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Birthday Present

2011/02/10 Thu 00:00

ハッピーバースデー!蓮!!

っつーことで蓮誕SSでございます!

読んでいただく前に、2つほど。

①キョコ誕SSとはリンクしたお話ではございません。

②糖度が高めとなっておりますので、ブラックコーヒー又は苦瓜など口にしながら読まれたほうがよろしいかもしれません。



それでは、どぞー★





Birthday Present




「敦賀さん。もうすぐ誕生日ですね」
「ん・・・?ああ、もうそんな時期だっけ・・・・」

キョーコと付き合いだしてはじめての冬。
俺の部屋で、キョーコの手作りの食事を食べて。
今は食後のコーヒーを飲みながらソファでまったりしているところ。
横に座るキョーコに身体をぴったりとくっつけてくつろいでいると、カレンダーを見ながらキョーコが言ってきた。
もうすぐ俺の誕生日だと。
正直あまり自分の誕生日に興味はなくて、毎年誰かがプレゼントをくれたりすることで漸く自分の誕生日なんだと気づく程度。

そうか・・・。恋人になってはじめての誕生日か・・・。
コーヒーカップを持っていないほうの腕をキョーコの肩にまわして抱き寄せる。
去年の俺はこんな日が来るなんて夢にも思っていなかった。
好きで、好きすぎてどうしようもなかったけど、こんな俺が人を愛する資格なんてないってそう思い込んでいたから。
でも手に入れた今、絶対に手放せない大きな存在。
小さくて軽い身体なのに存在は誰よりも大きい。
大きくて、重い・・・大切な女性。

「敦賀さん、誕生日何がほしいですか?」
抱き寄せるだけじゃ物足りなくて、コメカミにキスをしているとくすぐったそうに笑いながらキョーコが聞いてきた。
「キョーコ」
「は?」
「誕生日プレゼントはキョーコがいい」
「・・・っ何恥ずかしいこと言ってるんですか!!」
「恥ずかしくなんてないよ。俺は本心を言っただけ」
「それが恥ずかしいんです!!」
それにもう手に入れてるじゃないですか・・・なんて小さな声でブツブツと真っ赤な顔をして言う彼女は、それはもうかわいくて。
でもね、どんなプレゼントよりもキョーコがいいって言うのは紛れもなく本音なんだけど。
「・・・じゃあ、一番におめでとうって言ってくれる?」
「それだけですか?」
「だめ?」
「だめっていうか・・・。だって、私の誕生日にはちゃんとプレゼントくださったじゃないですか。だから私もちゃんとプレゼントをしたいんです」
「俺には君が居てくれるだけで、毎日プレゼントをもらってるようなもんなんだけど?」
「・・・っなんですか!その砂吐きそうな極甘セリフは・・・っ」
唇を近づけると、照れからなのか俺の身体をぐいぐいと後ろに押しやって口付けを避けようとする。
「だから本心だって」
「~~~~~~~っあなたにとっての本心はあまりにもストレートすぎるんです!!私のような純日本人には恥ずかしくて仕方ないんです!!」
「じゃあどういうふうに言えばいい?」
「言えばって、もう少しオブラートに包んでいただけると助かります!」
「俺は薬もオブラートに包んだりしないし」
「意味が違います!!」
興奮気味に少し涙目で俺に訴えるキョーコ。
ああ、もうこれは完全に誘ってるだろう?
「ねえ、キョーコ・・・・」
「はい?」
「やっぱり誕生日プレゼントはキョーコにしてね?」
「!!!!!!」
「約束」
「し、し・・・」
「し?」
「しりません!!!!」

真っ赤な顔で怒るキョーコを、この後寝室に連れ込んだわけだけど。

誕生日を翌日に控えた本日2月9日。
俺はというとドラマの撮影のために、東京を離れた場所に来ている。
現在23時20分。
この地方ロケは今日から3日間みっちりと行なわれる。
キョーコと誕生日の話をした矢先に入ったロケ。
地方まで何度も足を運ぶわけにもいかないので、他の仕事の都合を付けてこの撮影に挑んでいる。
外での、しかも深夜帯のロケは空気が凍てつくほどに寒い。
このロケさえなかったら、今頃キョーコとあったかい布団の中にいただろうに。
俺の誕生日まであと40分。
今頃君は何をしているだろうか?

