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LOVE 4

2009/02/25 Wed 14:57

人間は、昼間動いて夜は寝る。
これって本当に大切なことだなと、月に4~5回は必ず思います。

今日もその中の1回。
目は腫れ、お肌はボロボロ。

みなさ~ん!!夜10時から2時までの睡眠は本当に大切ですよ~!!


さて、LOVE 第4話です。
今回はお肌がとってもキレイなあの2人がメインです☆




LOVE 4



「キョーコ。あんた今度の水曜の夜って空いてたわよね?」
「うん。なーに?特に何もないけど、どうしたの?モー子さん」
「ご飯、食べに行かない?」
「え!!モー子さんとデート!?行く!!行くわ!!」
「デートじゃないんだけど・・・」
「いいえ!!デートです!!」
「・・・・・・」
最近はお互い忙しくてなかなか会えない親友は、こうして自分と逢うととても嬉しそうな顔をしてくれる。
この子の顔をみると普段の忙しさからほだされる気がするのが不思議だ。
「ねえ、モー子さん。どこか行きたいお店があるの?」
「うん。少し前にね行ったイタリアンのお店なんだけど、すっごくおいしくて。どう?」
「うん!行きたいわ!!」
水曜はお互い夕方に仕事が終わる予定だったから終わり次第連絡をしあうように約束をしてその日は別れた。
キョーコと話をするときの自分は嫌いじゃない。
なんだかんだと話しがまっすぐ進むことが少ないあの子との会話は、時にイライラするもののやっぱり素でいられるから。

「で、今日たまたまキョーコと逢って、今度ご飯にいく約束したんですよ」
「へ~。どこに行くの?」
「少し前に社さんが連れてってくれたお店ですよ」
「あのイタリアンの?そんなに気に入ってくれたんだ」
「はい。だってすごくおいしかったですし」
ここは社さんの部屋。
私と敦賀さんのマネージャーの社さんは所謂恋人同士。
2年程前に告白されて私も社さんのことが気になっていたからOKして。
それをどこからか聞きつけた社長がラブミー部卒業を認めてくれた。
・・・・卒業証書まであってびっくりしたけど・・・・・
そんな私たちをキョーコは自分のことのように喜んでくれた。
交際は今も順調に続いている。

「キョーコちゃん喜んでただろう?」
「はい。あそこまで喜ばれると・・・嬉しいですね」
「キョーコちゃんの一番は君だもんねぇ」
「それは誰にも譲るつもりはありませんよ。社さんが応援している敦賀さんにだって」
「はは。蓮にとっての一番の恋敵は不破くんより奏江だよね」
「もちろん」

キョーコにとっての一番という自信はある。
デビューして5年。
キョーコは彼女にしたいタレントの上位に名前があったりと、人気も充分にある。
私から見てもキョーコはとても可愛い。
着々と実力も人気もつけているあの子は、今でもラブミー部員のままだ。
今でもあの子は愛すること、愛されることを拒否し続けている。
原因を知っているだけに、知っているからこそどうにもできない自分が歯がゆい。

「まったく、ヘタレるのもいい加減にしてほしいわよね。何が抱かれたい男ナンバー1よ!一体何年片思いすりゃ気が済むってのよ!!イライラするわね!!」
「か・・・奏江・・・蓮もいろいろ頑張ってるんだけどな・・・?いや、確かにヘタレは俺も同意見なんだけどさ・・・」
「社さん!!敦賀さんに言っておいてください!ヘタレにキョーコは任せられません!!その程度の想いならさっさと諦めたほうが身のためよ!って!!!」
「・・・・・・・・・・俺が言うのか・・・」
「あたりまえじゃないですか!!!」

でも・・・きっとあの子を助けられるのは・・・私じゃない。
私はあの子の本当の支えには悔しいけれどきっとなれないから・・・
「・・・嘘です。敦賀さんに伝えなくていいです」
「ん」

