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優しい時間 28

2010/01/31 Sun 00:24

うおおおおおおおおおおおお!
やはし、日曜日になってしまったかーーー!

私の顔と首がやばいことになっていまして。
まあ、先日書いたようにアレルギーみたいなのですが。

仕事帰りにたまらなくて皮膚科に行ったら、「ステロイド塗らないと治らないよ~」と言われ。
しゃーないと、ぬっていたんですが。
次の日(土)にいつもの整骨院に行って、皮膚のこと言ったら「もう、その薬は塗るなよ。治らなくなる。今皮膚を治してやる」と・・・整体を。

治ったのかなー。治ったらいいなあ・・・。

とりあえず今日はアレルギー内服薬もステロイド軟こうもお休みしています。

女の子ですから、顔の皮膚が・・・って思うと、ストレスも溜まるものです。

治ってください・・・!(切実)

今日は、やっとやーっと書き上げた優しい時間!
以前のヤツを読み直して、「えー、こんな風に書いたの私・・・orz」っと後悔したりしなかったり(爆)

最終話あたりのお話は(頭の中で)出来上がっています!問題は途中ですが・・・←

では、優しい時間 28話。続きよりどうぞ★





『さあ、今日は皆さんが待ちに待った敦賀蓮さんの登場です!』
キャー!蓮―!!
黄色い声がテレビの中から響く。
私はひとり、その番組を見ていた。



優しい時間 28



「蓮兄!朝ですよ!いい加減に起きてくださいー!」
いつも通りの朝。
今日も蓮兄は自分で起きてはこなくて、私が起こしに行く。
どうせノックをしても返事はないことはわかっているけど、それで勝手に入って嫌な顔はされたくない。
私はノックをして、返事が無いことを確認して、いつものように部屋に入る。
ベッドには気持ちよさそうに寝ている蓮兄。
寝顔は昔のように幼い。
寝癖のつきにくいさらさらの髪。
黒に染めているのに、少しも傷んでいない綺麗な髪の毛。
金色の髪の毛の蓮兄よりも、今はもう見慣れてしまった。
本当は日本人じゃなくてアメリカ人。
黒髪じゃなくて金髪。
私たちは兄妹じゃなくて、ただの他人。
世間に嘘をつかせているのは私。
ここに留まらせているのは、私のせい。
本当はこんな小さな国にいるような人ではないのにね。

「蓮兄。朝ですよ。起きてください」
「ん・・・」
「ごはん、冷めちゃいますよ」
「ん~~」
腕をぐーっと伸ばして背伸びをして、背の高い蓮兄がますます大きくなる瞬間。
そして私を見てにっこり微笑む。
「おはよう。キョーコ」
「おはようございます。はやく起きてください。社さん、来ちゃいますよ」
「んー・・・」
「蓮兄?」
黙って蓮兄を見ていると、蓮兄の両腕が私の前に差し出された。
起こしてってことだろう。
私は笑って、しょうがないですねって言って蓮兄の両手をつかんで、引っ張る。
私の力じゃとても蓮兄のことを起こすことなんてできなくて、結局は蓮兄に引っ張られて、いつのまにか蓮兄の腕の中にいる。
ぎゅうって抱きしめられて、「おはようのハグ」。
「もう!寝ぼけないでください!」
「寝ぼけてないよ」
「寝ぼけてないなら離してください!ご飯冷めます!社さん来ちゃいます!」
「んー。今日もツレナイね・・・キョーコ・・・」
「蓮兄が朝っぱらから変なことするからです!」
腕を伸ばしてぐぐぐっと蓮兄の胸を押す。
蓮兄の腕の中から抜け出た私は「はやく来てくださいね!」といつものセリフ。
いつもと同じ。
いつもと変わらない。
これでいい。
変化は何もいらない。

「キョーコ?」
「・・・え・・・?」
部屋を出て行こうとしたら蓮兄に呼び止められた。
無意識に振り向いて蓮兄を見たら、なぜか真剣な表情で私をまっすぐに見ていた。
「・・・何か・・・あった・・・?」
強い眼光。
全てを見透かそうとする蓮兄の目。
でも、蓮兄に悟られるわけにもいかないの。
「なんでもないですよ?」
「・・・本当に?」
「うたぐり深いですね。一体どうしたんですか?変な夢でも見ました?」
「・・・いや、そうじゃないけど・・・」
「変な蓮兄。じゃあ、先に行ってますからね!早く来てくださいね」
「あ・・・ああ・・・」

