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LOVE 6

2009/03/02 Mon 22:03

「お、やっと夜の女から抜け出せたね」
朝から別部門の男の人に言われました。2月末、夜にばかり働いてたので。

「うん。明日また夜の女になるけどね」

めっちゃエロい会話(←どこが)


すんません。以下、LOVE第6話です。



LOVE 6



どういうことなのか、俺にはよくわからなかった。
ただ、その瞬間俺の中を占めたのは怒り。
彼女のことだからきっと理由があるはずなのに。
ドロドロとした真っ黒な何かが溢れて・・・・・

自分でもどうしたらいいかなんて・・・わからなかった・・・。



「キョーコ」
テレビ局の地下駐車場に向かって歩いていたら聞き覚えのある声と、その声に乗せては聞きたくない愛しい名前が耳に入った。
『キョウコ』なんて名前他にもたくさんいる。そう自分に言い聞かせながらも、俺はその声のした方へ足を向けた。
そして聞こえた、俺が愛する女性の声。
「ショータロー。久しぶりね」
この二人がそろうと喧嘩腰で言い争うと思っていた俺は、彼女のその声に混乱した。
彼女の声の雰囲気。
特にピリピリしたものではなく、普通。
そう、普通の声色だった。

影から覗くとそれはやっぱり彼女と・・・不破尚・・・
二人のマネージャーはそばにいないようだ。
彼女も忙しくなり自分のスケジュール管理を全て行なうのは難しくなってきたということで、女性マネージャーがついている。
きっとこの先の駐車場で待っているのだろう。

「おまえ、ショータローって呼ぶなって何度言やぁ分かんだよ」
「これはもう癖よ。諦めなさい」
「諦めろって・・・まあいいや。それよりおまえ近々空く日ってないか?」
「ないわよ。私だって仕事あるんだから」
「おまえと飲みに行きたいって祥子さんとミルキちゃんがうるさくてよ。どうだ?」
「麻生さんと祥子さんが?そうね。スケジュール今度見とくわ」

あまりにも二人が自然に話しているから、俺は信じられなかった。
悪い夢でも見ているのだろうか、と・・・

「じゃあね。ショータロー。マネージャーさんを待たせてるのよ」
「おう。じゃあな」

そのまま彼女は駐車場のほうへ歩いていく。

何が起こっているのか混乱していた俺は不覚にもこちらに歩いてきた不破尚に気づかなかった。
そして・・・・目が合う。
「・・・なんだよ。盗み聞きとはあまりいい趣味とは言わないんじゃねぇの?」
口角をあげて笑う。
「・・・・っ」

「おい。キョーコ!!」
「!?」
突然視線を俺に向けたまま不破尚が大声で彼女を呼び止めた。
何を言うつもりだ!?

「何よ!!大きな声出して!!」
そう遠くで声がした瞬間――――、不破尚がもう一度にやっと笑った後俺から視線をはずし、彼女を見た。

「また、メールでもするわ」
―――――――!!!

「うん。じゃあね」


たった一言・・・・・

もう何もかもが・・・理解できなかった・・・・


「さて」
彼女が立ち去ったあと、不破尚が言葉を発した。
「あんた、今すっげイイ顔してるな」
「・・・・どういう・・・ことだ・・・」
「今自分の目で見ただろう?そういうことだよ」
「・・・そういう・・・こと・・・?」

俺の中を疑問符が舞っていて、まるで考えることを拒否でもしてるかのように何も考えられない。

「なんだよアンタ。もしかして知らないのか?」
「知らない?」

何を・・・そう言おうとしたら、不破は少し驚いたような顔をした。
だが、すぐに空気が変わった。

「なんだよ・・・俺はてっきりアンタにはあいつから話をしているもんだと思っていたけど・・・
意外と信用ねえんだな、あんた」
「な・・・っ」
「だってそうだろう?びっくりしたぜ。今のあいつのことでアンタが知らないで俺が知っていることがあるなんて、な」
不破が知っていて・・・俺が知らないこと・・・
「キョーコにとってアンタはそれだけの存在だってことだな」
じゃーな、と言って立ち去ろうとする不破の腕を、俺はとっさに掴んでいた。
「・・・なんだよ」
「・・・・どういうことだ」
「どういう・・・?わかってんじゃないのか?かしこい敦賀サンなら」
「どういうことだ!」

焦りにも似た感情が沸きあがってくる。
彼女についてこいつが知っていて俺が知らないことがあるなんて許せない。

「ってえな!放せよ!!」
あまりにも痛いのか不破の顔がゆがむ。
それでも彼女のことが聞きたくて力なんか緩める余裕はなかった。
「そんなに俺に負けてることが悔しいのか?意外とちっちぇえんだな、あんた」
負ける?
俺がオマエに?
「はっ。すっげえ面白い顔してるね、今のあんた。芸能界イチのオトコマエといわれてるあんたのこんな顔見られるなんてな」
「貴様・・・っ」

「2年前だ」
「・・・・・・・!?」
「聞こえたか?2年前から俺たちはメールもするし、時々飯を食べに行ったりしている」
「・・・・・・え・・・」
「そういうことだ」
俺を睨みつけながら楽しそうにそう言う不破。

「キョーコも俺もアンタが知らないだけで時間は回ってる。いつまでもそのままだと思うなよ」

俺の知らない時間・・・
2年前・・・・
何で・・・?
あれだけ不破を憎んでいた彼女。
それさえ無くしてしまうほどに一体何があった・・・?

放せ、次にそう言われたとき。
無意識に・・・俺の腕は・・・力を・・・失った・・・



そして、俺の中を暗い闇が支配する―――・・・





蓮vs尚。さて、どうしようか・・・


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