スポンサーサイト

--/--/-- -- --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告

LOVE 最終話

2009/05/16 Sat 21:59

・・・風邪引いたっぽいです。
鼻水が止まりません・・・orz
せっかくのやすみなのになー・・・。
ってことで、両鼻がティッシュのお世話になりながら、たった今書き上げた最終話です★
長かったですが、たくさんの応援をありがとうございます!!
みなさんの応援があったから書けてこれたんだと思います。

では、LOVE最終話。
どうぞvv


あなたのことが大好きです。
あなたのことが世界で一番大切です。
あなた以外の人を私はきっと愛せません。

だから・・・・・怖いんです。



LOVE 25



―――結婚してほしい―――

その言葉を聞いて、嬉しかった。
嬉しかったのに・・・私の中を何か黒いものが広がっていく。

ホントウニシンジテモイイノ?
ダレダッテココロハカワッテイクモノヨ。
イマハアイシテイテモキットスグニココロガワリスル。
キョーコ、アナタハアイサレルシカクナンテナイノ。
ダカラアナタハ、ハハオヤニマデキラワレタ。
ツギハコノヒトニキラワレルノヨ。
ソノイミガワカルデショウ?

敦賀さんに抱きついたまま聞こえたのは、私の心を支配するもう一人の私の声。

敦賀さんが私のことをずっと見ていてくれた。
ずっと好きでいてくれた。
大切な思い出の男の子だった。
彼に・・・愛されているなんて・・・最高の幸せだと思っているのに・・・いつか来る未来が怖くて仕方が無い。
そんな未来に脅えるぐらいなら、もう始めから何もなければいい。
そしたら私は・・・

「あなたと・・・結婚・・・できません・・・」

そう・・・答えていた・・・。


「キョーコ・・・俺のことは嫌い?」
そんなわけない。
私は何も言えず、頭を横に振る。
「俺のことは頼りにならない?」
そんなことありません。私にはもったいないくらいの人です。
「結婚が・・・嫌?」
「・・・・・・・・・・」
彼の言葉に胸が詰まる。
私はどうして彼にそんな言葉を言わせてしまってるんだろう。
何もかも投げ捨てて彼に飛び込んでしまえばいいのに。それができれば・・・。

「じゃあ、結婚しなくていいよ」

耳に飛び込んで来たのは、プロポーズを撤回した言葉。

敦賀さんに・・・呆れられた・・・?
勝手に勘違いして・・・逃げ出して・・・プロポーズも断った・・・。
当たり前だ。こんな勝手な人間・・・。いくら敦賀さんが優しいからって・・・。
目の前が真っ暗になりそうだった。


「結婚はしなくてもいい。でもずっと一緒にいよう?」

「・・・・え・・・?」

今・・・彼はなんと言った・・・?

「ずっと一緒にいて、俺は君をずっと愛するから。だから君も俺をずっと愛して?」
「・・・敦賀さ・・・?」
「愛しすぎて、もう結婚するしかないって思ったら、今度はキョーコから俺にプロポーズして?俺はその時までにキョーコに信頼される男になるから」
「・・・どして・・・?」
どうしてあなたはそこまで言ってくれるの?あなたならもっとステキな女性が絶対現れるのに。
からだを彼から離し、じっと彼の瞳を見つめた。
私の問いに彼は優しく笑ってくれて・・・おでことおでこをくっつけられた。
「どうしてって。俺は君以外の人と結婚する気はないんだよ。君以外は考えられないんだ」
彼の想いが痛いほど伝わってくる。
こんな面倒くさい女なんて、あなたに負担がかかるだけなのに。
くっついたおでこから伝わってくる敦賀さんのぬくもりと優しさ。
私はまた耐えられなくなって、泣いてしまった。

「敦賀さん」
「うん?」
「私・・・怖くてたまらなくて・・・」
「うん」
「おか・・・私・・・お母さんにも・・・・縁を切られて・・・」
「・・・・・・・・・え・・・?」
「・・・・・こんな親にも捨てられるような人間だから・・・」
「ちょっと待って。キョーコ。縁を切られたって・・・?」
「あ・・・・」
敦賀さんの驚いた顔。
そうよね・・・そんな親にまで見捨てられるような私なんかじゃやっぱり・・・。
敦賀さんに軽蔑の目で見られるのは耐えられない。
やっぱり・・・・言わなければよかった・・・?
「・・・ごめんなさ・・・敦賀さん・・・」
お願いだから・・・私を同情の目で見ないで・・・。軽蔑しないで・・・・。
彼から離れようとしたら、逆に彼の胸に顔を押し付けられた。
「謝らなくていいよ。俺こそごめんね」
「や・・・敦賀さん・・・私・・・」
「それは2年前のこと?」
「え・・・・」
「気づいてやれなくてごめん」
違う!敦賀さんが謝ることじゃない!!
私は敦賀さんの顔を見ようとした。でも、それは敵わなかった。敦賀さんに私の頭は強く押し付けられていた。
「キョーコ。黙って聞いて?」
「・・・・・・」
「俺は君の笑顔が無くなった理由をずっと知りたかった。そして、不破に嫉妬した。2年前君に何があったのか、あいつは知っていたから。君に関することで俺が知らないことをあいつが知っていることがたまらなく悔しかった。君の・・・辛い時にそばにいてやれなくてごめん。支えてあげられなくて・・・ごめん」
・・・・敦賀さん・・・震えてる・・・・?もしかして泣いているの?
私のために・・・あなたは泣いてくれているのですか・・・?
私なんかのために・・・・あなたは・・・