笑顔なんて簡単。
明るいフリするのも簡単。
そして私は蓮兄と自分に嘘をつくのだ。







「え・・・?あんた本当にやるわけ?」
「うん。だからそう言ってるじゃない。以前にも相談したじゃない。モー子さん」
「たしかに・・・そうだったけど・・・その後何も言わなかったからてっきりあのひとに反対されたのかと」
「反対も何も、蓮兄に相談なんかしてないもの」
「はあ!?あんた何考えてんのよ。シスコン兄貴に相談も承諾もなしにそんなことしていいわけないでしょうが!!」
「どうして?」
「どうしてって・・・!それにこんな大事な時期になんでアルバイトなのよ!?兄貴じゃなくても反対するわよ!!」
「・・・モー子さんはしてるじゃない」
「それとこれとは話は別よ!!」
「・・・・・・・・・・・・」
どう別なのかよくわからないけれど、目の前の親友は私がアルバイトをすることを反対しているらしい。
「私、蓮兄と暮らし始めてからバイトってしたことなくて」
「あたりまえじゃないの、そんなこと」
「そう、私あたりまえのように蓮兄に甘えてしまっているのよ」
「・・・いいじゃない、それで」
「よくなんかないよ。私、ちゃんと自立していかなきゃいけないんだから」
「あんた・・・何考えてるのよ?」
「何って・・・」
「モー子さん、私ね・・・。ちゃんとひとりで立てるようになりたいの」
「だからって、それが今バイトをするってことにはならないでしょう?大学に行ってからだっていいじゃない」
「それじゃ遅いのよ」
「遅いって・・・何がどう遅いのよ」
「・・・・・」
「言えないの?」
「・・・・・」
「・・・言えないのならこの話はもう終わり!帰るわよ!」
モー子さんは怒ったように席を立ち、教室を出て行った。


―――俺は相談もできないほど君に信用されていないってこと?

「また・・・言われちゃうかなあ・・・」

信用してないわけじゃない。
むしろ、誰よりも信頼している。

「相談なんかしたら・・・絶対反対されるもんなあ・・・」
あの蓮兄が「いいよ」なんて絶対言うはずは無い。
それこそ、お小遣いが足りないのかって増やしてくるかもしれない。
お小遣いなんて、ほとんど使ってない。
必要最低限のものを買うときだけ。
それ以上はいらなかった。
私なんかが使っていいお金じゃないって思ったから。
蓮兄が一生懸命稼いだお金だから。

だから、自分が使っていいお金を作ろうと思った。
多く無くていい。
私ひとりが生きていける分だけでいい。

ずっと一緒にいたいけれど、それは永遠になんて続かない。
そう気づかせてくれたのは蓮兄だった。

―――頼むから急いで大人にならないで?できるだけゆっくり大人になって?

「・・・そういうわけにも・・・いかないんだよ・・・蓮兄・・・」

誰もいない放課後の教室。
夕焼けがとても綺麗で、なんだか・・・泣きたくなった。









『最近すごく噂になっている敦賀君の妹さんについていっぱい質問きてるよ』
『・・・あの子は一般人なので、特に話すことは何もないんですけど・・・』
『まあまあ、そう言わないで。隠したいほどかわいい妹さんってことだよね』
『かわいくて仕方がないのは認めます』
『うわ!敦賀君のシスコン発言!そんなにかわいいの?』
『・・・言っておきますけど、会わせませんよ?うちの子には』
『はいはい。そんなこと言ってたら、妹さんが彼氏なんて連れてきたらどうすんの?』
『殴りますね』
『即答!?だめだよ~。殴ったりなんかしたら』
『・・・じゃあ門前払いですね』
『・・・そんなことしたら、妹さんも出て行くんじゃない?』
『・・・それは困りますね・・・』
『おい・・・真剣に悩むなよ・・・』
『俺はいつだって真剣ですよ。まあ、俺の前に父が立ちはだかると思いますけどね。娘は目に入れても痛くないってほど溺愛してますから』
『でも、最終的な魔王は敦賀君ってことだろう?』
『魔王・・・って・・・認めますけど・・・』
『認めるのか・・・』

