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目覚めたら、40000超えてましたvv
(39999までは確認後眠ったのでした・・・)

更新亀子さんのブログに来てくださる皆様、本当にありがとうございますvv

前回の30000のときは何もUPできなかったので、今回は・・・!!と思って頑張ってみました。
昨日。

はい、昨日風呂上りにだーっと書いたものでございます・・・orz

一応フリーにしたいと思ってますので、もし欲しいという奇特な方がいらっしゃれば、どうぞもらってあげてください。

では、40000HITフリーSS 『夏の夜、花火』です。



「きゃー!!キレイですね!!」
はしゃぐ彼女がとても愛しかった。




夏の夜、花火




「みなさん、これまでの撮影お疲れ様でした。無事にクランクアップしましたので今日は思う存分楽しんでください」

映画の撮影で、この人里離れた屋敷でのロケがあった。
そして今日はそのクランクアップの日。

打ち上げということで、スタッフも役者も皆そろって、屋敷の広い庭でバーベキュー。
大変だった撮影を共にした関係者は開放感に浸り、楽しそうにバーベキューの準備をしていた。
俺ももちろん準備の手伝い。
敦賀さんは座っててください、なんて言われたけど、皆疲れているはずだからと手伝いをした。

「野菜切ってきましたよ~」
女性スタッフと共に、最上さんも野菜が乗ったトレイを運んでくる。
お酒・ジュース・お茶。
お肉にたくさんの野菜。
大人数だから本当にたくさんで、大きなテーブルが食べ物で埋まってしまった。
焼くのは男の仕事。
「敦賀くん、色々準備の手際がよかったね。よくやったりするの?こういうこと」
50歳くらいの男性スタッフにそう聞かれて、俺は昔を思い出した。
「いえ、最近はさすがにしてないですけど、昔はよくアウトドアを父と楽しんでいたので」
昔はいろんなことを父とした。
山も海も空も、色んな場所が俺の遊び場だった。
こうやって家族でバーベキューもしていた。
楽しい、家族の思い出だ。

「敦賀さん、はい食べてくださいね」
「あ、ありがとう」
「敦賀さん、ビールもいかがですか?」
「あ、すみません。ありがとうございます」
ぼうっと思い出に浸っていたら、共演した女優さんや女性スタッフから声が掛けられた。
持ってきてもらったものを無下にはできないから、ありがたく頂く。

・・・ところで・・・最上さんはどこに行ったんだろう・・・?

あたりを見回すけど、彼女の姿がなかった。
とりあえず、皿に乗っている野菜と肉を食べた後、俺は彼女を捜しに行くことにした。
せっかくだから、彼女と一緒に食べたいと思うのは片思いの男の心境。

今彼女が一番居そうな場所である屋敷内の台所に行ってみると、彼女の楽しそうな声が聞こえた。
「おにぎり、どれくらいあったら足りますかね~?」
「そうね~。けっこうたくさんの人数だからね。とりあえず炊いた分は全部おにぎりにしちゃいましょうか。足りなかったら、焼きそばの麺もあるから大丈夫でしょ」
「そうですね」
女性スタッフとおにぎりを作っていた。
「ねえ、京子ちゃん。いいのよ?疲れてるでしょうし、先に食べてきて?」
「いいんです!疲れてるのは皆さんも同じですから。それに私お料理好きなので手伝わせてください」
なんとも健気な彼女に、女性スタッフも嬉しそうな顔をしている。
これは今、声をかけるべきではないな、と判断して俺はまたもとの場所に戻った。

「あれ~?蓮。キョーコちゃんは?」
「社さん。今彼女おにぎり作ってるみたいで・・・」
「ふううん」
「なんですか・・・」
「いや~。ちゃんと確認しに行ってきたんだ~って思って」
「・・・・・・」
「うんうん。正直で嬉しいよ。お兄ちゃんは」
「・・・・・・社さん。酔ってますね?」
「これくらいじゃ酔っ払ったりしないよ」
「・・・はいはい。観念してますよ」
「あはは。しっかりね。蓮」
ポン、と肩に触れて社さんはまた別の場所に移っていった。

「しっかり・・・か・・・」
彼女の中に俺はどれくらいいるんだろう。
尊敬の目で見てくれているのはわかってる。
でも俺が欲しいのは、そんなものではなくて。
「はあ・・・」
出てくるのはため息。

「敦賀さん、おにぎりおひとついかがですか?」
聞きたかった声が突然聞こえて顔を上げると、そこにはさっきのおにぎりを持った最上さんがいた。
「ちゃんと食べてます?お酒ばっかりじゃダメですよ?」
「あ・・・ああ。ちゃんと食べてるよ」
「はい。これよかったら食べてください」
「ありがとう・・・」
白いおにぎりをひとつ皿の上に置いてくれた。
一口食べると優しい味がした。
「うん。おいしいね」
「でしょう?」
にこにこしながら彼女も野菜をほおばっていた。
彼女に引き寄せられたのか、俺たちの周りにもどんどん人が集まってきて、とても楽しい食事だった。

