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優しい時間 29

2010/02/21 Sun 22:22

本誌超おもしれーーーーー!!

昨日、夜勤前にコンビニで夜食と共にご購入した花うめを、勤務前に職場の駐車場でスキ/ビだけ読みました!
んまああ!いい展開!これからが楽しみだーーーー!うんうんvvv

こっちの長編もちゃんと更新しないといけねーべ・・・と思って、書きかけの優しい時間をケータイにメールで送信!
仕事の合間にケータイでも書きすすめようと思いましたが。

そんなことする暇なんてどこにもなかったよ・・・!!!

9:30終了の勤務は11:30だったねー!おかしいなー!!!(ヤケ)

つうことで、ちょっくら睡眠不足でPCでたった今書き上げました。

楽しんでいただけたら嬉しいです(*^-^*)

では、優しい時間 29 続きより、どぞ★






最近ずっと違和感を感じる。



優しい時間 29



今日もいつもと変わらない朝だった。
本当は起きているけど、キョーコに起こしてほしくて寝ているフリをして。
キョーコを抱きしめたくて、俺を起こそうとしているキョーコを逆に引っ張って腕の中に閉じ込めて。
キョーコはいつもどおり照れて憤慨する。

なのに、一瞬感じた違和感。
なにがどう違和感があったのかなんてわからない。
ただ、一瞬・・・何かが変だ・・・と感じた。

だからなのか、俺の中に言いようの無い不安が広がる。
それはキョーコが近い将来俺から離れていくんじゃないかという不安。
そんなはずはない。
ずっと一緒に居るんだ。
絶対に手放さない。

―――でも、それをキョーコが望んだら?
俺のそばから離れることをキョーコ自身が望んだとき、俺はどうしたらいい?

「・・・そんなこと、考えたくも無い・・・」

・・・はあ・・・。
自然と出る溜め息。

「敦賀さん?どうしたんですか?溜め息ついて・・・」
「え?」
「幸せ、逃げちゃいますよ~?」
キョーコのことで頭がいっぱいだった俺は、共演者の女の子の声で今自分がドラマの撮影現場に居ることを思い出した。
「あ、ああ・・・ごめんね。なんでもないんだ」
「そうですか?私の演技で納得できないことがあったら言ってくださいね?」
「そんなことはないんだよ?ごめんね。別のことを考えていたんだ」
「あ、もしかして今噂の妹さんのことですか?」
「・・・・妹じゃないよ」
「そうですかー。あ、監督が呼んでますね。行ってきます」
「うん」

・・・・妹じゃない。

キョーコは妹なんかじゃない。

たった一人、誰よりも大切な女性なんだ・・・。



『今日は22時頃に帰ります』
夕方の5時頃にいつものようにキョーコにメールを送る。
いつも送ったすぐ後にキョーコからのメールが届くから次の撮影までの時間、俺は携帯電話を握っていた。
だが、今日はメールが帰ってこない。
電波の受信状況が悪いのかと、メールの受信問い合わせをしてもメールは届かなかった。

「・・・キョーコ・・・?」
こんなこと、今まではなかった。
言い知れない不安が襲い掛かる。

「敦賀さん、入ってください!」
「っはい」
きっと大丈夫。撮影が終わって戻ってきたときには、きっとキョーコから返事が来ているはずだ。
俺は自分に言い聞かせながら、撮影に臨んだ。


・・・だけど、やっぱりキョーコからメールが返ってくることはなかった。





プルルルル、プルルル、プルルルル・・・・
「くそ!」
仕事が終わって何度キョーコに電話をかけても、耳元に響くのは呼び出し音だけでキョーコが出る気配が無い。
何で出ない!?
寝ているだけなのか!?
風呂に入っているだけ?
・・・いや、それならメールを送って大分時間が経っているから返信がないのはおかしい。
早く帰らなければ!!
「キョーコ!」

俺は車をとばして家に帰った。
エレベーターの扉の開く時間さえもどかしい。
なんとか自宅のドアの前にたどり着き、カードキーでドアの鍵を開けようとした。
自分で思っている以上に俺は恐怖を感じていた。
震える手をもう一方の手で押さえながらカードキーを差し込む。
カチャ・・・という音と共に、「ふー・・・」と息を吐き出してドアを開けた。

「え・・・・?」

ドアを開けると、部屋の中は真っ暗だった。
だって、まだ10時・・・。キョーコが寝るには早すぎる時間。
「キョーコ・・・?」
リビングにもキョーコの部屋にもバスルームにもいない。
「キョーコ」
俺の部屋にも、どこにもキョーコの姿がない。
「キョーコ!」

嫌な汗が背中を伝う。
どうしていないんだ!?
どうして!!

