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優しい時間 4

2009/07/09 Thu 15:15

風がひどいです。
雨が降っていないので、家中の窓全開。
涼しい♪

今日は優しい時間の更新です。
たった今書き上げました。
とりあえず次は宿題を・・・・・・・・ああ・・・・・。

そして、本当の仕事の宿題も・・・・レポート今月中だったっけな・・・(遠い目)

休みの日は1日48時間ください。
(贅沢は言いません。72時間でも結構です)

では、現実逃避しつつ、優しい時間 第4話。下記よりどうぞ☆



明日は見えないものだって、私は充分に知っているの。





優しい時間 4




「最上さん、おはよう」
「椹先生、おはようございます」
「今回のテストの成績もすごかったね。おめでとう」
「ありがとうございます」

今日の天気は快晴。
気持ちいいほどのいいお天気。
ガラッと教室の扉を開けると、「きゃーーー!かっこいいーーー!!」と女の子たちの黄色い声。
「おはよう、キョーコ」
「あ、おはよう。モー子さん」
親友のモー子さんとのすがすがしい挨拶を済ませて、さっきの女の子の集団に目をやる。
「何を盛り上がってるの?」
「ああ。あんたんとこのシスコン兄貴のことよ。雑誌に載っているのを誰かが持ってきたみたい」
「・・・・・・・・ああ・・・・」
モー子さんは私と蓮兄のことを唯一知っている人。
この人なら大丈夫、と思って私が話した。
モー子さんは話す前と後、全く態度が変わらなかったからとても嬉しかった。

「ああああ!!もう!!蓮ってば、なんでこんなにかっこいいの!?」
「何この色気!!ぎゃーーーー!!!結婚してええええ!!!!」
「抱かれてみたい!!蓮に抱いてもらえたら死んでもいいいいい!!!」
ぎゃあぎゃあと騒ぐ女の子たちに、男の子たちも引いている。
「ったく、ここは女子高じゃないのよ。少しは恥じらいを持てっつーのよ!大体、誰が抱くのよ。あのシスコンにそんな度胸ないわ」
「・・・・・・モー子さん・・・・」
シスコン。
うん。嬉しいことに蓮兄は本当にいいお兄さんなんだ、と思う。
本当に、蓮兄には感謝してもしたりない。
私を、探してくれた。
家族にしてくれた。
帰る場所をあたえてくれた。
じゃあ、私は蓮兄に何をしてあげられるだろう。

「ねえ、モー子さん」
「ん?」
「ひとつ、相談に乗ってもらえないかな」



***



「ううわー!!濡れたー!!!」
お昼までは雲ひとつない、いい天気だったのに、急に雲が広がりだしてついに帰宅途中、ゲリラのように雨が降ってきた。
その雨で、制服もかばんもびちゃびちゃに濡れてしまった。
「風邪引きそう。シャワー浴びなくちゃ」
脱衣所で濡れて重い制服を脱いで、熱めのシャワーを頭から浴び、冷えた体を温める。
「ふー。気持ちいい・・・」
シャワーを浴びながら考えるのは蓮兄のこと。
蓮兄は、今日屋内での撮影かな。この雨にうたれてなかったらいいけど。

全身を洗ってパジャマを着て、リビングに出ると、まだ夕方なのに部屋の中は本当に暗くて。
ただ雨の音だけが響いていて、なんだかとても寂しくなる。
ああ。自分は一人なんだと、また不安が襲ってくる。
ひとりではない。
ここは蓮兄の家で、蓮兄もちゃんと帰ってくる。
そう言い聞かせるのに、不安は留まってくれるどころか膨れ上がっていく。
はやく、はやく帰ってきて?
私を一人にしないで?
ただいまって、言って?
「はは・・・だめだな・・・私・・・」

強くならないといけないってわかっているのに。
だってこの生活はきっと長くは続かない。
長く続けてはいけないもの。


ピルルルピルルル・・・・

突然鳴り出した家電。
「はい」
『ああ、よかった。キョーコ!家に居たんだ』
「え・・・?蓮兄・・・?」
自分でも、ほっとしているのがわかる。
声だけで安心できる、単純すぎる私の心。嬉しくてたまらない・・・。
『ケータイに出ないから何かあったんじゃないかって・・・』
「あ。雨に濡れちゃって」
『雨!?そうなのか。風邪引かないように風呂に入るんだよ。よく温まってからでてきなさい』
「大丈夫。今シャワー浴びてきたところです。ありがとうございます」
『そうか・・・。あ、キョーコ?俺今日は少し遅くなりそうなんだ。先にご飯食べて寝ておくんだよ』
「はい。蓮兄、頑張ってください。気をつけて帰ってきてくださいね!」
『うん。ありがとう。キョーコ』

