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HAPPY BIRTHDAY TO ME

2010/12/22 Wed 23:37

いよっしゃあああ!!!!
間に合った!!キョコ誕!!!
2日間で書き上げたぜ!!キョコ誕!!!

お久しぶりです。
両鼻に鼻栓つっこんでるコマドです。
風邪引きましたorz

明日から世間はクリスマスモードですね!
私は26日までの4日間完全仕事でございますよ!!!
(4連休の同僚もいるのに、どうして私は4連勤・・・!!!)
マジでクリスマス土砂降りになればいいのにとか思ってる(ボソ)

まあ、そんな腐った脳みその私はほうっておいて。
久しぶりの短編です!(短編と言っていますが、長いです)
続きよりどぞ★





「今年のクリスマスは敦賀さんはどう過ごされる予定ですか?」
「そうですね。僕の希望としては好きな人と一緒にいられたらいいと思ってます」

次の収録に移動する途中、たまたま見たテレビ番組。
敦賀さんのその言葉を聞いたとき、私は。

あ・・・、置いていかれた・・・・。

なぜかそう、思った。



HAPPY BIRTHDAY TO ME



「じゃあ、今日はここまで!皆お疲れさん!」
「「「「お疲れ様でしたー!!」」」」
12月24日。
世間でいうクリスマスイブはマリアちゃんの誕生日。
毎年開催していたハッピーグレイトフルパーティーは、マリアちゃんがパパのところで過ごすというわけで今年は開催されなくなった。
自分の誕生日が嫌いなマリアちゃんのために、何かしてあげたくて開いたパーティーは、いつのまにか私にとっても楽しみなものとなっていて。
マリアちゃんの誕生日が終わった瞬間にくる私の誕生日は、毎年大切な人と過ごすことができた。
モー子さん、マリアちゃん、社さん。だるまやの大将と女将さん。仕事でお世話になった方々。社長さんや椹さんや・・・。
そして敦賀さんも・・・。

敦賀さんは毎年一番におめでとうと言ってくれた。

今日は1月から始まる連続ドラマの撮影で朝からロケ。
現在20時30分、今日予定されていた撮影は終了した。

「ねえねえ、京子ちゃん」
「はい?」
共演させてもらっている俳優さんに声を掛けられて振り返る。
「ねえ、京子ちゃん。これから空いてる?よかったら飲みに行かない?川原ちゃんたちと行こうって言ってるんだけど。それとも彼氏と約束とかある?」
「いえ・・・彼氏とかそんなものいませんが。でも私まだ未成年ですし。それから今日は帰ってやりたいことがあるので、すみません」
「京子ちゃん、まだ未成年なの?20歳になったんだと思ってたよ。じゃあ今度ごはん食べに行こうね」
「はい。是非」
ばいばい、と手を振ってにこやかに去っていく俳優さん。
今回のドラマは現場の雰囲気がとてもよくて、あっという間に皆が仲良くなれて。

でも、今日はなんとなくひとりでいたいと思った。

12月24日。
もうすぐ私の20歳の誕生日。

今年は私ひとりで迎えるバースデイ。
モー子さんはドラマの撮影で海外に行っているから会えないし。
高校を卒業した19歳の春、私はだるまやを出て一人暮らしをするようになったから、家に帰っても誰もいない。
おかえりって言ってくれる暖かさはどこにもない。

去年の今日は楽しかったな。
皆が居てくれた。
皆が笑ってくれた。

16歳までは味わったことがなかったのに、人間は貪欲なんだと思う。
一度知ってしまったあの暖かさを永遠に求めてしまう。
永遠なんてどこにもないことなんかわかっているはずなのに。

「・・・寒い・・・なあ・・・。クリスマスは冷え込むって天気予報で言ってたもんね・・・」
街を歩くとくっつきながら笑顔で歩く恋人たちでにぎわっている。
そこかしこに見えるクリスマスツリー。
赤や黄色、鮮やかに灯る光たち。
寒いはずなのに、きっとここにいる人たちは寒さなんて感じてないんだ。
だってとても暖かそう。
大切な人と過ごす、時間。


