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片想い

2009/02/02 Mon 20:39

私が仕事に行ったら必ず忙しくなります。
今日も例に漏れず、朝一で何かが変だ!!!!
案の定ですたorz

そしてもちろん、明日はもっと忙しいはず・・・頑張れわたし!!負けるなわたし!!!!

さて、仕事が続いているため、長編はもう少ししてから書くことにして。
今日は短編UPします。
あしたは7時までに帰ってきて怖い話が見たいなあ・・・

では、下記よりどうぞvv



「キス・・・したいです。敦賀さん・・・」
「ん・・・。俺もだよ、キョーコ」
優しく唇が重なる瞬間。

俺は目が覚めた・・・

片想い

「はあ・・・」
「どうした?蓮。朝からそんなため息なんかついて」
「いえ。何でもないです」
「まあ、蓮がつくため息なんてどうせキョーコちゃんがらみだと思うけど」
「・・・・・・なんですか。どうせって・・・。大体なんで最上さんがらみなんですか」
「あれ?違うの?」
「・・・・・・・・・・・・」
次の撮影現場への移動中。
つい漏らしたため息ひとつでマネージャーの社に遊ばれそうになっている敦賀蓮。
どう回避したものかと考える蓮に対し、社は遊ぶ気満々で話を進める。
「最近キョーコちゃんもどんどん忙しくなって、全然逢えてないもんなぁ。寂しいよなあ。ため息のひとつもつくってもんだ」
腕を組み、うんうんと頷きながら助手席に座っている。
社の言う通り、キョーコの仕事は増えており逢えていない。
・・・もう1ヶ月ぐらい経つかな・・・
ドラマや映画の撮影で何ヶ月も家を空けることもあるから、いくら同じ事務所といっても逢えないことのほうが多い。
東京にいたとしても、仕事が違うなら逢うことも少ない。
面識のない俳優だっているくらいだ。
それでも、彼女とはなんだかんだと理由をつけてラブミー部へ依頼をしたり、ラブミー部室へ行ったりして時々だが逢うことができた。

彼女の笑顔が見たい。
彼女の声を聞きたい。
彼女と話をしたい。
蓮にとってキョーコは初めて恋をした相手。
こんなに次々と溢れてくる欲求は初めてで。
きっとあんな夢をみたのは・・・・・
「・・・・欲求不満か・・・」
「え?なんか言った?蓮」
「いえ。もう着きますね」
次の撮影現場に入り、監督やスタッフ、出演者に挨拶をして自分の楽屋へ向かう。

あの子がここにいないことは分かってるのに、つい姿を探してしまう。
逢いたい
逢いたい
逢いたい・・・

・・・・なんて恐ろしい病気なんだ・・・。どんどん蝕まれていく・・・。
向こうは俺のことなんとも思っていないのに・・・
恋とはなんて理不尽なんだ・・・
逢いたいと思っているのは自分だけなんて。

「敦賀さん?」
突然彼女の声が聞こえた。ここにはいるはずがないのに幻聴が聞こえる。
「敦賀さーん?」
顔をあげると、そこには赤いドレスを着た彼女。なんてかわいいんだろう。
ますますやばいかもしれない。幻覚まで見えるなんて。
でも幻覚でもいいや。ここには俺しかいないし、存分に堪能しよう。
手を伸ばして彼女を捕まえ、腕の中に閉じ込める。
幻覚のはずなのに、なぜか暖かくてやわらかくて、とても華奢で・・・。
彼女の首元に顔を埋めて香りを吸い込む。
ジタバタともがく彼女の幻影すらも離さないように腕に力を込める。
「キョーコちゃん・・・。逢いたかった・・・」
そう言ったら、彼女の幻影はぴたっともがくのを止めた。
彼女の顔を見たくて、キスをしたくて、腕の力をそと緩める。顔を覗き込むと、耳まで赤くしている。
「かわいい・・・」
逃げられないように顎を捉え、唇を寄せていく。
あと、1cm・・・・

