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ぽかぽか

2009/05/20 Wed 19:14

え~。
今日はSSをUPします!!

皆様はもちろんご存知ですね。
蕾様とHINA様が運営されてます、企画。
R☆K12ヶ月計画の3月の表拍手で載せていただいたものです。
過去の拍手で紹介していただいていたので、我が家でもUPすることにしました!!

これを読んで、ここに来てくださった方もいらっしゃると思います。
つまりは、皆様との架け橋を作ってくださった企画ということになりますね。
誘ってくださったHINA様・蕾様に感謝ですvv
またそのうち投稿できたらいいな~^^

では、下記よりSS『ぽかぽか』です。どうぞ☆





「うわー。いいお天気」
真っ青で雲ひとつない空を見上げ、思い切り背伸びをする。
あたたかでこんな気持ちいい日はお洗濯をして布団を干してお掃除して。
お昼には買い物がてら散歩もいいなあ。





ぽかぽか


 


お陽さまを浴びながら今日やりたいことを考えていると、突然後ろから抱きしめられた。
そんなことをするのはただ一人、この家の主。
「キョーコ。おはよう」
「おはようございます。敦賀さん。まだ寝てていいですよ?」
「ん。でも時間もったいないから」
ほっぺにひとつキスをしてそのぬくもりは離れる。
シャワーを浴びてくると言って。

今日は久しぶりの二人そろってのオフ。
せっかくのオフだからどこかに行こうと敦賀さんは言ってくれたけど、せっかくのオフだからこそしたいこともあって。
それに忙しいあの人は休むことを知らないから。
どうせならのんびりゆっくりしたい!という私の提案を敦賀さんは聞いてくれた。
せっかくだからもっとゆっくり寝ていてもよかったのに。

「ねえ。キョーコ。せっかくのんびりしようって言ったのにそんなに働いてたらのんびりできないだろう?」
「何言ってるんですか!こんなにいいお天気なのにもったいないじゃないですか!!」
「こんなにいいお天気だから出かけようって言ったのに」
「いいんです。私楽しいんですから。敦賀さんは座ってテレビでも見ていてください!」
「テレビって・・・せっかく君が一緒にいるのに。俺も手伝うよ」
「え・・・でも・・・」
「そのほうが早く終わるし、終わったら君とくっついていられるだろう?」
「くっついてって・・・」
顔が赤くなってることが自分でもわかる。
なぜこの人はこうもストレートに言うんだろう。
恥ずかしくないのだろうか。
つきあうようになってからわかったこと。
それは彼がまっすぐに気持ちを伝える人だということ。
嬉しいけど恥ずかしくって。

この人にそう言ってもらえる人間が自分でいいのか。
いつかそれは夢でしたって言われる日が来るんじゃないかって、いつもいつも怖くてたまらない。
でも、そんな私を彼はわかっているのか。
いつも私をだっこして、愛してると言ってくれる。
大きくて暖かな敦賀さんの腕の中にいるのはとても心地よい。

家事を終わらせてお昼ご飯を食べて。
ふう、と一息。
おつかれさま、ありがとうと敦賀さんが紅茶を入れてくれた。
テレビをつけていない部屋は静かで、聞こえるのは風がカーテンと遊ぶ音。
心地よい風が開け放たれた窓から入り込んでくる。

「こういう時間っていいね」
彼が穏やかな顔をしてそう言った。
「ゆっくり、できそうですか?」
「うん。君がいるからね」
「え?」

飲み終えたティーカップをシンクに入れて敦賀さんが手を差し伸べた。
「?」
よくわからなくて頭を傾けると敦賀さんが苦笑した。
「散歩。行きたいんじゃないの?」
「え・・・?」
私、敦賀さんにそんなこと言ってないよね?
確かにお散歩したいって思ってたけど・・・
「行きたくない?」
「っいえ!!行きたいです!!」
敦賀さんの手のひらに自分の手を重ねて勢いよく立ち上がる。

お気に入りの帽子をかぶってバックを持って。
右手には大好きな彼の手。
昼間からこんなことして芸能人としてどうなのかな?とも思うけど。
いつ公表してもいいとも思い始めていて。
「どうせ激写されるならこんなところがいいね」
と敦賀さんは冗談交じりで言った。
「こんな風に手をつないでいい天気の中歩きたかったんです」
「満足できた?」
「はい。とっても!」
上機嫌に彼の顔を見上げると、そこには神々スマイル。
「・・・・・・・っ」
「キョーコ?」
「つ・・・るが・・・さん・・・っ」
「ん?」
「あの・・・その笑顔は・・・反則です・・・」
「え?」
だいぶその笑顔にも免疫ができてきたものの、それでもやっぱり真っ赤になる。
その顔を見られたくなくて彼の腕にくっついて顔を埋める。
私の心をわかってくれる。
あなたがいるから、いてくれるから・・・私はとても幸せです・・・。



 ***


反則っていうなら・・・それは君のほうだと思うんだけど・・・
真っ赤になって俺の腕にくっついてくるキョーコは本当に可愛くて・・・
「・・・キョーコ・・・ちょ・・・今すぐ帰らない・・・?」
「え?どうしてですか?」
俺にとっては最早反則わざとも言える、大きな瞳できょとんと見上げてくるその仕草。
彼女にとっては無意識の行動なんだろうけど・・・。
「いや・・・あの・・・」
「夕飯の材料買ってから帰りましょう。敦賀さん何が食べたいですか?」
「え・・・っと・・・」
キョーコが食べたいなんてこんなところで言ったら怒られるよな・・・。
恥ずかしがって離れられても困るし・・・
「ハンバーグ・・・が食べたい・・・」
本物の食べ物のことなんか全く思い浮かばない。
彼女の好きなものを思い浮かべるのが精一杯で・・・
「ハンバーグですね!!わかりました。とびっきりおいしいもの作りますね!!」
行きましょう!!と元気に俺の腕を引っ張って歩くキョーコ。
ぎゅっと握られた自分の手をこんなに愛しいと思ったことはない。

どんな日でも俺の日常に君がいなければ俺はこんな心地よさは味わえない。
君がいるからこそ今こうして幸せでいられる。

「将来、君と俺と俺たちの子供とこんな風に散歩しようね」

さりげなくそう言うと、彼女は振り返った。
嬉しそうに、照れくさそうに笑う。

ステキな休日を、ありがとう。



 Fin

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