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Small happiness

2009/10/24 Sat 04:16

こんな時間に更新!!
22時には家に帰っていたのに、そのまま転寝してしまったーーーー!!!!

昨日の体重測定は、まあ・・・うん。

なんていうか、撃沈?orz

仕事終わってから友達とご飯行ったけどね。めげずに。(←あほかーーー!!)

いろいろ・・・頑張ろう。私・・・。

んで、転寝から目覚めて風呂に入ってから、だーーーーっと書き上げました。
今回はSSの更新です。

本当は少し前に書きたかったもので、季節的にすこーーーしだけ過ぎちゃったのですがorz

よろしければ下記よりどぞーーー><



Small happiness



「・・・ただいま。キョーコ?いないの?」
玄関のチャイムを押したら「は~い」と出迎えてくれるはずだった声がなく、俺は仕方なく自分の持っている鍵で家のドアを開けた。
もしかして何かに集中して気づかなかったとか?
集中力が人の数倍あるのではないかと思うくらいキョーコは何かに集中したら他のことが見えなくなる傾向がある。
それこそ俺さえもほったらかしになるほどに。

だからきっと今日も・・・と開けた玄関は真っ暗だった。
玄関から部屋の中をみても真っ暗で、誰かがいる気配がない。

寝てるのか・・・?いや・・・キョーコの靴もないし・・・。

腕時計を見ると午後9時を回っている。
「今日は8時くらいには敦賀さんちにいけるので、夕食作って待ってますね」って言ってたのに。
俺の腕時計が狂っているのかとも思ったが、携帯電話のディスプレイに表示されている時計も腕時計と同じ時刻を表している。

瞬時に俺の頭をよぎったのは、キョーコの身に何か起きたのかもしれないということ。
事故にあった?それとも何か事件に巻き込まれた?
キョーコはかわいいから誘拐されたってことも充分に考えられる!!

「っ電話・・・!!」
キョーコの携帯電話に慌てて電話を掛ける。

プルルルル、プルルルル、プルルルル、プルルルル

耳元で鳴り響く呼び出し音。
5回・・・6回・・・頼むから出てくれ・・・・!!

8回・・・9回・・・・プツッ

「キョーコ!!」
『ただ今電話に出ることができません。ピーッという発信音の後にメッセージをお入れください』
切り替わったのは留守番電話。
ただ単に電話に気づいていないだけ?
それとも出ることができない状況にいるの?

「キョーコ。今どこにいる?メッセージ聞いたら連絡してくれ」

俺は彼女の留守電にメッセージを残し、彼女を探しに行くことにした。
外はもう寒い。
昼間の温かさと違って、冬のように寒く感じる。
こんな時間だし、もしもここに向かって来ているのなら寒い思いをしているだろう。

俺はジャケットを羽織って携帯電話と鍵を握り締める。
キョーコがその辺りを歩いていることを願って、キョーコがくると思われる道を歩いてみよう。
きっと彼女と出会えるはずだから・・・・!!

もう一度キョーコに電話をかける。
やはり呼び出し音だけで取られる気配のない電話。
「ああ、もう!!」
電話を耳に当てながら玄関のドアを勢いよく開けた。

―――そのとき。

「きゃっ」
「え?」

目の前に、びっくりしたと言うように目を見開いたキョーコが立っていた。

「・・・・え・・・?キョーコ・・・?」
「あ・・・あの・・・・?どちらかお出かけですか・・・・?」

『ただいま電話に出ることができません。発信音のあとに・・・』
俺は耳元で聞こえた留守番電話の対応音を途中に、電話を切った。
目の前にその相手がいたのだから。

「キョーコ?」
「は・・・はい。キョーコです・・・」
「どこに行っていたの?」
「どこって・・・ここに向かって・・・」
「だってもう9時回ってるよ?8時には着くって言っていたのに」
「あ!すみません・・・!!あのですね、私・・・うぷっ」

気づけば俺はキョーコを抱きしめていた。

だって、何かあったんじゃないかって・・・!
君に何かあったら俺は・・・!