プツッと電話が切れた後、また静かになる部屋の中。
「そっかー。蓮兄・・・今日・・・遅いのか・・・・・」
今日は早く帰ってきてほしかった、なんて思うのはいけないことだよね。
蓮兄は私のためにきっと頑張ってくれているんだから。
本当は、私なんか気にせず自分のために働いてくれていいのに・・・。
「でも、蓮兄雨降ってるの知らなかったんだ。よかった。濡れてなくて」


雨は降ったりやんだりを繰り返す。ああ、やんだかなと思ったら、またすぐに降り出す。
午後10時を回った今は、夕方の雨と同じくらい激しい雨が降っていた。
TVをつけても全く耳に入ってこなくて、響くのは雨の音ばかり。
「どんどんひどくなっていってるような気がする・・・」
カーテンをめくって外を覗けば、外のネオンさえもかき消すような雨。

「・・・・・・・・・・え・・・・?」
今・・・・・遠くで・・・・・光った・・・・?
雷が・・・鳴るの・・・?
ピルルルピルルルッ
「っきゃあああああああああっ・・・・・・・あ・・・・」
突然鳴り響いた電話に驚いて、思わず叫んでしまった。
「うわ・・・恥ずかしい・・・」
誰もいないのに、思わずあたりを見回してしまう。・・・・ここに誰も居なくてよかった・・・。
鳴り響く電話の子機を取って外を眺める。
「はい」
『キョーコ!?』
「え?蓮兄?今お仕事中じゃ・・・・」
『いや、さっきからこっちで雷がすごくてね、キョーコが怖がってるんじゃないかと思って』
雷・・・・それで忙しいのに電話をかけてくれたの・・・・?
「こっちじゃ雷なってませんよ。それに怖くなんかありません!いったいいくつだと思ってるんですか!」
『そう?ならいいんだけど』
「そうです!」
『そうか。じゃあ、これからまた撮影だから切るね』
「はい・・・・あ!蓮兄!」
『何?』
「外・・・雨がひどいので、無理して運転しないでくださいね。近くに泊まるなり何なりしてくださいね」
『・・・・・・・・』
「蓮兄?」
『キョーコ、ゆっくり休んでね?おやすみ』
「は・・・はい。おやすみなさい」
私・・・なんか変なこと言った?
なんとなく変だった蓮兄の様子。
大丈夫だよね?なにも・・・かわらないよね・・・?



どんどんひどくなる雨は、やがて雷をつれてくる。
遠くから少しずつ、確実に近づいてくる。
自分の体が震えだすのがわかる。
雷なんか怖くない。
あんなもの全然怖くない!!
何度も言い聞かせるのに、心と体は理解してくれない。

蓮兄蓮兄蓮兄蓮兄!!!!

「・・・・蓮兄・・・ごめんなさい・・・。今日だけ・・・」
今までは雷の夜、蓮兄がいてくれた。
蓮兄がいないときは、たまたまモー子さんが遊びに来ていたときだった。
いつもどこかに誰かの気配があったし、蓮兄がふざけて私の布団に入ってきたりしてたから、いつのまにか雷がおさまっていた。
いつまでたってもなれないあの音に、自分でも情けなくなってくる。
もう、9年も経つのに。
強くなりたい。強くならなくちゃいけない。
いつまでも守られるだけではだめなのに・・・!

蓮兄の部屋に入ると蓮兄の気配がする。
いつも綺麗な部屋。
蓮兄も寝るか着替えるかのどちらかでしか入らないこの部屋。
そこにあるキングサイズのベッドは身長の高い蓮兄には必要なもの。
そのベッドに入ると、蓮兄の香りがした。
私が寝るにはなんて広すぎるベッド。
でも、蓮兄の香りに包まれて、とても安心する。

大きな音が鳴り響く。
シーツを頭からかぶっていても音はさえぎられることはなくて。
せっかく蓮兄の香りに包まれているのに、私は過去へと引きずられる。


蓮兄、どうして傍にいてくれないの?
どうして私はひとりなの?
お父さん?お母さん・・・?どこにいるの?
キョーコはここにいるよ?
かくれんぼならもういいよ。
私が負けでいいから。
お願い。
お願いだから私をひとりにしないで!

雷はあの日の音のよう。
私の運命を変えた音。
ああ、私はどうしてここにいるんだろう。
どうして私はまたひとりなんだろう。

蓮兄。ここにいて。遠くへ行かないで!!

