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涙の理由

2009/06/14 Sun 12:27

今回も短編UPします!

長編・・・書き出してはいるものの、いつUPできるかな。
きっと波に乗れれば、だーーーっと書けるんでしょうけどね。

ってレオーーーーーー!!!
ただ今、タイプする私の手を狙ってレオ王子がPC裏から襲ってきました。
マジで勘弁ですorz
こやつのせいで何回PCが危ない目にあっているか・・・。

って、レオーーーーーーーー!!!!

さ、もう短編行きましょうね。
以下よりどうぞ☆




涙の理由




「あ・・・っあの!敦賀さん!!」
呼び止められて、つい一緒に振りかえれば、そこには一人の女の子。

「あの・・・あなたが好きです!」

偶然居合わせてしまった告白現場。

相手はとてもかわいい女の子。
・・・この子今売れてるアイドルの・・・。
どうして他に人がいないときに告白しないのかしら。
私がいるのわかっているのに・・・。

彼女は私をチラチラと見ながらも告白を続けた。

テレビのトーク番組にドラマの番宣で出演した帰り、敦賀さんが私を送ってくれると言うので、断る理由も特に思いつかなくて、お言葉に甘えることにした。
社さんは事務所に用があるからとさっさとテレビ局を去った後、私は敦賀さんと共に駐車場に向かおうとしているところだった。

地下までエレベーターで下って、駐車場に足を向けたときに呼び止められた。


「敦賀さん。私先に失礼しますね」
私はその場に居たくなくて、そこを離れることにした。
先輩に挨拶をして駐車場とは反対方向へ足を向ける。

「最上さんっ」
敦賀さんが私を呼ぶ声が聞こえるけど、それに立ち止まるわけにはいかない。

なんなの?あの子の私を見る目は。
私をまるで見下すかのように、なんであなたがここにいるの?と言わんばかりの目だった。
そして私が敦賀さんに挨拶をしたとたん、あの子の口元が笑った。

わかってるわよ。
私なんかが親しくしてもらえるような人じゃないってことくらい。

誰が見てもわかるじゃない。
私に敵意を見せるなんてお門違いってこと。
どう考えても私と敦賀さんじゃつりあわないし、敦賀さんは皆に平等に優しいから、私のことだって妹くらいにしか思ってない。

早足でテレビ局を出て、人波に紛れる。
ほら、誰も私が芸能人だなんて気づかない。

ああもう!
どうしてこんなに苦しいの?
どうしてこんなに悔しいのよ!!

どうしてこんなに・・・
「涙なんて・・・・おかしいよ・・・」

人波に流されて、私はとぼとぼと駅のほうへ歩いていく。

本当なら今頃敦賀さんの車の中で、きっと色んな話をしてたはずなのに。
今日のトークのこと、ドラマのこと・・・
運転する敦賀さんの横顔をこっそり見て、それだけで私・・・嬉しかった・・・。


好き・・・。
あなたが好きです・・・。

誰も好きにならないと誓っていたのにこの体たらく。
自分でも厭きれてしまう。
あの子を嫉むなんて、それこそおかしいのに。
あの子は勇気を出して告白した。
私はその勇気さえ持てず、この状況に甘えているだけ。
妹としてでもいい、敦賀さんの近くにいられればなんだってよかったの。
なのにこんなにも嫉妬している。
勇気を出したあの子に・・・。

どうなったかな。
かわいい子だった。
きっと私が知らないところで共演した子だったんだろう。
私の知らない敦賀さんを知っている人。
それがたった数時間でも数分のことでも、羨ましくてたまらない。
彼の多くを知っている人間は自分でありたい。
そんな身勝手な自分がここにいる。

「サイテーね。私・・・」

「何が最低なの・・・?」
突然声がして、私の身体は後ろから暖かいものに包まれた。
「待ってと言ったのに・・・」

時間が・・・止まったような気がした・・・。

なに・・・?何が起きているの?