地方ロケが入ったと言ったら、けろっとして「そうなんですかー。がんばってくださいね」って平然と言っていたけど。
・・・もしかしてすでに眠ってたり・・・。
いやいや、きっと0時きっかりに電話をくれるはず。


「はい、次。シーン63です。敦賀くんと河野さん、田神さん入ってください」
監督から声がかかる。
「社さん。行ってきます」
「うん。頑張れよ」
社さんに休憩用コートを手渡し、撮影に挑んだ。



***



「はい、次のシーン撮ります!斉藤さん、田神さん入ってくださーい!」
自分のシーンのカメラチェックが終わり、一息入れようとコートを羽織っていると、少し離れたところから社さんに来い来いと手招きされた。
「なんですか?」
「キョーコちゃんから伝言」
「キョーコから?」
「時間が空いたら連絡くださいってさ。お前きっと撮影中だから、確実に連絡取れる俺に電話くれたみたい」
ふと腕時計を見ると、午後11時57分。

―――誕生日プレゼント、何がいいですか?

キョーコの顔が浮かぶ。
俺の誕生日まであと3分。
はやく聞きたい。君のかわいいかわいい声。

「あ、ちょっと待て。蓮」
「はい?」
キョーコに電話をしようとしたら社さんに止められた。
一刻も早くキョーコの声を聞きたいのになんで止めるんだ、なんて思っていたら、社さんに一言「顔」と言われた。
「お前、顔緩みすぎ。そんなんじゃ誰に電話かけてるかなんて一発で悟られるから、車の中にでも行って電話して来い。ちゃんと出番になったら知らせに行くから」
「・・・・、・・・はい」
ペシペシ、と軽く自分の頬を叩きながら社さんに言われたとおり自分の車まで向かった。
・・・そんなに、緩んでいるのだろうか・・・。
キョーコにも時々「そんなまぶしい笑顔向けないでください!」って言われることがあるけど・・・。

車を目の前に、周りに誰もいないことを確かめてキョーコの携帯に電話をかける。

プルルルル、プルルルル、プルルルル・・・

鳴り続ける呼び出し音を聞きながら、自分の車に乗り込んだ。

プルルルル、プルルルル、プルルルル・・・

早く、出て。

聞きたいんだ、君の声が・・・

なのに鳴り響くのは呼び出し音だけ。

「キョーコ・・・」
早く出てほしくて、愛しい名前を呼んだ。


そのとき・・・



「ハッピバースデートゥーユー、ハッピバースデートゥーユー」


「え・・・?」


聞こえたのは優しい声。

呼び出し音はまだ鳴ってるのに・・・

ふわっと首に回された優しいぬくもり。

「ハッピバースデイ、ディア・・・蓮・・・」

耳元で聞こえた愛しい声。

「敦賀さん。お誕生日おめでとうございます」

「キョー・・・コ・・・?」

回された腕をぎゅっと掴んで、耳元のキョーコを覗き込む。

「びっくりしました?」
「・・・うん・・・、びっくりした・・・」
まさかここまで来てくれるなんて思わなかったから・・・。
にっこりとイタズラが成功したような顔で「電車で来ちゃいました!」と俺に笑いかけるキョーコが愛しくて、首を伸ばして彼女の頬にキスをした。
「もう!」
キスに照れたのか、俺に回した腕を離そうとするから、俺はすかさずその腕を掴んだ。
「ねえ、座席越しじゃなくて直接抱きしめてくれない?」
「は?」
「は?じゃなくて。キョーコ、助手席に来て?」
「え・・・」
「あー・・・、いいや。俺が後ろに行く」

助手席を前に倒して、でかすぎる自分の体をなんとか後部座席にすりこませる。
「なんか敦賀さんが後ろに来るととても窮屈な感じがしますね」
「うん。初めて自分の車の後部座席に乗ったよ。こんな感じなんだね」
倒した助手席のシートを元に戻すと、さらに空間の窮屈さが増した。
「でもキョーコとくっついてられるならこんな窮屈さも嫌じゃない」
ぎゅっとキョーコを抱きしめると、キョーコも私もそう思いますと言って俺の背中に腕を回してくれた。

「敦賀さん」
「ん?」
「お誕生日おめでとうございます」
「ありがとう。こんなところまで来てくれて」
「どうしてもいちばんにおめでとうを言いたくて社さんに協力してもらっちゃいました」
大成功です!って嬉しそうな声を出す君は、今とっても楽しそうに笑っているんだろう。
抱きしめていてその表情は見えないけど、見なくてもわかる。
大切な君のことだから。

「キョーコ、キスさせて?」
「え・・・」
「キスしたい」
「・・・っ」
「ダメ?」
「だ・・・っ・・・だめじゃないですけどっ・・・なんかそんなふうに言われると照れます・・・っ」
「・・・そんなふうに照れられると、俺も照れる」
「ん・・・っ」
暗い車の中で、二人の吐息が重なる。
「んは・・・っ」
甘くてやわらかい唇を割って、奥に奥に入り込む。
「んん・・・」
キョーコのかわいい声が俺の欲望を高めていく。
もっと聞かせて?もっと感じて?もっと、感じさせて・・・?