お願いだから諦めないで。
あの子に必要なのは敦賀さんの力だと思うから。

「私は・・・見ていることしか・・・できないのかな・・・」
「違うよ・・・君はキョーコちゃんのそばにいてやることができるだろう?」

うつむく私の頭にぽんぽんと私よりも大きな手が優しく触れた。
顔をあげると、そこには彼の優しい笑顔があって。
なぜか・・・・涙が溢れた・・・・


*******


モー子さんと社さんが付き合うことになったとモー子さん本人から報告を受けたときは、心から嬉しいと思った。
でも、ラブミー部員として一人残されると思ったとき、私は確かに嫉妬した。
素直に喜べない自分が存在していた。
なんて浅ましい私の心。
モー子さんも社さんも二人とも私にとって大切で。
幸せになってほしいって思っているのに。
どこにも行けない私はこれからどうしたらいいんだろう・・・


「おいしい!!」
「でしょう?」
モー子さんおススメのイタリアンのお店は、とても静かでおしゃれなお店だった。
テーブルに置かれたキャンドルがゆらゆらゆれて、カップルも多くみられた。
キョーコと奏江はそれぞれコース料理を頼み、そのおいしさに感動していた。
「よくこんなお店知ってたね。社さんと来たの?」
「そう。おしゃれだし可愛いし、あんたを連れてこなくちゃって思ったのよ」
「ありがとう。うれしい!」
大好きな親友と食事に来れて、キョーコはずっと上機嫌だ。
最近の仕事の話をしたり、最近はまっていることを教えあったりした。

目の前にいる親友はとてもきれいだ。
出会った頃もとても美人ではあったけど、今はもっともっとキレイになった。
社さんの・・・おかげかな・・・
聞いたことがある。
女の子は恋をするときれいになるって。
昔よりもモー子さんの表情は柔らかになった気がする。
社さんが大切にしてくれている証拠だ。
よかったね。モー子さん。

楽しい時間ほどあっという間に過ぎていってしまうもので・・・。
キョーコたちがこの店を訪れてから2時間が経っていた。
会計を済ませ、2人は駅までの道を歩いた。

「ほんとおいしかったし楽しかった!!また行こうね。モー子さん!」
「そうね。そういえば、キョーコこの間飲みに行くって言って私がいけなかった時どうしたの?一人で行ったの?危ないから一人で行くのはよくないわよ。しかも芸能人なんだから」
「え?ああ。敦賀さんと行ったの」
「はあ?」
「?モー子さん?」
どうしてそこまで驚くのかキョーコには分からなかったけれどそのまま続ける。
「以前に敦賀さんにも一人で行くのは危ないって言われててね、モー子さんが行けなかったからダメモトで敦賀さんにメールしたらいいよって言ってくれて、それで・・・」
「行ったの!?敦賀さんと2人で!?」
「う・・・うん・・・?  ?」
は~~~~~っとモー子さんが大きく息を吐き出した。
「・・・キョーコ・・・敦賀さんとよくご飯食べに行ったりするの?」
「よくっていうか・・・そんなに行ってないけど・・・敦賀さんものすごく忙しい人だし」
「そんなにって・・・」
「えっと・・・この間で3回目・・・かな・・・」
「キョーコ・・・どうして・・・忙しいってわかってるのに敦賀さんなの?」
「え・・・やっぱりまずかったかしら・・・」
「~~~~じゃなくて、どうして他の人じゃなくて敦賀さんなの?他にも女性の知り合いはいるでしょう?」
「・・・・・・・・・」
たしかに・・・そうだ・・・。
この業界に入って知り合いもたくさん増えた。
ご飯に行こうって言い合った人もたくさんいるのに・・・
モー子さんに断られて一番に顔が浮かんだのは敦賀さんだった。
敦賀さんに断られたら飲みに行くこともやめようとまで思ったのに。

「ねえ・・・キョーコ」
自分の思考の中に落ち込んでいると、モー子さんに呼ばれた。
モー子さんはとても真剣な顔をしていて・・・・
「モー子・・・さん・・・?」

あたりは暗くて、しんと静かで・・・
そこでモー子さんはゆっくりと言った。

「あんた・・・もうそろそろ自分を解放してあげなさい」


「え・・・?それどういう・・・」

モー子さんの言葉の意味が分からなくて聞きなおしたけど、モー子さんは何も教えてくれなかった――――・・・



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