ふと、敦賀さんのことを思い出した。
敦賀さんを見たのは一週間前。
テレビの中で彼は笑っていた。

「今年のクリスマスは敦賀さんはどう過ごされる予定ですか?」
「そうですね。僕の希望としては好きな人と一緒にいられたらいいと思ってます」

優しい、優しい顔。
瞬間・・・置いていかれたんだと思った。

大切な人は作れないと言った敦賀さん。
好きな人がいると言った敦賀さん。
きっとその人と想いが通じ合ったんだ。
確実に前進している敦賀さんがうらやましかった。
私は未だラブミー部員で、人を愛するとか愛されるとかそういう感情がよくわからなくて。

いつ敦賀さんは大切な人を作る勇気を手に入れたのかな。
いつ好きな人に思いを伝えたのかな。
去年の私の誕生日も「おめでとう」を一番に言ってくれた。
でも今年は違うね。
今頃大切な人と過ごしているはずだから。

「ケーキでも買って帰ろうかな~。今日はクリスマスだし!もうこんな時間だけど、今日くらいいいよね?自分へのご褒美だ!」

歩きながらたまたま通ったケーキ屋さんで、たくさんのかわいいケーキの中から私が選んだのは小さなサンタクロースが乗ったいちごのショートケーキ。
1つだけっていうのが寂しかったけど、たくさん買ってもひとりでは食べきれないからそれだけを買ってお店を出た。
どこで食べようか、なんて考えることもなく私は事務所に向かった。

LMEには社長の趣味満載だろうドハデで大きなクリスマスツリーが飾られていて、普通に暮らしていたらお目にかかれないこの代物を見れるなんてLMEに入ってよかったと思う。
もうすぐ22時になるこの時間でさえ、まばらにだが働いている人がいる。
お疲れ様です、とすれ違う人に挨拶をしながら向かうはラブミー部室。
当然ながら部室には誰もいなかった。

あと2時間で20歳になる。
あと2時間で19歳が終わる。

あと2時間で・・・何かが変わるのだろうか。
20歳になれば成人として認められて、お酒だってタバコだって許される。
親の同意がなくてもなんだって自分で決められる。
犯罪を犯せば実名で報道される。
ただ、それだけ。

「大人になるって・・・・なんだろう・・・?」

20歳の敦賀さんは大人の男の人だった。
じゃあ私は?
20歳の私は今の私より大人になっているんだろうか?
あと2時間で何かが変わるのだろうか。
19歳も16歳も大して変わることができなかった自分が、たった2時間後に大人になる?
「そんなこと、あるわけないじゃない・・・」

敦賀さんと同じ年になったら、敦賀さんみたいに大切な人を作ることができるようになるのかな。
こんなふうに置いていかれるくらいなら去年のままのほうがよかった。
できることなら去年の今日に戻りたい。

大切な人なんて・・・作ってほしくなかった・・・。

―――なんて自分勝手な思い。

寂しい。
ひとりでいることが・・・寂しい。

敦賀さん・・・今あなたは何をしているんですか・・・?
どこにいるんですか・・・?
誰と・・・過ごしているんですか・・・?

お願い・・・置いていかないで・・・。


ぬぬぬぬぬぬぬぬぬ・・・

静かな部屋に鳴り響く携帯電話のバイブレーションの音。
ディスプレイには『敦賀さん』の文字。

どうして・・・電話してくるんだろう・・・?
今頃は恋人と過ごしているはずなのに。

「・・・はい。最上です」
『こんばんは。今、大丈夫?』

耳元で今まで脳内を占めていた声が聞こえる。
優しい声だからか、なんだか心が暖かくなる気がした。

「はい。今日はもう仕事終わりましたから。どうされたんですか?」
『今どこにいるの?』
「今ですか?ラブミー部室です」
『ひとりで?』
「はい」
『どうして?』
「どうしてって・・・どうでもいいじゃないですか。それより何か御用ですか?」
『御用っていうか・・・』
「・・・・・・」
『・・・・・・』
突然シンとなった電話の向こう。
なんだろう?なにかあったんだろうかと心配になる。

「・・・・・、あの・・・敦賀さん・・・?」
『・・・そっちに行ってもいいかな』
「はい?」
『・・・そこに行くから、待っててくれる?』
「は・・・はあ・・・・」
『じゃ、行くから。』
プツリと切れた電話。

は?え?
ここに・・・来る・・・?
誰が?
敦賀さんが・・・!?