携帯電話でもう一度キョーコに掛けてみる。
♪~
「なんで・・・ここに・・・」
鳴り出したキョーコの電話は、リビングのソファの上にあった。
俺が電話を切れば、キョーコの携帯電話の着信音も途切れた。

「こ、琴南さんのところかもしれないし・・・。落ち着け、俺・・・」
琴南さんの番号をなんとか探し出して、通話ボタンを押すと、3コールで『はい』という声が聞こえた。
「琴南さん!?敦賀だけど」
『・・・敦賀さん・・・。どうしたんですか?』
「キョーコ、そこに行っていない?」
『え・・・?キョーコ・・・まだ帰っていないんですか?』
「まだって・・・?キョーコがどこにいるか知っているの?」
『あ・・・あの・・・。さっきまでうちにいたので・・・もうすぐ帰ってくると思います!一緒に勉強してたので・・・!』
少し様子がおかしいと感じながら、とりあえずありがとうと言って電話を切った。
その時に聞こえたカチャっという音。
それは間違いなく玄関からで、俺は慌てて玄関に駆けつけた。

「・・・蓮兄・・・お帰りなさい・・・」
俺が居たことに驚いている・・・そんな表情している。
「こんな時間までどこに行っていたの?」
「・・・・えっと・・・」
キョーコは嘘がつけない。
琴南さんと勉強していたっていうのは・・・嘘か・・・。
「琴南さんと勉強してたんじゃないの?彼女、さっき電話でそう言っていたけど?」
「あ・・・ああ、そう。モー子さんと受験勉強してたんです!ごめんなさい、遅くなって。ご飯、まだですよね?今から作りますから!」
「・・・・・・、・・・うん」

何をしていたの?
何を考えてるの?

「・・・キョーコ」
「・・・はい?」

「・・・・・いや・・・なんでもないよ。あ、今日は何を作るの?」
「えっと、今日はですね・・・」

違和感。
最近ずっと感じている違和感。


キョーコ・・・
キョーコ・・・
キョーコ・・・


「!蓮兄!?」
「え・・・?」
キョーコの声ではっとした。
「ど、どうしたんですか?びっくりするじゃないですか!」
俺は・・・自分でも気づかないうちに、キョーコを後ろから抱きしめていた。

「あ・・・」
小さな身体がびくりと震えるのがわかる。
何やってるんだ!俺は!すぐに離れないと!!
―――そう思うのに、俺の身体は動かなかった。
キョーコを腕の中から離せなかった。

それどころか・・・キョーコをぐっと抱きしめていた。
ちゃんとここにいる、それをちゃんと確認したくて。
「心配・・・したんだ・・・。メールも返さないし、電話も出ないし・・・」
「・・・」
「家に着いたら、キョーコはいないし・・・」
「あ・・・あの・・・ケータイ・・・忘れて・・・」
「どこに・・・行ってたの?」
「だ・・・から・・・モー子さんの家に・・・」
「・・・」