「れーん、キョーコちゃーん。そろそろスタジオのほうにー・・・・」
ばたんと入ってくる社さん・・・、ん・・・?今・・・・え・・・・?
「わっわわわわわっ悪かった!!ごめん!!」
ばたん!!と大きな音を立てて楽屋を出て行く社さん。
もぞもぞと動く腕の中の彼女・・・えと・・・もしかして・・・
「つ・・・敦賀さん・・・離してくださ・・・い」
!!!!!!!!!ホ  ン  モ  ノ!!!!?????
あわてて腕の中から開放する。
「ごっごめっ!!」
キョーコは顔を真っ赤にしてはあはあと息を荒げている。
そんな姿も愛らしくて・・・
「最上さん・・・どうして・・・」
「どうしてって・・・私敦賀さんの共演者です。社さんに敦賀さんを呼んできてって頼まれてここに」
「・・・・・・そう」
ということはもちろん社さんは彼女との共演を知っていて、俺にはそのこと黙ってたってことか・・・。
はあ・・・。大きなため息をつく。
「あ・・・あの・・・大丈夫ですか?疲れているんですよね?」
「え・・・?」
「さっきのも別のどなたかと間違われたんですよね・・・?」
さっき?別・・・?
「すみません。私なんかがここに来てしまって。社さんも呼ばれていましたし、行きましょうか」
私なんかって・・・違う!!
「最上さん!!」
去ろうとするキョーコの腕をつかんで引き止める。
「・・・は・・・はい?」
「・・・俺は・・・君に逢いたかったんだ」
「え・・・・」
「ずっと逢いたくて・・・、ごめん。急にあんなことをして・・・。自分に都合のいい幻覚かと思ったんだ。だから、あんなこと・・・」
「敦賀さん・・・」
キョーコの腕を掴んでいる蓮の手に、キョーコはもう一方の手を重ねる。
「・・・最上さん?」
「敦賀さん!はやく撮影終わらせませんか?このあと敦賀さん仕事ありませんよね?」
「う・・・うん・・・?」
「私も、実は敦賀さんに逢いたかったんです」
「え・・・」
「幻覚まで見るってことは最近ご飯ちゃんと食べてないってことですよね?私、最近敦賀さんにお逢いできなかったので敦賀さんの食事事情が気になって気になって!!もう、やっぱり食べてなかった。ということで、今日は敦賀さんちにお邪魔させていただきますので!!」
「え・・・えと・・・最上さん・・・?」
「幻覚見えるほどフラフラで大変なのは分かりますけど、もう本番です!一発で終われるように精一杯がんばりますのでとっとと終わらせて帰りましょう!!」
「あ・・・はい・・・? ?」
ちょっと・・・これは・・・俺の精一杯の告白は・・・あれ・・・・?
キョーコに腕を引っ張られてスタジオへ向かう。
握られた箇所が熱い。そこに全神経が集中している気がする。
「敦賀さん」
「はい」
スタジオに入る瞬間、キョーコは振り返り、蓮を見上げた。
「私に逢いたいって言ってくれるほど私の料理を気に入っていただけて・・・嬉しいです」
「・・・・・っ」
ちょっとだけ頬を染めて、蓮の腕を離してスタジオ内に入っていくキョーコ。
やっぱりもっとストレートに言わないと彼女には伝わらない・・・か。
気に入っているのは料理だけじゃなく、君自身なんだけどね?

今は、とりあえずこの仕事を終わらせて、彼女との時間を確保することが先決か。
「さ、頑張りますか」
自分に気合を入れて、最たることを果たせるように。
彼女の心にもっともっと近づけるように――――


おまけ

「蓮。キョーコちゃんとうまくいったってことか?だって抱きしめてたもんな。いやいや、俺の作戦大成功ってやつ?」
「・・・・・・・社さん。もう絶対俺にひみつにしないでくださいね。切羽詰ったら何をするかわかりませんから」
「せっぱって・・・もしかしてお前、キョーコちゃんにムリヤ・・・」
「だから絶対に や め て く だ さ い ね
「・・・っ・・・っキョーコちゃん!!ごめんねーーーーー!!!!!」
「・・・あなた、何を今想像しました・・・?」
「え・・・・?」

きっとこの後大魔王化したかもしれない。

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