「無事でよかった・・・・」
「・・・・・」
「君が元気で・・・よかった・・・!」
ぎゅっと力をこめて、君が今ここにいることを自分に実感させる。
「心配掛けて・・・ごめんなさい・・・」
おずおずと自分も俺の体に腕を回してくれる。
俺はキョーコを抱きしめたまま、キョーコの香りを吸い込んだ。
安心する、君の香り。

「・・・・・ん・・・・?」
「え?」
この香り・・・・。
キョーコの香りを吸い込んだときに、一緒に感じた別の香り。
よく見ると、キョーコの頭の上に黄色い花びら。

「金木犀・・・?」
「あ!!」
「・・・もしかして・・・キョーコ・・・金木犀の木の下にいたの?」
「はい!そうなんです」
顔だけぴょこんと俺を見上げて、楽しそうに話し始めた。

「ここにくる途中に綺麗な金木犀の木があってですね、私金木犀大好きで、ついついその木の下で金木犀を眺めながら香りを楽しんじゃって・・・」
「それで、ここに来るのが遅くなったの?」
「はい。そうなんです。・・・ごめんなさい・・・」
くにゃん、と猫の耳が垂れるような幻想さえ呼び起こすようなしぐさのキョーコに、かわいいとさえ思ってしまう。
「いや・・・なんにせよ、無事ならよかったよ」
「はい・・・」
「でも、頼むから電話には出てくれないか?」
「え・・・?・・・!!もしかして掛けました!?」
慌てて俺から身体を離して、バックの中から携帯電話を取り出して確認するキョーコ。
「うわ~!留守電まで!ごめんなさい!!」
「うん・・・さあ、こんなところじゃなんだし、中に入らない?」
「そ、そうですね。すみません。お邪魔します」
部屋の中に入り、バックを床の上に置いた彼女を、もう一度抱きしめた。

「つ、敦賀さん?」
「ん?」
「どうしたんですか?私今から急いで食事のしたくを・・・」
「・・・うん。わかっているんだけどね・・・。もう少しだけ」

いまだに自分の魅力を理解していないキョーコは、無鉄砲というか本当に自覚無しの行動をよく起こしてくれる。
夜道の一人歩きは危険だと何度言っても私なんかを襲う人なんかいませんよって流してくれる。
(そのたびにキョーコの魅力が充分にあることをしっかりと教えているつもりなんだけど・・・・)

「甘い・・・香りだね・・・」
「え?」
「金木犀」
「ああ。なんだかリラックスできません?」
「うん・・・。そうかも・・・」
きっとリラックスができるのは、金木犀の効果ではなくて。
俺にとって君以上の癒し効果をもつものなんてないんだから。

「小さな幸せの・・・おすそわけです」

そう言って笑顔を俺に見せた後、自分からぎゅうっと抱きついてくれる。

小さな幸せ。
君はそういうけれど、君がこうしてここにいるだけで。
俺を抱きしめて全身で好きだといってくれる、それだけで。
俺はどんなに幸せか、君はきっと理解していないね。

「キョーコ」
「はい?」
「おすそわけ・・・ありがとう・・・」
「へへ。どういたしまして」

ああ、かわいい。
君はとことん小悪魔だ。
俺の理性を簡単に壊す。

「ねえ、キョーコ?」
「はい?」
「おすそわけついでに、もうひとつ幸せもらってもいい?」
「え?」

君といる幸せ。
君も俺といて幸せだと思ってくれているのかな?

幸せにするよ。
きっと、ずっと。

俺は金木犀の香りよりも甘い、彼女の唇にキスをした。



END





金木犀が大好きなのは私です。
もう、今は時期が終わってしまいましたね。そこらじゅうで香っていたのに、気づけばもうありませんでした。
もう冬ですね。あっという間の季節でした。
短編 | コメント(2) | トラックバック(0)
コメント
素敵ですね~♪ *^-^*
私も 金木犀の香り大好きです♪*^-^*

読んでても 甘い香りのおすそわけ
していただいたような気分ですっ!!

キョコたんの天然小悪魔っぷりが
すっごくかわゆいv-238
Re: 素敵ですね~♪ *^-^*
ことりんさん♪

ことりんさんも金木犀お好きですか!!

いいですよね~v

金木犀の香りが漂うと、ああもうこんな季節なんだなって実感しますよね!!

お褒めのお言葉、ありがとうございますvv

すっごく嬉しいですvv

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