うそつき。
君の嘘なんて簡単に見破れる。
そんな嘘も見破れないほど、俺は馬鹿じゃないよ。
どれだけ君を想ってきたと思ってるんだ。

キョーコの手が、俺の腕に触れる。
やんわりと腕を解かれ、キョーコが振り返る。
「・・・蓮兄は・・・心配しすぎですよ。私、もう子供じゃないんです。蓮兄に抱きしめてもらってばっかりの子供じゃないんですよ」
まっすぐに俺を見て、泣きそうな顔で笑う。
「そんなに心配ばっかりしていたら、蓮兄禿げちゃいますよ」
くすくすと今度はキレイな顔で笑う。
「ひどいな・・・ウチは父さんも禿げてないし、両親の父親も禿げてないから大丈夫だよ」
本当の君の笑顔はそんなんじゃないだろう?
そんな嘘の顔で笑わないで。
泣きそうだったり、きれいだったり・・・本当の君の顔じゃないだろう?
「これでも成長してるんですよ。だから蓮兄もいつまでも私のことばっかり考えなくていいんです」
君が成長していることなんて、嫌なくらい知ってるよ。
それこそこのまま時が止まってほしいと願ってしまうくらい・・・。
「それから、あんまり私のことが大切だなんて言わないでくださいね。敦賀蓮がシスコンなんてことになったらイメージ壊れちゃいますから」
さ、ごはん作るんですからあっちに行ってください。そう言いながらキョーコはまた俺から背を向けた。

トントントン、と響く包丁の音。
いつもの光景。いつものキョーコの後姿のはずなのに、どうしてこうも淋しいんだろう。

「・・・キョーコ」
「はい?」

野菜を刻む手はそのまま、俺の呼びかけに応える。

「キョーコ・・・」
「はい?」

トントントントン・・・

・・・ねえ、こっちを見て?

・・・俺を・・・ちゃんと見てくれないか・・・?

苦しいんだ。
この感情をどうしたらいいのかわからない。
どうしたら君にちゃんと伝えられるのか、どうしたら・・・君は俺を見てくれるのか・・・。

どうしたら・・・君は俺を受け入れてくれるの・・・?

「・・・キョーコ・・・」
「蓮兄?さっきからどうしたんですか?何度も返事してるのに・・・」

しびれを切らしたキョーコが俺のほうに振り返る。
ちょっとだけ怪訝な顔をして。

そして、その表情は困惑に変わる。
「・・・れん・・・にい・・・?」

ああ・・・俺今どんなカオしているんだろう。

怖いんだ。また、君が居なくなるのが。
もうあのころには戻りたくない。
今泣いていないだろうかとか、ひとりで震えてはいないだろうかとか。
毎日毎日考えた。
あの日離れてしまったことを死ぬほど後悔した。

ずっと妹だと思ってたのに、愛しくて・・・恋しくて・・・。
再会して成長した君を見てきて、そばに居る幸せを感じて・・・そしていつのまにか妹とは思えなくなっていた。
だって、抱きしめたいと・・・キスをしたいと心から思う女性はキョーコ以外には考えられないんだ。

「キョーコ・・・」
キョーコの小さな両手を、自分の両手で握り締める。
あのころは、もっと小さかったこの両手。
少しだけ大きくなったこの手を、これからも手放したくはないんだ。

「蓮兄?変ですよ・・・?どうしたんですか?」
「変・・・?いつもと変わらないと思うけど・・・」
「だ、だって・・・なんか違います。元気がないっていうか・・・」

うん、それは君のせいだよ。キョーコ。
それは君が一番わかっていることだろう?

両手を離して、キョーコの身体を正面から抱きしめた。
キョーコの頭に顎を置いて、その小さな身体を抱きこむ。
逃がさないために・・・。

「君が・・・うそつきだから」
「え・・・?」
「俺に嘘はつかないで」
「・・・れん・・・にい・・・?え・・・?」
「君が好きだ」

「・・・・・え・・・?」

「世界で一番・・・君が好きだ・・・」



俺はキョーコを逃がさないように、きつく抱きしめた。


兄妹なんて、そんなものはじめから俺たちには存在しない。
俺にあるのは、ただ君を愛する気持ちだけ。


つづく






明日から2連休!何して遊ぼうか・・・ひとりで。誰か・・・遊んでくれ・・・orz
とりあえず、明日コミクス新刊買いに行って来ます~♪
優しい時間 | コメント(3) | トラックバック(0)
コメント
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No title
告白した~~~v-218
でもキョーコちゃんが受け入れるか?

もうすぐ終わるつもりですか?
Re: No title
HOKUTO様♪

先日書いたように、まだまだ優しい時間には書きたい内容があるので終わりませんよー!

最終回に向けてガンバリマス!

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