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お祭り・・・と書きましたが、プレゼント祭りです!

本日、3月30日はデスね、私の○○回のバースデイなのですv

なんと、素敵なプレゼントが届きました!!!

嬉いっす!超うれしいっす!!!!!゚.+:。(≧∇≦)ノ゚.+:。

ありがとうありがとうありがとうございますーーーーー!!!!


と、いうわけで。

プレゼントのご紹介です!

Rosalisa 様のRosa Ioliteより頂きましたvv

Rosalisaさんの素敵なSSは、続きよりどうぞ!!!


La rose pale promesse



「...ほ、本当に大丈夫、でしょうか......?」
「大丈夫だよ。それに...ここへ来たい、と言ったのはほかならぬ君の方だろう...?ほら、行こう?」

駐車場に車を停め、助手席側に回り込みドアを開け自分へと手を差し伸べてくれている蓮に、キョーコは今更ながらやっぱりやめた方が...などと言いはじめ、車から降りる事ができないでいた。

「折角お弁当だって用意してくれたんだろう?ここで帰る必要なんてない。...俺達がつき合ってるってもう公表したわけだし...誰に見られたって気にすることなんてないだろう?」
「それは...そうですけど......」
「それこそ皆に見せつけてやればいい。『俺たちはこんなに幸せです』って。さぁ、キョーコ――」



桜も咲き始め花見シーズンへと突入した3月下旬。

今日はつい先日交際宣言――と言うよりもそれを飛び越えいきなり「婚約宣言」とも言えるような蓮の発言を含む会見を開いた二人にとって会見後初めてのデートの日。

今まではあまり人出がない場所へこっそりでかけるか、それぞれが変装して出かけるかくらいでほとんどが蓮のマンションで二人きりで過ごすことしかなかった二人が選んだ場所は郊外にある桜の名所だった。

今二人がいるのは最寄りの駐車場とは言え、その桜が見られる場所まではちょっとした山道を1時間ほど歩かなければ辿りつけないらしいが、その桜のある場所はまわりの景色も素晴らしいことということもあってかこのお花見シーズンは結構な人出があるのだという。

平日だからさほど人はいないだろうと思っていた二人だが、実際来てみればまだ朝だと言うのに停められる台数は少ないとはいえ駐車場も後少しで満車と言うくらいの状態であり――そこで二人は今が「春休み」であることをうっかり失念していた事に気がついたのだった。

最初は平日だし、そんな山道を歩いてまで桜を見に行く人はそれほどいないだろう、と思ってこの場所を選んだキョーコだったが、

(こんなに車があるって事はやっぱりそれだけの人がいるってことよね?!......あぁもうっ、学校が休みって事、どうしてもっと早く気付かなかったのかしら。私のばかあぁぁぁ~っ!)


やはりここはどこかもっと別の場所へ移動した方がいいかもしれない。けれど一体どこへ行けばいいのか――そう1人で頭を抱えて悩み始めてしまった。それを見た蓮は、

「それにいつまでもこんなところでごたごたしていたら却って何事か、って人目を集めると思うんだけど?...やっぱり俺とこうして出かけるっていうのは君にとってそんなに躊躇うことなのか...?」
「そ、それは違いますっ!...私たちの事はもう公表したわけですし...でもいきなりこんな人がいるところでと言うのは...勇気がいると言うか――」やはりどこか別の場所を、と言う前に蓮に言葉をさえぎられる。
「...へぇ。以前君は俺といると勇気や力が湧いてくるとか言ってた事があったけど...あれは嘘...?」
「嘘じゃありません!」
「じゃあほかならぬその俺と一緒なわけだし、平気だよね?」
「...はい...。」

そうしてキョーコは漸く覚悟を決めて蓮の手を取り車を降りたのだった。





なんとか人がぶつからずにすれ違うことが出来るほどの幅しかない山の中の道を二人を歩いていくと、時折人とすれ違ったり、追い越したり追い越されたりということがあったが、まさかこんな山道を今話題の若い芸能人カップルが歩いているとは思わないのか、二人が「敦賀蓮」と「京子」であるとは気付かない様に見えた。

「...ね?そんなに心配することもなかっただろう?」
「そうみたいですね。...でも私はともかく敦賀さんが気付かれない、っていうのは不思議ですけど。」
「そう?結構気付かれないものだよ?」

実は全く気付かれていなかったわけではなく、たまに気付いた者がいたとしても二人のラブラブっぷりに中てられて声をかけづらいだけだったということをキョーコは気付いていないだけなのであるが、蓮はそれをキョーコに教えるつもりはさらさらなかった。