「君が泣いているのはさっきの告白のせい?」

周りの音が全く聞こえない。
なのに、彼の声だけがはっきりと聞こえる・・・そんな感覚・・・。

「ねえ?答えて・・・?」

優しく紡がれる言葉に、私の胸がドキドキと鳴り響いていて、こんな風に身体をくっつけていたら彼に届いてしまうんじゃないかって思ってしまう・・・。

「わ・・・私・・・」
「うん?」
「・・・・・・・・・」
「最上さん?」

だって言えないよ・・・。
コレを伝えてしまったら、もう今までのように私に接してくれないかもしれない。
そんなの嫌だ!
それなら自分に嘘をついてでも私・・・。

「さっきの子には申し訳ないけど断ったよ」
「・・・・・え・・・?」
「安心した?」
「・・・っ」

「はは・・・真っ赤だよ・・・」
後ろから抱きしめられていても、敦賀さんと私の身長差があれば私の顔を覗くことは容易いようで・・・。
「はっ・・・離してください!!」
「・・・本当に離していいの?」
「は・・・・・・」
はい、とは言えなかった。
私・・・今嬉しくてたまらなかったから・・・。

「ねえ?教えて?君が泣いた理由。きっと、君の気持ちと俺の気持ちは同じだと思うんだけど?」
「・・・・・・・え?」
同じ・・・気持ち・・・?
敦賀さんと・・・私・・・が・・・?

「君がさっき、顔色ひとつ変えずに去っていったこと、俺がどんなに悲しかったかわかる?」
「・・・・・・・・・」
「そして、君が泣いているのを見たとき、俺は正直・・・嬉しかったんだ」
「な・・・・・に・・・・」

「君が好きだ。誰よりもいちばん君のことが好きだよ」

好き・・・?
敦賀さんが私を・・・?
そんなこと・・・・

「君からの告白はないの?」

私を後ろから抱きしめる腕にぎゅっと力が入る。
あ・・・敦賀さん・・・震えてる・・・・?
あなたでも・・・震えることがあるんですね・・・。

きっとこれは彼の本音。
なら、もう私も逃げません。

「わ・・・私も・・・あなたのことが大好きです・・・」
彼の腕に自分の手を重ねて気持ちを伝えた。
どうかどうか、これが夢ではありませんように・・・。

腕の力を緩めて、敦賀さんは一旦私の身体を解放した後、今度は正面から抱きしめられた。
「ありがとう。すごく・・・嬉しいよ・・・」
ぎゅうっと力強く抱きしめられて、その心地よさに私も敦賀さんの背中に腕をまわした。
トクントクンと響く敦賀さんの心音が愛しくてたまらなかった。
















「ねえ・・・敦賀蓮と京子じゃない?」
その言葉で、急に意識が浮上した。
はっと気づけば、回りにはすごい数のギャラリー達!
そうだった!!ここ駅までの大通り!!
これまでの一部始終を見られてたってこと!?

敦賀さんの腕をはずそうとするけど、敦賀さんはいっこうに腕の力を緩めようとしない。
「ちょっ敦賀さん!離して・・・!!」
「どうして?」
「どうしてって・・・!見られてます・・・!!」
「今さらだろう?どうせならここにいる皆さんに証言者になってもらおうよ」
これで誰かに告白されても君がいるからって堂々と言えるし、なんて言いながら満面の笑みでさらにぎゅーっと抱きしめてくる敦賀さん。
「もう君は逃げられないからね?俺は君を一生愛するから、君も俺を一生愛して?」
耳元でささやかれる極甘の言葉。
私は真っ赤になってそれに頷くことしかできなかった。

もちろん、号外が出るほど大きなニュースになったことは言うまでもない。


おわりvv








PCが壊れる前に、なぜか突然書きたくなって20分くらいで出来上がったものです。
それでも私的には結構気に入っていたりして。いかがでした?
はい。あんだけ暴れまくったレオさん。ほんの2分後にはOFFモードに突入した様子。
私のベッドにおとなしく座っております。
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