?」

それってひどくないか!?

さんざん協力した俺に内緒で付き合ってたなんて!!
報告のひとつくらいしてくれたっていいじゃないか!!!

「・・・・・・・・付き合ってませんでしたよ・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・へ?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・何度俺の思考回路を遮断すれば気が済むんだろう、この男・・・。

付き合っていないのに結婚するって・・・

「・・・・・・・おまえ、どうやってキョーコちゃんを騙したんだよ・・・」

あの純粋でいたいけな少女を・・・
俺が妹のように思っているあのキョーコちゃんを・・・

「失礼ですね。騙したりしてませんよ」

蓮が、ふーっと息を吐きながらそう言った。

「・・・じゃあ、本当に・・・?」

「はい。もう、自分の気持ちを隠すのは限界で・・・。昨日、彼女にプロポーズしました」

蓮の気持ちはわかっていた。
ずっとそばで見てきたから。

いいかげんに告白しろって本気で思っていたけど、まさか何もかもをすっとばしてプロポーズするなんて思わなかった。

しかもそれをキョーコちゃんが受け入れた・・・なんて・・・。

蓮もキョーコちゃんも、人の思惑を超えたことをしてくれる。

本当に面白い二人だと思う。

だからなのか、もうこれは受け入れるしかないと思ってしまった。

「そっか。なにはともあれ、よかったな。蓮」
「はい。社さんが協力してくださったからですよ」
「うん、それは俺も認めるよ」

冗談っぽく言うと、蓮はクスクスと綺麗な顔をして笑った。

「はい、社さんがいなかったら今の幸せはありませんでした」

そんな大げさな、と思ったけど、あえて訂正せずに俺も笑った。

「ちゃんとキョーコちゃんを幸せにしろよ?変なことしてキョーコちゃんとやっぱり結婚できませんでした、なんてことになったら大笑いしてやるからな?」

ぽんぽん、と蓮の肩を叩きながら言うと、蓮は少しだけギクリとした顔をする。
おいおい、それが抱かれたい男のトップがする顔かよ・・・。

本当にキョーコちゃんのことになるとこいつはヘタレになるな・・・。

でも、そうかそうか。
ついに蓮とキョーコちゃんが・・・


蓮の仕度を終えてスタジオに行くと、その後少ししてメイクの終えたキョーコちゃんもスタジオ入りした。
俺はキョーコちゃんのそばに行き、キョーコちゃんにしか聞こえないように小声で
「蓮をよろしく」
と言った。

キョーコちゃんはちょっとだけびっくりした顔をして、そして笑った。

ほんのりと頬を染めて。

あ・・・背中から突き刺さる氷の刃。

誰からのものかなんてそんなの一発でわかる。
キョーコちゃんの気持ちを手に入れた今でも、アイツの嫉妬心は全く変わらないらしい。

ったく、どこまでもヘタレだな・・・!

・・・・・・・・・・・本当に、よろしく。
キョーコちゃん。




つづく




序章的な感じで。

・・・・4話にして序章って・・・。長かったな。

次くらいから波風立てばいいんだ。
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