(こうして少しずつ慣れさせておかないと、もっと人出があるところに行けないし。)

それこそ色々策を弄しつつ苦労してキョーコを説得し交際発表会見まで開き、世間に二人の関係を公表した意味がないのだ。このところ花が咲き綻ぶようにますます綺麗になっていく恋人(キョーコ)を狙う馬の骨がどんどん増殖していくように増えていく事に我慢ができなくなった故の事なのだから、これからはどんどん公の場所に出て二人の仲睦まじさと他の者が入る隙間なぞ全くないのだと言う事を見せつけ、そんな輩を一掃してしまおうと思っている蓮だった。




そうして山道を数十分歩いた頃、キョーコは近くに枝が箒状にわかれている植物があるのに気付き、指をさしながら蓮に話しかけた。


「...あ!これってなんだか枝が箒みたいじゃないですか?」
「ん、箒...?あぁ、あれは...エニシダ...って言ったかな。」
「エニシダ...?」
「そう。そんな名前だったと思う。確か...伝説の魔女が夜中にのる箒はこの枝をつかっている、って聞いた事があるんだ。」


「魔女...?!」
魔女と聞いて目を輝かせるキョーコ。思わず手をのばしそうになるも、蓮に手首を掴まれ制止される。


「だけど、触ったら駄目だ。確か毒を持っていた筈だよ。頭痛とか皮膚炎、嘔吐、神経麻痺、血圧降下、呼吸麻痺、心臓麻痺とかの危険性があったような...」
「えぇぇっ?!」
驚いたキョーコは手首をつかむ蓮の手諸共に慌てて手を引っ込めた。

「...まぁ、実際に箒の材料にもなってたっていうから、さほど毒性は強くないのかもしれないけどね。」
「そうなんですか...?」
「う~ん...どうだろう?俺もそこまでは聞いてないからな...」
「でも、敦賀さんっていろんなことご存知ですよね。まさか毒のある植物の事とかまでとは...思いもしませんでした。」
「...まぁ、子供の時いろいろと教わったから......」
(それこそ植物やら動物やら...ありとあらゆるレジャーにチャレンジさせられながらそう言った知識まで植え込まれたもんな...)
ふと幼き頃の日々を思い出す蓮。
いつの日かまた、父と共にそんな時間を過ごしたいと思うのだった。
(その時は君も一緒に......)

今はまだキョーコに告げる事が出来ないままでいる事実。だがそれも近いうちに必ず彼女に打ち明けようと固く心に決めていた。






更に山道を歩くこと数十分。
二人は目的地に到着した。



そこにあるのは今を盛りと咲き誇る桜の大樹。
僅か数日の花を楽しむ花見客。

帰りも山道を歩かねばならぬ場所故か、花見の名所でよくみられる泥酔したり大騒ぎをして周囲に迷惑をかけるような者はおらず、皆ただただ桜を愛で、見晴らしの良い景色を眺めながらそれぞれに用意してきた弁当を食べながらのんびりと過ごす――そんな場所だった。

既に桜の木の下には沢山の花見客がいた為、少し離れたところにちょうど日差しを和らげてくれそうな大きな木があったのでその根元にシートをひろげた二人。
この季節と言っても既に紫外線はかなりの量が降り注いでいるのだから、互いに仕事柄余計な日焼けは避けなければならなかった。

まだ昼には早かったが、朝早く出発し、ここまで歩いてきた事もあってかキョーコのお腹が派手に空腹のサインを鳴らし始めたこともあって早速お弁当を食べる事に。

「昨日仕事の後に用意したので大したものは用意できませんでしたけど...」

キョーコはそう言うものの、彼女が荷物の中から取り出した容器の中には季節の旬の食材をとりいれた煮物や焼き物、食べやすい大きさに握ったおにぎりに出汁巻き卵(勿論程よく砂糖の入った甘みのあるものである)、食後のフルーツや和菓子まで用意してあって、市販の花見弁当などよりずっと手が込んでいて美味しそうにしか見えなかった。

「「いただきます。」」
二人揃って手を合わせてから食べ始めた。



*******



大方食べ終えた頃、ざあぁっと木々の枝が揺れるほどの風が吹いた。

「...うわぁ...!」

満開の桜の花弁が舞い散り、その風に乗って少し離れたところで花見を楽しんでいた二人の元へも届いた。



『キョーコちゃん、キョーコちゃん!』


その花弁の舞う様を眺めていたキョーコはそれが桜の妖精たちに思えてならなかった。
彼女にしか聞こえない声で彼女を呼ぶその妖精たちに誘われるかのように花弁と戯れ始めた。