な ん で !?

だってだってだって!!!
敦賀さんは今恋人と過ごしているんじゃないの!?
それなのにどうしてこんなところに来るの!?
もしかして敦賀さん、恋人に振られたとか!?
いやいや、そんなことあるわけないじゃない。相手はあの敦賀さんよ!?
抱かれたい男ナンバー1を取り続けている男よ!?

・・・いや、でもそのまさかだったらどうしよう・・・。
私ごときに敦賀さんの失恋の痛手を癒す力なんかどこにもないし!!
しまったあ!!!ケーキひとつしかない!!
たくさん買ってもどうせ食べないとかじゃなくて、今日くらいたくさん買うくらいの贅沢しておけばよかった・・・!!!!
ああでももう遅い!!!
このケーキは敦賀さんに差し上げよう!
私が敦賀さんにできることはそれしかないわ!!!!

どうしようどうしようと必死に考えていたら、コンコンとドアがノックされた。
「はっはいい!!」
もう来たの!?と時計を見ると、アレから30分ほど経っていた。
・・・私、30分間も悩んでいたのね・・・。しかもこれから私が取るべき方法がなにも見つからなかったわ・・・。

「こんばんは。お邪魔するね」
「こんばんは。敦賀さん。どうぞ。今お茶を入れますね」
「ありがとう。あ、これお土産」
「え?」
テーブルに置かれた白い箱。
「今日はクリスマスイヴだから。ケーキ買ってきたんだ。一緒に食べよう?」
「え・・・?」
「いやだった?」
「!い、いえ!そんなことはなくて!でも敦賀さんケーキ召し上がれるんですか?」
「ん?ああ、たくさんはさすがに食べれないけど全く食べられないわけじゃないから。たまにはいいだろう?」
「あ、ありがとうございます!コーヒーを入れますね!座っててください!」
嬉しい。単純に嬉しかった。
自分で買ったケーキは冷蔵庫にしまっておいたから敦賀さんに見られることはなかった。
せっかく敦賀さんが買ってきてくれたんだもの。自分のは後で食べよう。

敦賀さんが買ってきてくれたケーキはオシャレでどれもおいしそうで。
(たった二人しかいないのにどうして5個もあるのかしら・・・)
好きなものを選んで?と敦賀さんがおっしゃるから、(先輩から先に!って言ったけどにっこりと微笑まれ、その瞬間背筋が寒くなった。)チョコレートケーキを選んだ。
敦賀さんはチーズケーキ。

「メリークリスマス。最上さん」
「メリークリスマス。敦賀さん」

コーヒーカップで乾杯、なんてオシャレじゃないけれど。
敦賀さんがいるだけでとてもオシャレな空間に変わる。
なんて存在感のある人なんだろう。

甘くておいしいケーキを食べながら、目の前に座る人を盗み見る。

綺麗な、ヒト。

芸能界のトップを走り続けるこの人は、20歳の・・・今の自分と変わらない頃から大人の男性だった。
「敦賀さん・・・」
気づいたら敦賀さんの名前を呼んでいた。
「ん?」
綺麗な瞳が私を見る。
「どうした?」
「あ・・・!あの・・・。敦賀さんにお聞きしたいことがあって・・・」
「何?」
「・・・あの・・・たいしたことではないのですが・・・」
「何でも言って?」
「こんなことを聞くのはとても恥ずかしいんですが・・・・」
「うん」
「え・・・っと・・・。お・・・大人になるって・・・どういうことでしょう・・・?」
「・・・・・・それは、精神的に?それとも身体的に?」
「いえ・・・それもよくわかんないんですが・・・」

