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優しい時間 17

2009/09/25 Fri 16:10

秋ですね!!!
栗がたくさんですvv
くり
これが我が家にコンテナ2つ分。お母さんが採りに行ってきましたv

くりとレオさん


ちょっと前に、お返事で書いたNEWレオさん。
ひまに「きょせいしたの?」って聞かれましたが、そうではありません!!!
おにゅーレオさん
首輪が緑になりましたーーーー!!!
100円ですけど。そして我が家にあったものですけど。

ピンクの首輪は、もう小さくなりました。
でも、この首輪もひとつ穴を作ったほど、まだ大きいのですが。
いや~v大きくなったなあvvレオvv

ではでは、レオさんがこの前やらかしてくれた事件はまた今度。

優しい時間をどうぞ☆
(お待たせしてすみません>< サボってたわけじゃないの~orz)←言い訳です。




高速道路を降りて、社長に電話をかけた。
『遅かったな』
にやりと笑う社長の顔が目に見えるようで、いつか絶対に殴ってやると思ってしまった。




優しい時間 17




「蓮兄・・・」
腕の中で泣きじゃくる愛しい女の子を、俺は力を込めて抱きしめる。
やっとキョーコの元に戻ってこれた。
やっと俺のところに戻ってきてくれた。
「一緒に帰ろう?」
「うん・・・」
「一緒に暮らしてくれる?」
「・・・・・・・・」
「お願いだから、ね?」
声には出さず、こくんと頷いたキョーコ。
俺は嬉しくて嬉しくて、もう一度ぎゅっと抱きしめた。

「おい。おまえたち」
よく知った声が聞こえて、俺もキョーコも顔を上げる。
「社長・・・」
「え?」
俺の言葉にびっくりしたのか、キョーコの視線が社長から俺に変わった。
「蓮兄・・・社長って・・・?」
「この人は、俺が所属する事務所、LMEの社長だよ」
「・・・・・っええええええええええ!?」
とっさに離れようとするキョーコの身体を、俺は離さないようにチカラを込める。
こんなに大きな声を聞くのは本当に久しぶりだ。
「おい、蓮。いつまでその子を抱きしめておくつもりだ。セクハラだぞ」
「・・・見ず知らずの女の子をこんなところまで連れてきたあなたに言われたくありません」
「まあそう言うなや。最上くん、楽しかったかな?」
「はい。とっても。ありがとうございました」
俺の腕の中に納まったまま、キョーコはほっとしたように社長にお礼を言った。
「それはよかった。では、車に乗りなさい。最上くん」
「え?キョーコは俺の車で帰りますよ」
「何を言っている!」
「何を言っているって、それはこっちの台詞です!!」
「遠足は家に帰るまでが遠足なんだ!そんな単独行動は許されんのだよ!」
「なんですか!遠足って!!立派な拉致じゃないですか!!」
「何ぃ!?蓮!!」
「あ・・・あの・・・」
俺と社長の言い合いにおろおろするキョーコ。
そのしぐさも可愛くて、つい和んでしまう。
「じゃあ、最上くんに決めてもらおう!!」
「え」
「それがいいですね。キョーコ。俺と社長の車、どっちで東京に帰る?」
「・・・・・・・・・」
キョーコは、俺と社長の顔を交互に見つめた。

「社長さん・・・・」
!?
「今日・・・とっても楽しかったです。ここにつれてきてもらえて・・・本当によかった。
私・・・蓮兄と一緒に帰ります」
「・・・っキョーコ・・・!!!」
「そうか・・・・仕方ない。蓮、安全運転で帰るんだぞ。くれぐれも、ここに来たときみたいな無茶はするな」
「もちろんですよ」
「あの・・・すみません。社長さん・・・」
しゅんとうなだれて社長に謝るキョーコに、社長はにっこりと笑って、キョーコの頭をぽんぽんと撫でた。
「いいんだよ。俺は君に選択をしてもらいたかったんだ。君がこの先もしっかりと自分で選んで自分の道を進んでほしいと思ってるよ」
「ありがとうございます」
涙目で嬉しそうに微笑むキョーコに、俺もほかほかと温かい気持ちになった。
キョーコを俺の車に乗せて、俺は社長の車に向かった。
コンコンとノックすると、開けられるパワーウィンドウ。
「なんだ」
「社長。キョーコを拾ってくださり、ありがとうございました。本当に感謝しています」
「ちゃんとあの子を幸せにしてやれよ」
「はい。もちろんですよ」
にっと笑う社長が憎らしくも格好良くて。
やっぱり只者ではないと感じた。



「キョーコ?」
「は・・・はい・・・」
「なんでそんなに硬くなってるの?」
「か、かかか硬くなんてなって・・・」
「うん。充分硬いよ」
「・・・・・・・・」
2人きりになってから、キョーコの緊張がものすごく伝わってきた。
「今日はもう遅いから、明日君の保護者のところに行こう」
「え・・・・」
「君の荷物を持ってこなくちゃ」
「はい・・・」
キョーコは、静かに微笑んだ。
それからキョーコは特に喋ることもなく、俺も高まる気持ちを抑えて運転に集中したため、静かなドライブとなった。