おなかも満たされて飲み物を飲んでいると、ヒュ~、ぱぁんと花火の音が聞こえた。
どうやら花火を始めたらしい。
それは市販の打ち上げ花火で、なんとも小さなものだったけど。
次第にみんなそちらのほうに集まっていった。
大量に買出しされた花火に、次々と火がつけられる。
打ち上げ花火に噴射型花火。手持ち花火・・・。
夏の風物詩の花火はなんだか懐かしさを感じさせてくれた。

「綺麗ですね・・・」
「うん。そうだね」
俺と最上さんはその場から動かず、皆がしている花火を眺めていた。
あっという間に消えてしまう花火は綺麗だけど淋しくて・・・。
「こんなふうに敦賀さんと花火を見るのって初めてですね。なんだかとても不思議な感じがします」
「不思議?」
「はい。敦賀さんは尊敬する先輩ですから。こんなふうに隣で見ることなんて贅沢すぎることなんです」
「・・・・そんなことないよ」
「いえ、そんなことあります」
「・・・・・・」
そんなこと言わないで。
俺はもっと君の近くに居たいんだ。
誰よりも君の心に近づきたい。
君の隣に居るのは俺であって欲しいんだ・・・。

突然彼女がすくっと立ち上がった。
「どこ行くの?」
「敦賀さん。花火しません?」
「え?」
「せっかく贅沢してるんだから、とびっきり贅沢しようと思って」
「・・・?どういう意味?」
「だから、一緒に花火をしてください」
それはつまり・・・花火を見るだけじゃなくて、一緒にしたいってこと・・・?
それを君は贅沢だと言ってくれるの?
「うん・・・しようか。花火」
「はい!」
彼女は嬉しそうに花火の場所に駆け寄って行き、持って帰ってきたのは数本の手持ち花火。
スタッフのライターを借りて俺が花火に火をつけると、それを綺麗綺麗と言いながら楽しそうに持っていた。

いくつかの花火をした後、手元に残ったのは2本の線香花火。
パラパラと小さな火花が舞う。
「・・・やっぱり、最後は線香花火ですね」
「・・・・・・」
「とても淋しくて・・懐かしい、そんな気持ちになります」
「・・・そうだね・・・」
花火に照らされる彼女の表情がとても切なくて・・・抱きしめたいと思った。
言いたい、そう思った。
今彼女に、本当の気持ちを言いたい・・・。
君のことが好きなんだと・・・。

花火はだんだんと火花を小さくし、やがてポツリと地面に落ちた。

「あ~あ。終わっちゃいましたね」
「うん。そうだね」
「やっぱり寂しいですね」
「うん」
「撮影も楽しかったですね。とても勉強になりました」
「うん。俺もだよ」
君と演技で勝負ができた。
同じ時間を共有できた。
この夏は、今日の花火のように二度と戻ることはない。
そう思うと、余計に淋しく感じた。

「さ、これバケツの中に入れてきますね」
使用済みの花火を拾い集めてバケツのほうに向かおうとする彼女。
「ねえ、最上さん」
「はい?」
「来年もまたこうして一緒に花火をしてくれる?」
そう言うと、一瞬彼女は驚いたような表情をしたあと、にっこりと笑ってくれた。
「はい!是非!!嬉しいです。誘っていただけるなんて」
本当に嬉しそうに答えてくれた。

「敦賀さんも花火お好きなんですね」
「うん。好きだよ」
花火よりも、君が好きだ。
俺はそんな意味もこめてまっすぐ彼女を見てそう言った。
きっと彼女はそんなこと気づいていないだろうけど。

こうやって何かをしていても、楽しいと思えるのは君がここにいるから。
もっともっと君と同じ時間を共有したい。
君と同じ思い出を作りたい。

いつか、君もそう思ってくれたら・・・と夏の夜・・・願う・・・。


end





両想い設定ではなくてごめんなさい。
「やっぱり最後は線香花火」これは、お盆に皆で花火をして私が言った台詞です。
これでSS書きたいなーって思って、手をつけたのが昨日でした。
片思いでもよろしかったらどうぞお持ち帰りくださいませ。


皆様に感謝です。
これからもどうぞよろしくお願いしますm(__)m
記念 | コメント(2) | トラックバック(0)
コメント
おめでとうございます!
素敵素敵v
両想い前提の片想いですもの♪
勿論OK!OK!
夏の甘~い想い出、ありがたく頂戴していきますv

好きだよ

なんて…。

花火絡めててもキョーコちゃんもドキリですねv
Re: おめでとうございます!
EMIRIさん♪

ありがとうございますーーvvv
SSももらってくれてありがとうvv
うれしいです>▽<

えへーーーvv

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