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優しい時間 6

2009/07/22 Wed 21:53

ちわっす!!
コマドですvv

今日はお休みだったので、(仕事の)宿題もせずに、あおたんと喋ってたさーvv
超楽しかったvv
2人で怪談話!!!
またしようねーvv

えっと・・・

ゴホン!!ゴホン!!(どうした突然)

えー、えーーーーっと。

申し訳ありませんでしたーーーーm(__)m

3連休中にUPするとかほざいておいて、あっさり破った自分。
「太陽」で許してくれないかなーと、早々に根をあげていた自分。(えへvv←かわいくない!)

今日はうっすら曇り空の下で、肉眼で三日月型の太陽を拝みました。(←上までの文章と一切関係なし!!)

さて、優しい時間 第6話・・・・どぞ★




私を見つけて。

ずっとそう、思っていたのに・・・・




優しい時間 6




トクントクントクン・・・・

ああ、あったかくて気持ちいい・・・

トクントクントクン・・・・

ずっとこのままいたいなあ・・・・

心地よい音に包まれながら、もっとその音を近くで聞きたくて、それに耳を寄せる。
ぎゅっと抱きつくと、私の頭を優しく撫でられた。
ああ、これ小さいときに蓮兄がよくしてくれた。
蓮兄に頭を撫でられるのが大好きで、こうやってよく抱きついた。
大好きな大好きなお兄ちゃん。

今、撫でてくれている手が、蓮兄だったらいいのに・・・・・。


ピピピピピピピピピピ

突然鳴り響く電子音。
ん・・・・?

ピピピピピピ・・・カチ。

あ・・・やんだ・・・。
もう・・・少しだけ・・・。

「キョーコ・・・。俺ももう少しキョーコと抱きしめあっていたいけど、朝だよ?」
・・・・・・・・・・・・・。

「キョーコ?そんなに俺とは離れがたい?いいよ。じゃあ。そのまま・・・・」
「ええええええ!?朝!!!」
がばっと起きると、部屋はもうすっかり明るくて、そのまま寝てしまったことに気づいた。
「おはよう。キョーコ」
蓮兄の声で振り向くと、にっこり微笑む蓮兄の顔。
なんとなく・・・笑顔が怖いような気がするのは・・・・気のせい・・・?

「ごごごごごごめんなさい!蓮兄!!私そのまま寝ちゃって!!!」
雷が鳴り止むまでの約束で一緒にいさせてもらったのに、結局朝まで寝ちゃったから怒ってるんだ!!
「・・・・・いや・・・・・そうじゃないんだ・・・・・」
「え・・・?じゃあ・・・・怒ってない・・・?」
「怒る?キョーコに?なぜ?」
「なぜって・・・朝までここで寝ちゃったから・・・」
「俺としては毎日でもいいよ?キョーコと一緒に眠れるなら」
「・・・・・・・・・っ何言ってるんですか!!」
蓮兄の言葉にかあっと顔どころか全身が赤くなるのがわかる。
本当にやめて欲しい!!そんな冗談は!!
慌ててベッドから抜け出した私に、また蓮兄は性懲りもなく「もう行くの?残念」なんて軽口を叩く。
「朝ごはんの準備をしてきますから、蓮兄はシャワー浴びてきてください!!」
それだけ言い残して、蓮兄の部屋を出た。


カーテンを開ければ、今日は昨日の豪雨が嘘のような青空が広がっている。
「気持ちいい天気だなあ・・・」
今日は土曜日。
私はお休み。蓮兄は仕事。
朝ごはんを食べ終えた蓮兄は社さんと共に仕事へ行ってしまった。
洗濯をしてお掃除をすれば、時間はあっという間に過ぎる。
静かな部屋には開け放たれた窓から心地よい風が入ってくる。
広いリビングに寝転がると、自然と襲ってくる睡魔。
昨夜は蓮兄のおかげでぐっすり眠れたのに、私の体はまだ睡眠を欲しがっているようだ。

昔から蓮兄のそばだとぐっすり眠れた。
蓮兄はあったかくて優しい香りがして、安心できた。
本当は、いつまでもこんな風に蓮兄に頼ってはいけないことはわかっている。
はやく自立しなくちゃいけない。
なのに・・・・・・
「雷・・・・」
私が雷を嫌いな理由。