「着いたよ・・・って・・・そうだよな・・・」
京都に行くときよりも時間をかけて東京に戻ってきたら、もう真夜中。
キョーコはいつのまにか助手席で眠っていた。
寝顔は小さいころとひとつも変わっていなくて、安心する。
前髪をかき分けて、おでこに軽いキス。
「おやすみ。良い夢を」
起きたら君の保護者に会いに行かなくてはいけないから。
絶対に護ってみせるから。



***



「ん・・・・・?」
あれ・・・ここは・・・・?
「あ・・・!!」
がばっと起きればそこはまた知らない部屋だった。
広くてとても綺麗な部屋。
えっと・・・どうして私・・・ここにいるんだっけ・・・?
自分の今の状況がよくつかめなくて、この部屋を出てみることにした。

「おはよう、キョーコ。よく眠れた?」
「えっ」
ドアを開けると、そこには蓮兄。
って、どうして蓮兄がいるの!?
「えと・・・夢・・・?」
そういうと、蓮兄の幻はにこっと笑って、「現実だよ」って言った。
現実・・・・。
今、ここに蓮兄といる現実。叶わないと思っていたことが、今こうして起こっているんだ・・・。
涙が・・・出そうだった・・・・。

蓮兄にお風呂を勧められ、2日ぶりのシャワーはとても気持ちよかった。
「・・・・汗臭かっただろうな・・・私・・・・」
とっさに思い出したのは蓮兄に抱きしめられたこと。
「うわわわわ!!!」
急に恥ずかしくなって、全身から湯気が立ちそうなほど自分の体が熱く感じた。
「キョーコ、タオルここにおいておくから。それと着替えもね」
「はっ!!はい!!!」
急に聞こえた蓮兄の声にびっくりして、つい大声を出してしまった。
広いバスルームに私の声が盛大に響く。
し・・・しまった・・・・・。
「くすくす・・・それだけ元気なら大丈夫だね。湯あたりしない程度によく温まってから出ておいで」
「は・・・はい・・・」
脱衣所から蓮兄が出て行く音がして、私ははー・・・っと息を吐き出した。
湯船に浸かったまま広くて綺麗なバスルームを眺める。
「こんな綺麗なところ、はじめてだな・・・。蓮兄・・・本当にすごいんだなあ・・・」
昨日、一緒に住もうと言ってくれた。
でも、私がここに住むってことはやっぱり迷惑になると思う。
だって、もしもこの事実が公になったら?
敦賀蓮は女子中学生と住んでるなんて、イメージダウンにしかならない。
もう離れたくないけど、絶対に蓮兄にも社長さんにもマイナスにしかならない自分の存在。
どれがいちばんいい道なんだろう。
「はあ・・・・幸せになりたいなあ・・・・」
できるなら皆が笑ってられる世界がいい。そんなものはどこにもないことなんてわかっているけど。
私は、お湯でばしゃばしゃと顔を洗って、湯船を出た。

「蓮兄・・・お風呂、ありがとうございました・・・」
「いいえ。お腹もすいているだろう?料理はあんまり作れないけど」
テーブルの上に用意されていたのはトーストとスクランブルエッグ。
「いただきます・・・」
「うん。召し上がれ」
あんまり料理をしないという蓮兄のスクランブルエッグは、なんだかとても優しい味がした。
向かい合ってとる食事は、久しぶりに味わうくすぐったさだった。

ピンポーン。
食後に蓮兄が入れてくれたコーヒーを二人で飲んでいたら、インターホンの音。
「社さんだ。今日一緒にキョーコの保護者のところに行ってくれるって言ってたから。出迎えてくるからキョーコはここにいて?」
「はい」
玄関に行く蓮兄の後姿を眺めながら、社さんという蓮兄のマネージャーさんにどう接そうかと考える。
あのお兄さんにもきっとたくさん心配をかけてしまったから。
まずは、ごめんなさいって言わなくちゃ。

「わあ!!!!」
「!?」
突然玄関のほうから聞こえてきた蓮兄の声。
何があったのかと走って玄関に向かった。
そこにはでっかいくまのぬいぐるみ。
「え・・・?」
あまりに大きなぬいぐるみに呆然としていると、そのくまの後ろから現れたのは。
「キョーコ!会いたかった!!!!」
「大きくなったわね!!キョーコ!!!」

「・・・・・え・・・・・・」
急に抱きしめられて、何がなんだか良くわからなかった。
でも、わかる。
抱きしめられた温かさ。
湧き上がる感情。
この感覚を私は忘れられなかった。
「ふえ・・・・・」
ぎゅっと抱きしめられて苦しくてたまらなかった。
なのにその苦しささえも愛おしくて。
「うあああああん・・・」
もう、止まらなかった。
蓮兄が来てくれた。
そして
「パパ・・・ママ・・・!会いたかった・・・!!」
私は精一杯のチカラで二人に抱きついて、泣きじゃくった。


つづく






蓮・・・女の子が風呂に入る前にタオルも着替えも渡してあげなよ。
脱衣所にはいるなんて・・・・・・セクハラよ!!・・・・・なんて言ってみる。
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