ぱんぱんぱん、とキョーコが俺の背中を叩く。
その合図で一旦キョーコの唇を開放した。
「んは、はあ・・・はあ・・・っ・・・はあ・・・。苦しいです・・・敦賀さん・・・」
「キョーコが可愛すぎるから悪い」
「んなっ・・・何で私が悪いんですかっ」
「俺を刺激するから」
「してませんっ」
「してるよ。充分。その可愛い声も、真っ赤な顔も、俺を煽る潤んだ瞳も。君という存在が俺をめいっぱい刺激する」
「・・・かわ・・・・、って何言ってるんですか・・・っ」
ほら、だからそんな顔が俺を煽るんだって。
「もうこのまま抱きたい」
「ええ!?何言ってるんですか!!ちょっ!!何やってるんですか!!」
キョーコの抗議の声を無視して、俺はあたたかくて滑らかなキョーコの素肌を撫で回す。
「敦賀さ・・・!だめ・・・んん」
キスをしながらキョーコの背中を這い回る俺の手に、ブラのホックが触れた。
パチンとはずすと、キョーコの身体がびくっと震えた。
そんな反応の一つ一つがどうしようもなくかわいくて、俺はさらにキョーコの唇にかみついた。
「ん・・・んん・・・っ」
・・・ヤバイ・・・本当に止まらない・・・。
きっとこのまましてしまったらキョーコにすっごく怒られるだろうけど、でもこんな状況でこのまま止まれるかというと、そんな自信は全くなくて。
あらわになった可愛らしい膨らみに手を掛けると、ビクビクと反応する。
俺の唇の中で漏れる吐息は艶かしくて、身体の芯から熱くなる。
ごめんね、キョーコ。
あとでたっぷり怒られるから。
今日は俺の誕生日、だから俺のわがままを今だけ許してほしい。

「愛してるよ、キョーコ」
「んは・・・っ・・・んん・・・わ、私も・・・愛し・・・てま・・・す・・・っ」

狭い車の中でキョーコを俺のからだの下に押し倒して、瞼や耳や首筋にキスを落とす。
そのままかわいい膨らみに唇で触れながら、手を滑らかなふとももを撫で回す。
車の中という場所だからなのか、興奮もいつも以上に増している感じもして、本当に止められない。
心の中で、イタダキマス。と唱えた。


ピリリリリ、ピリリリリ、ピリリリリ、ピリリリリ・・・・・・・・・


「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」

ピリリリリ、ピリリリリ、ピリリリリ・・・・・・・

「・・・出てください。敦賀さん」
「・・・・・・・・」
「早く出てください!」
「・・・・・・・・」

しぶしぶキョーコを開放して、鳴り止まない携帯電話を手に取る。
送信元は社さん。
・・・あなた、俺になんの恨みがあるんですか・・・・?

「・・・はい。敦賀です」
『お楽しみ中に悪いんだけどな、そろそろお前の出番だから戻って来い』
「・・・・・」
『お前の気持ちもよーーーーっくわかるけど、仕事なんだから諦めろ』
「・・・・・・・、・・・・・・はい」

パタンと携帯電話を閉じてキョーコを見ると、もぞもぞと俺に乱された衣服をもとに戻していた。
それを見て、はーーーーーっとため息を吐くと、唇にふわっとやわらかいものが触れた。
それがなんなのかなんて疑問に思うはずもなく。
「いってらっしゃい。敦賀さん」
「・・・・うん・・・」
「はやく行って、仕事さっさと終わらせてきてください」
「・・・うん」
「敦賀さんが帰ってくるのを、ホテルの敦賀さんのお部屋で待ってますから」
「うん。頑張ってくるよ。待ってて」

「ん!」
離れることがとても名残惜しかったけど、もう一度キョーコにキスをしてから車を出た。

はやく終わらせて、戻るよ。君の元に。
「リクエストどおり、ちゃんとプレゼントもらうから。それから、戻ったらさっきみたいに蓮って呼んで?」

そう言うと、真っ赤な顔をした君が、笑った。


「誕生日おめでとう」
現場に戻った俺に社さんが言った。
「最高のプレゼントですよ。ありがとうございます」
「これで今日は終わりらしいから、頑張れよ」
ポン、と俺の肩を叩いてくれる。
「はい。終わらせて社さんからのプレゼントを堪能させていただきます」
「・・・ほどほどに、な」
「ナニゴトも全力です」
「明日もロケ、あるんだからな?」
「もちろんわかってますよ?」


空を見上げると、満天の星空が輝いていた。



Fin





間に合って・・・よかった・・・!
・・・でもタイトル悩んだのに結局安直・・・orz
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