『はい、敦賀君のシスコンぶりがよーくわかったので、ここからは視聴者からの質問です』
『はい』
『敦賀さんはご家族のことはほとんど語られていませんが、何人家族なのですか?』
『両親と、あの子の4人ですね。今は両親が海外で暮らしているので2人暮らしですね』
『へえ。じゃあ海外のご両親は妹さんのこと心配で仕方ないだろうね』
『そりゃあもう、帰ってきたときにはキスとハグとプレゼントの嵐ですよ』
『・・・外国ナイズされてるなあ・・・。敦賀君もそんなことするの?』
『しますよ?』
『ええ!?マジ!?』
『はい。海外に住んでいたこともありますし。小さいころからのスキンシップですよ』
『へえ~。ああ・・・ほら、敦賀君がそんなこと言うから、お客さんたち大興奮だよ』
『そんなことって・・・話を振ったの内田さんじゃないですか』
『じゃあ、次の質問ね』
『休みの日は何をしていますか?』
『休み・・・そうですねえ・・・。のんびりしてますよ』
『たとえば?』
『ゆっくり寝たり、一緒に掃除したり・・・』
『敦賀君、家事もするの?』
『あんまりしないんですよ。洗濯ならできるんですけど、あんまりさせてもらえないというか・・・。だから食事の片づけを手伝うくらいですかね。あとはさっき言ったみたいに掃除とか・・・』
『手伝うんだ!いい旦那さんになりそうだねえ!買い物は?』
『・・・はじめて一緒に買い物に行ったら、あんな記事にされましたからね。ますます行ってくれなくなりましたよ・・・』
『ああ・・・じゃあ、スーパーの買い物籠持つ敦賀蓮なんて拝めなくなったってことかー』
『そんなもの見てどうするんですか』
『いや、レアだからファンの皆は絶対見たいと思うよ。あ、ほら。見たいコールが』
『買い物籠を持つ俺なら、ドラマの中でやりましたので、是非DVDお買い上げいただいてじっくり見てくださいね』
『ここで宣伝!?』
『あはは、はい。是非、どうぞ』
『まとまったところで、次の質問。おお、これは誰もが知りたいことですね』
『はい?』
『恋人はいますか』
『いません』
『えー?即答~?ここはもっと間を持とうよ!え?もしかして恋人いるの?とか思わせようよ!』
『そんなことを言われましても・・・』
『で?本当にいないの?本当はいるけど事務所にストップ掛けられてるとかじゃないの?』
『本当にいませんよ。仕事もありがたいことに忙しいですし、恋人を作ってもかまってあげられませんしね』
『えー。つまんないなー』
『つまんなくって結構です』
『敦賀君は結婚願望とかあるの?』
『ありますよ?でも、それは今じゃなくてもいいんです』
『じゃあ、いつごろ?』
『あの子が幸せだって笑ってくれたときに、俺の幸せを考えます』
『じゃあ、妹さんがお嫁さんに行った後ってことかー。本当に大切なんだね』
『大切ですね。それこそ目に入れても痛くないほど』
『親父が二人かよ・・・。妹さん、大変そうだな・・・』
『あはは』


単純に嬉しかった。
私のことを嬉しそうに語ってくれる蓮兄が。

そして・・・悲しかった。
自分という存在。

私が幸せって笑ってくれたとき?
私はいつだって幸せだって思っているのに、それは蓮兄に届いてはいないの?
これ以上の幸せって何?

どうしたら蓮兄に伝えることができるの?
笑って幸せだよって言えばわかってくれる?
自分の幸せ、探してくれる?

嫌だよ・・・私・・・蓮兄の足枷なんかになりたくないのに・・・。
蓮兄の幸せの邪魔をしているの・・・私自身だ・・・。

「幸せだよ・・・死ぬほど・・・幸せだよ・・・」

笑おう。

「だから、蓮兄もちゃんと好きな人見つけて、結婚していいんだよ」

これからは笑っていよう。

蓮兄の前だけは、昔みたいに笑っていよう。

「私も、蓮兄と同じくらい・・・蓮兄の幸せ、願ってるんだよ」

だから、私はちゃんと幸せだって笑って見せるよ。



誰もいない教室。
私の小さな独り言が、やけに大きく響いた気がした。



つづく






内田氏と蓮の会話のときだけ、書いてるの楽しかったです(爆)
優しい時間 | コメント(5) | トラックバック(0)
コメント
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No title
ちょっとまて!!あなたは 整体師に完全にだまされてる。皮膚疾患は、特に治りにくい(もちろんステロイド塗っても。)ステロイドの副作用も色々ありますがお医者様の言うことを聞いてね。私も直らず諦めかかりましたが、アレルギー(一年中)があり、内科医から処方され飲んでいたらいつの間にか無くなってました。息子もアトピー・アレルギーがあり、でも 部活の鍛錬で、メンイキ力がアップしたらしく「俺直った」と言ってます。整体師は絶対に医者ではありません。医学の知識でなくどうやって客の心を掴むかです。(気持ちがいいだけ)・・・何度もリピターさせてもらってます。感想ではなく心配で・・・こんな事を書かせていただきました。
No title
はじめまして^^
12月末にスキビにハマって、ついに虹小説にもハマってしまいました。
いろんなサイトさんでお名前を見ていたので知ったいたんですが
ちゃんとよませていただきいたのは今日が初めてかな?
(いろんなサイトさんに行きすぎて自分でも把握しきれていません^^;)
短編を全部読んで素敵な言葉に感動し、幸せのカタチを読んで泣かされ・・・
この優しい時間で頭痛がするほど泣きました(>_<。)
”どんだけ泣かせるんだ?!”と声に出しそうになりました^m^
寝る前にちょこっと読むつもりがもう朝6時半!!
久しぶりの完徹です。。。
今日は速攻帰宅してLOVEを読ませて頂きますね♪
それでは、続きを楽しみにしています。
Re: No title

ゅか様♪

はじめましてvv
ようこそ!我が家へ(*^-^*)

完徹ーーーーー!なんとーーーー!!!(゚Д゚)
だ、だだ・・・大丈夫ですか?
徹夜は乙女の肌の大敵ですぞーー!
しかも涙まで加わって・・・!ヒイ(汗)

で・もv
読んでもらえて、泣いてもらえてすっごくすっごく嬉しいですv
最高に嬉しいコメントでしたvv
ありがとうございますvv

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