「蓮兄・・・っ」
「ん?」
え・・・・・・・・?
ふわっと蓮兄の香りが強くなる。
何かにシーツごと抱きしめられるような感覚。
シーツから顔を出して、私を抱きしめているものを見ると。
そこには笑顔の蓮兄がいた。
「ど・・・して・・・・?」
「雷が怖くてね」
「なんでここに・・・いる・・・・の・・・?」
「雷がひどい夜は一人じゃ眠れないからね。キョーコを抱きしめて寝ようと帰ってきたんだ」
「雨は・・・・?」
「まだ降ってるよ。雷がひどくていつ停電にわからないからって撮影は中断したんだ。だから帰ってきた」
「・・・・・・・・・」
「あれ?キョーコ?泣いてるの?」
「!!泣いていませんよ!!あくびです!!」
あわててシーツにもぐりこむ。そこで私は気がついた。
ここは蓮兄のベッドの中ということを。
「あ、あのっごめんなさい!勝手に入って!私すぐに・・・」
起き上がろうとしたら、蓮兄にまた抱きしめられてそのままベッドの上に留まることになった。
「キョーコ。雷がやむまででいいからここにいて?」
ぎゅっと抱きしめられて、私の顔は蓮兄の胸に押し付けられた。
トクントクン・・・・優しいく響く蓮兄の鼓動。
何よりも安心できる音。

「しょうがないですね・・・。今日だけですよ」
ちょっとだけ強がり。でも蓮兄が私の雷嫌いを知ってて言ってくれていること、気づかないほど子供じゃない。
「ありがとう。キョーコ。おやすみ」
「おやすみなさい・・・・」
雷の音よりも、蓮兄の鼓動のほうが大きく聞こえて、私は安心して眠りについた。




つづく
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コメント
わかります!休日は48時間欲しいです!!そして、平日は12時間でもいいや(笑)さらに勤務時間は4時間でお願いします…。あっ!給料は据え置きで♪

蓮兄、カッコイイ(*ノノ)女子高生の集団に紛れて一緒に騒ぎたい(*≧∇≦)ノ"ってか、その雑誌下さい!!
拝啓 いつも楽しみに拝読しております。通りすがりの、いち読者ですが腰痛はいかがですか?
pcに向かわれているのもつらいかと存じます。
ただのふぁんが、おこがましいのですが、治療の傍ら、もし藁をもすがる状態ならば、骨盤矯正座布団をお勧めします。私はこれをつかって、1週間ですが、効きます。もし、ご近所にO脚矯正サンダルとか、小顔用サウナマスクみたいな洒落たものを売っているお店があれば(こ洒落た雑貨屋さんですね)、そういうお店にあります。ちょっと硬いクッションで、1480円でした。(この町では)使って2日くらいは、お尻の信じられない部位が筋肉痛で、坐骨の上がたまらなくだるいのですが、確実に足のむくみが解消されています。あと、寝る頃の足裏の熱さがありません。そして、起きた時の全身の筋肉痛はすごかったのですが、爆睡しています。座っているだけなのに、恐ろしいくらい効果あります。腰痛はないだけにわかりませんが、整体師の友人が勧めてくれたので確実です。座り心地は決して良くないです。常に前かがみになり、無理やり姿勢よくなるので、肩甲骨から腰までふぁ、常に緊張しています。が、ぎっくり腰の人もこれを会社で椅子に引いています。
ただし、足を組んだら、反対側の脇から腰に掛けてとんでもない筋肉痛になります。更新を楽しみ詩にしておきながら、通りすがりに余計なおせっかいですが、くれぐれもお大事に。それから、内蔵(特に女性器)からの腰痛も危惧しております。怖くないですから、いちど、お調べください。いずれにしても、甘えられるところにはいっぱい甘えて無理なさらないでくださいませ。
ネットだけの上っ面な言葉がもどかしいのですが、決して抱え込まないでくださいね。
あなたの人生変えるわよ☆
仕事時間は5時間くらいでいいから
遊び24時間
睡眠時間8時間は確保して欲しい。

あと数時間はぼーーーーっとする時間。
それがいい、72時間はちょいと多いよ。生きるのに飽きる。

梅雨は最終クールに入りましたと、天気予報のお姉さんが言ってたよ。
そちらは、少し早めかしら?
早く冬になればいいのに。
そうすりゃこたつでみかん!
みかんとこたつ!あと猫vvレオだといいね
一緒にラブラブする。
ありがとうございますvv
ひなたさん♪

休みの日こそ早く過ぎちゃうんですよねー。
(仕事の日なんか12時間でいい。7時間は寝る時間。一緒ですねvv)

雑誌・・・そんなん私がみたいわ!!!(叫んでみる)




無記名の方♪

おおおおお。ありがとうございます(土下座)
PCの前に座ることは困難ではなくなりましたvv原因は昔の自己のせいだということもわかっています。
でも、お気持ち本当にうれしいです。
ありがとうございます^^
おされなお店・・・・・・あったかなあ・・・(遠い目)
参考にしてみますねvv
更新もがんばりますので、これからもどうぞよろしくおねがいしますvv




ひまちょん♪

生きるのに飽きる!!(爆
そんな返しがくるとは思わなかった~!!
じめじめした季節、わしからの貢物を眺めて乗り切ってくれ!!!

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