ああ、あの日もこんな風に綺麗な青空が広がっていた―――・・・





「お母さん、キョーコ!出発するよ!」
お父さんの声で、私とお母さんは家中の鍵をかけて、お父さんの車に乗り込んだ。
お父さんの仕事のお休みに、家族で水族館に行く日だった。
きっと、蓮兄がアメリカに帰ってしまって淋しがっている私を、元気付けようと計画してくれたのだろう。
私は蓮兄に貰ったコーンを大切にバックの中に入れた。

お父さんの車に乗り込み、車で1時間半の水族館まで3人でたくさん話をしながらドライブ。
私は後部座席に座って、私の隣にはお母さんが座っていた。
バックの中からコーンを取り出して一緒に窓の外を眺める。
「コーン、これから水族館に行くんだよ。たっくさんのお魚さんがいるの。ねえ、お母さん!今日はイルカのショー、見れるかなあ」
「そうねえ。今日はいいお天気だからきっと見れると思うわよ?」
「わーい!コーン!!イルカショーも見れるって!!よかったね!!」

手の上の小さなコーンに話しかけると、お母さんもお父さんもクスクスと笑っていた。
「キョーコは蓮くんにもらったその石が本当に大切なんだね」
「お父さん!!石じゃなくて、この子の名前はコーンなの!!」
「はいはい。ごめんね」
「この石はキョーコを守ってくれるんだもんね?」
「うん!!」
「じゃあ、コーンは蓮くんの分身なんだな」
「キョーコがお嫁さんに行くのは結構早いかもしれないわねえ。あなた」
「・・・・・・・・・蓮くんなら俺は文句無いけど、キョーコが早くお嫁に行っちゃうのは複雑だなあ」
「キョーコは蓮くんのお嫁さんになるんでしょう?」
「うん!蓮兄のお嫁さんになる!」

楽しい、楽しい時間。
水族館までの優しい時間。

信号が赤に変わって、お父さんは停車した。
私はコーンを両手で持ってお母さんに綺麗でしょー、なんて言って見せていた。
「うわあ!!!」
突然聞こえたお父さんの声。
「キョーコ!!!」
私の視界は次の瞬間真っ暗になった。

感じたのは暖かいものに包まれる感触と大きな衝撃。
そしてとてつもなく大きな音。



雷だと・・・そう・・・思った・・・・・。




「お・・・かあさ・・・・・・?・・・・・・おとう・・・・さん・・・・?」
自分の体の上にお母さんがいた。
重くて苦しくて・・・何度もお母さんを呼ぶけどお母さんは起きてはくれなくて。
「おかあさ・・・おかあさん!!!!お母さん!!!」
硬く閉じられた瞳。お母さんの体から流れる赤い液体。
怖くて、体が震えた。
お母さんが死んでしまう、そう感じた。
「お父さん!!お母さんが!!!!」
お父さんを呼んでも返事はなくて。

「れん・・・にい・・・助けて・・・」
「お父さんと・・・お母さん・・・助けて・・・・」
ここにはいないとわかっていても、蓮兄のことしか思い浮かばなかった。
もう頼れるのは、自分が呼べるのは蓮兄しかいなくて。
なのに、蓮兄は来てくれない。
いつも私の傍にいてくれた蓮兄。
なのにどうして今ここにいないの?
「蓮兄!!!助けてえ!!!」

蓮兄に私の声は届かない。
蓮兄は私のそばにいない。


救急車の音がかすかに聞こえた。

これでお父さんとお母さんが助けてもらえる、そう思った。







そして、この日。



私はひとりぼっちになった。




つづく








次はもう少し早いUPを頑張ります。
優しい時間 | コメント(1) | トラックバック(0)
コメント
かいだんw
霊感のない二人の怪談話はお互いの生活に根ざした微妙な苦労話と、うそ臭いけどありえそうな都市伝説がメインだったね。面白かったです。

そして〆は私が怖い鬼になる話だったね。

「え?お仕事休みなんだ。じゃぁ、ブログの更新ができるね、続き待ってるv」

誰が聞いても怖いねぇ~(笑)

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