うーん・・・と腕を組みながら私の質問の答えを考えてくれる敦賀さんをじっと見る。
どんな姿も絵になるなあ・・・なんて思っていると、顔を上げた敦賀さんと目が合った。

「最上さんはどう思う?大人って」
「どうっていうか・・・敦賀さんみたいな人を大人っていうんだろうなって思います」
「俺?」
「はい」
「そうかな。俺は俺より君のほうがずっと大人だと思うけどね」
「はあ!?どうしてですか!?」
「俺より考え方も生活の仕方もしっかりしてる」
「そんなことないです!」
「そんなことあるんだよ」
「でも、敦賀さんは私よりも4つも年上で、誰に対しても優しくて・・・・」
「君は誰に対しても親切で、人を思いやれるだろう?」
「でも・・・」
「年齢じゃないよ。最上さん」
「・・・・」
「いくつになったって、さっきまで子供だった人間が急に大人になれるわけはないんだ。色んな経験をしてゆっくり大人になればいいんじゃないかな」
「でも私は自分が大人だなんて思えません」
「俺だって自分が大人だなんて思ってないよ」
「敦賀さんは大人です!」
「うん。正直20歳の頃は俺も自分が大人だって思ってたよ。誰にも頼らなくても生きていけるって。でもそうじゃないって今は思ってる。その考えがすでに大人じゃなかったんだって思うよ」
「?」
敦賀さんの言っている意味がよくわからなかった。
だって20歳になれば成人と認められて、一人で生きていけるんじゃないの?
「俺はね、誰かを守ることができるようになって、初めて大人になることができるんじゃないかなって思うんだ」
「・・・守る・・・?」
「大切な人を作って、その人を守れる。そんな大人になりたいって思ってる」

たいせつな・・・・ひと・・・・?

「・・・それは・・・好きな人・・・っていうことですか・・・?」
「そうだね」

ああ・・・それじゃあ・・・。

「それじゃ・・・私は大人になれそうにありませんね」
「どうして?」
「どうしてって・・・わかりきってるじゃないですか・・・。私は愛したくも愛されたくもないラブミー部員ですよ?」
歳をとって身体は老いていこうとも、私の心は成長しないまま。
大人になれないまま・・・取り残される。

「最上さ・・・」
「どうして敦賀さんは今ここにいるんですか?」
「え?」
「今日は大切な人と過ごしたいってテレビで言われてたじゃないですか」
「あれ・・・見てたんだ?」
「見てましたよ。あの発言のおかげで、敦賀さん熱愛報道が出て大騒ぎになってましたし。はやくその大切な人のところに行ったほうがいいんじゃないですか?」

焦りがあった。
このままじゃ置いていかれる。
でもどうしたらいいのかわからない。
追いつく術も知らない。

ここにいてほしい!
行ってほしくない!
でも大切な人を想いながら話す姿なんて見たくない!!!

「だから、今ここにいるんだよ?」
「え・・・?」

突然の言葉に、何がなんだかわからなくて。私はただ敦賀さんの顔を見た。
敦賀さんはにっこりと優しい笑顔だった。

「20歳。おめでとう」

「え・・・・」
時計を見ると、0時きっかり。

「今年もいちばんにおめでとうが言えてよかった」

いちばん・・・・今年も・・・敦賀さんが・・・・。

「あ・・・りがとう、ございます・・・」

なんて・・・嬉しいことをしてくれるんだろう。このひとは・・・。
ただの後輩なんかのために、クリスマスという大切な日を・・・。
たったそれだけのことを言うために・・・。

涙が・・・出る・・・。

「ねえ、最上さん・・・」
「・・・っ・・・はい・・・っ」
溢れる涙を敦賀さんに見られないように下を向いて答える。
ポタポタと滴が膝を濡らす。

「来年も再来年もその先も、ずっと・・・君にいちばんにおめでとうを言っても、いい?」
「え・・・?」
「こうして君の誕生日を迎える瞬間に、そばにいてもいいかな」

な・・・んで・・・?
だって・・・敦賀さんには・・・。

私は流れる涙も忘れて敦賀さんを見た。

「それは嬉しいですが・・・。でもそれを願うのは私ではありませんよ」
「どうして?」
「それを願ってくださるのは敦賀さんです。敦賀さんがそれでよいとおっしゃるなら・・・」
「俺は君に願ってほしい。俺が必要だって、そばにいてほしいって君が願ってくれるなら俺はいつだって君のそばにいるよ?」
「・・・っ」
敦賀さんの指が、私の頬に触れた。
優しく涙を拭ってくれる。

「クリスマスですよ・・・?敦賀さんの彼女さんはいいんですか・・・?」
「恋人がいるなら、俺はここには来ていないよ」
「でも・・・大切な人と過ごすって・・・」
「うん。だから今俺はここにいる」
「・・・・・、意味が・・・わかりません」
「ほんとうにわからない?」

頭をかすめるのは一番ありえない答え。
自分がその大切な人だなんて、そんなはずがないとわかっている。

「俺は君が大切で仕方がない」
「・・・・え・・・?」
「君のことが、好きなんだ」

ありえない・・・言葉が聞こえた。

敦賀さんが私を・・・好き・・・?