そんなメルヘンの世界へと旅立ってしまったキョーコを蓮は愛おしそうに傍で見つめるのだった。






その後は昨晩も遅くまで仕事があったにもかかわらず早朝から運転して疲れているであろう蓮を思いキョーコが膝枕をしたり、たわいもない話をしたりしてあっという間に和やかな時間は過ぎていった。

そろそろ戻らないと駐車場に着くまでに日が暮れてしまう、という時間になってようやく彼らは帰る準備を始めた。流石にこの時間になると花見客も既に帰ってしまったのかさほどおらず、先程は近くで見れなかった桜の大樹の下を手をつないでゆっくりと歩いていた時だった。

「...私...今までこうしてゆっくりお花見なんてしたことありませんでした...だから今日、こうして敦賀さんと見に来る事が出来て...本当に嬉しかったです...。」

キョーコは子供の時から預けられた尚の実家の旅館の手伝いをしていたし、上京後は生活費を稼ぐためにバイトにあけくれ、(そしてLMEに入ってからは仕事と学業の両立に忙しかった)、こうして桜の季節にのんびりとお花見するという経験がなかった。

そんなキョーコの言葉を聞いて、蓮はその理由についてはよくわかっていたから深く追求はしなかったし、したくはなかった。してしまえば必ず出てくるであろうあの名前に、自分の知らない時間と彼らの深い絆に、未だに深く嫉妬してしまうのがわかりきっていたからだ。




「...だったらこれからは毎年俺と一緒に見に行こう?」
「...え...?」
「これからはいつも君の傍には俺がいるよ。...春の桜も。夏の花火も。秋の紅葉も。冬の雪も。ずっと...俺が傍にいるから......というよりも俺が君から離れられない。」

ほら、こうして――と、つないでいた手を引寄せて、キョーコを強く抱きしめる蓮。
その温かい温もりと隙間なく自分を強く抱きしめてくれる腕はいつもキョーコの心を癒し、励ましてくれる存在だった。


「約束、ですよ...?」
「うん。約束するよ...。」
「また来年も...?」
「...あぁ。一緒に行こう。」
「...はい...!」

約束の証に指を絡ませるかわりにキョーコは両腕を蓮の背中へと回すと、再び風が吹き、頭上に咲く桜の花びらが散り、二人を薄紅色の空気で包み込むように舞った。


『来年も待ってるからね!』
『楽しみにしてるよ!』

それはまるで桜の妖精たちが二人の約束を見守り祝福するかのようだった。




【おわり】






『人目もはばからずデートする2人が読みたいですvv
設定はお任せしますv

とのリクエストで書かせていただきました。
...と、こんなものでもよろしいかったででしょうか...?

人目もはばからずデートとなるとさすがに人ごみだと変装しないと大混乱がおきそうだったので、それだったら、と郊外の山奥に花見をさせてしまいました。
実際そういうところだと、彼らと同年代とか、キャーキャー言いそうな人たちはあまりいなさそうだろうし、一応交際宣言してからだったらキョコもOKするかな...?とか思ってw

文中に出てきた「エニシダ」はコマドさんのお誕生日の花の1つです。(検索で調べました)
他にもいろいろあったんですが、魔女の箒に~のエピソードを知ってコレを選びましたv

このくらいのものしか書けませんでしたが、愛と感謝の気持ちは目一杯込めさせていただきました。(伝わるかしら...?)

Happy Birthday!コマドさんv
これからもよろしくお願いいたしますvv』 
(↑Rosalisaさんの許可の下UPさせていただいております)


ろささーーーん!本当に素敵なお話をありがとうございます!!
もう、幸せです!
にやりにんまりしながら何度も何度も読ませていただきました!
そしてこれからも何度も読ませていただきますねvvv

こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願いしますv

感想は是非Rosalisa様ご本人へお願いしますv
Rosaさんのサイトへは下のバナーよりどうぞ★
Rosa Iolite  様

ステキな頂き物 | コメント(1) | トラックバック(0)
コメント
No title
コマドさん、Happy Birthday~!!
(やっぱり当日も言わなきゃねv)

SS飾ってくださり、ありがとうございますm(__)m
まさかお祭りのしょっぱなに...とは思わずビックリw
こちらこそこれからもよろしくです~vv

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