「君が望んでくれるなら、俺はずっと君のそばで君の誕生日を祝いたい。おじいちゃんになってもそれこそ死ぬときまで」
「敦賀さん・・・ご自分が何を言っているのかわかっていますか?」
「もちろんわかってるよ」
「ラブミー部員の私にすら、まるでプロポーズのように聞こえます」
「ちゃんとそう聞こえてくれたら好都合」
「・・・・あの・・・」
「君を好きだって言っただろう?」
「・・・っ」
「君が20歳になるこの日に、大人の入り口に立ったこの日に思いを伝えたかった」
「おとなの・・・入り口・・・?」
「もう誰の許可がなくても君は結婚もできる歳になったんだよ」
「でも・・・私はラブミー部員で・・・!」
「君は俺が嫌い?」
「!そんなことありません!!敦賀さんは私が一番尊敬するひとで・・・!!」
「うん。今はそれで十分。ただ覚えておいて。俺が君を好きだってこと。いつか君と結婚したいって思ってること」

敦賀さんの瞳は真剣で、冗談を言っているようにはとても見えなくて。
私はそれにどう応えていいかわからなかった。
誰かに好きになってもらえるなんて思わなかった。
それが敦賀さんだなんてますます信じられない・・・。

でもね、嬉しい。
戸惑いもあるけど、それよりも嬉しくてたまらない。

「・・・ありがとうございます・・・。敦賀さん・・・。私・・・すごく嬉しいです・・・」
「うん。そう言ってもらえて俺も嬉しいよ」

あまりにも敦賀さんが嬉しそうに笑うから、私もつられて笑った。
泣きながら、笑った。

「最上さん」
「はい?」
「ゆっくり、大人になって?できれば俺のそばで・・・」
「・・・・はい」
「・・・これから、君のはじめてをひとつもらっても、いい?」
「な、ななななんですか?私のはじめてって・・・!?」
「うん。20歳になってはじめてのお酒を君と飲みたいなって・・・」
「あ、ああ・・・そういうことですかっ(びびびびっくりした~~~~!!!)」
「なに?何を考えたの?」
「いっいいいいえええええ!!!何も考えておりません!!!飲みましょう!是非飲ませていただきます!!!!」
ガタン!!と立ち上がって敦賀さんの腕を引っ張る。
あんな破廉恥なことを考えてしまったことをこれ以上悟られたくはなくて。

「やっぱり最上さんはかわいいね」
「かわ・・・!!!そんなことありません!!!」
敦賀さんの腕を引っ張っていたはずの私の手は、いつのまにか敦賀さんの大きな手に包まれていた。
「さ、行こうか。君を連れて行きたい店があるんだ」
「あ・・・あの・・・手・・・・」
「ん?」
「いえ・・・。なんでもないです・・・」
握られた手はとても安心できて、私も敦賀さんの手をぎゅっと握った。
敦賀さんも、さっきよりもぎゅって握ってくれた。

20歳の私。
これからゆっくりと大人になっていこうね。

できればこの先、来年も再来年もずっとずっと。
私の隣にこのひとがいてくれたらいい、と願う。




「敦賀さん」
「何?」
「敦賀さんの誕生日、私もいちばんにおめでとうを言いたいです」
「いちばんに君の声が聞けるなんて、最高の日になるよ」
「・・・それは・・・言いすぎです」



Happy Birthday to Me


End





いかがでしたでしょうか?
暗めのお話ではありましたが、感想頂けると嬉しいです。

それでは、皆様よいクリスマスをお過ごしくださいvvv

Happy Merry X'mas!!!
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