「敦賀さん・・・私・・・」
ぎゅっと彼にしがみつく。
嬉しくて・・・愛しくて・・・・
「私・・・敦賀さんのこと好きです。大好きです・・・。世界で一番愛しています」
もう逃げません。
いつかあなたに捨てられることがあるかもしれない。
でも・・・
「うれしい。君に誓うよ。一生君だけを愛し続けると」
誰でもない、君に誓うと敦賀さんは言ってくれた。
なら私もあなたに誓います。
私も一生あなたを愛し続けます。

ゆっくりとからだを離し、今度はどちらともなく顔を寄せる。
それから、私たちはたくさんの口付けをした。
敦賀さんの唇は優しくて、心が・・・満たされていく感じがした・・・。






******






「やあ。いらっしゃい。二人とも」
チリンと鈴の音がして開かれる扉をくぐれば、マスターの優しい笑顔があった。
「みんなお待ちかねだよ」
そう促されて店の奥にすすめば、そこにはよく知った顔。
社さんに琴南さん。そして・・・
「おっせーぞ。お前ら。俺様を待たせるとは」
悪態つくのは不破。彼のマネージャーである安芸さんも来ていた。
「誰もあんたに待ってろなんて言ってないわよ」
「なんだと!?キョーコのくせに!!」
「なによ!!ショータロー!!」
「おまっ!!その名前で呼ぶのやめろって散々言っただろう!!」
「あんたなんかショータローで充分よ!」
仲良くじゃれあう姿は微笑ましいものではあるが、俺としては正直面白くない。
「はいはい。二人とも店で騒ぐのは感心しないな」
とわざとらしく笑顔で静止すると、二人とも面白いくらいぴたっと喧嘩がやむ。
不破は面白くなさそうに舌打ちし、キョーコはすごい形相で固まっている。
固まるキョーコの肩を抱いて、テーブルに誘導する。

「はい。敦賀くん。キョーコちゃん」
「ありがとうございます」
俺とキョーコが注文したビールとカシスオレンジをマスターが持ってきてくれた。
「僕との約束をちゃんと守ってくれて、とても嬉しいよ」
「ええ。俺もです」
マスターには感謝の気持ちでいっぱいだ。
彼がいなかったら、俺たちはまだ以前の関係のままだったかもしれない。
「じゃあ、蓮とキョーコちゃんも来たところで、乾杯でもしようか」
社さんの声で皆自分のグラスを持つ。
「じゃあ、こうやって皆で飲めることに。乾杯」
「「「「「「カンパーイ」」」」」」
カチンカチンとグラスのぶつかる音がしてそれぞれ飲み始める。
「やっぱりマスターの作ってくれるカシスオレンジが一番好きです」
キョーコも俺の隣でマスターに笑顔で話していた。
「ありがとう」
そう言ってマスターも笑っている。

「キョーコ!安芸さんと女同士であっちに座って飲みましょう」
琴南さんに促され、キョーコはそれはもう嬉しそうに琴南さんにくっついていく。
琴南さんはキョーコにとって本当にトクベツな存在。
とびっきりの笑顔のキョーコが琴南さんに抱きついているのを見ると悔しくて自分のもとに連れ戻したい気もするけど、ここは琴南さんに譲るとしよう。
ずっとキョーコの支えになっていてくれた。
彼女にはいくら感謝しても足りないくらいだ。

「蓮。よかったな。キョーコちゃん」
「はい。ご心配おかけしました」
「いや。俺は嬉しいよ。お前たちがうまくいってくれて」
「ありがとうございます」
社さんとカウンターに座りながらこうして酒を飲むのは久しぶりだ。
「で?蓮くん。すぐに結婚する、とか言わないよね?」
にた~と笑いながらそう言う社さんに、あなたは俺にすぐに結婚して欲しいんですか?それともしてほしくないんですか?という疑問を投げかけたくなる。
とりあえず社さんの質問に対して返事をしようと思ったら、違う声に邪魔された。
「な~に~!?結婚だと!?そんなこと俺はまだ許さいねえぞ!!」
「・・・不破くん・・・。だいぶ酔ってるね・・・?」
「酔ってねー!!」
顔を赤くしてそんなことを言っても全く説得力はないのだが・・・。
「大体急に一緒に飲まないか?なんて気持ち悪いんだよ!」
「でも、来てくれた」
「・・・・・・・・・・ちっ」
舌打ちしながらも不破は俺の横の椅子に座った。
自分のからだを椅子ごと回転させて彼はキョーコを眺める。
声を上げて笑っているキョーコを、彼は愛しそうな瞳で見つめていた。

「・・・・キョーコを・・・この先泣かしてみろ。俺はいつだってあんたからあいつを奪ってやる」
「うん」
「嘘じゃないからな。あんたの顔ボコボコに殴って、二目と見れないようにして・・・」
「うん・・・」
「・・・俺は・・・あの・・・あいつの笑顔が・・・好きなんだ・・・」
「うん。約束する。あの子を絶対一人にはしないから」
「・・・・・っだよ・・・。ちくしょ・・・」
俯きながら、そう言った不破は泣いているのだろうか・・・?
でも、俺にはそんな不破がとても格好よく見えた。
「ありがとう。不破。キョーコを必ず幸せにするから・・・」
「・・・当たり前だ!!でも今すぐ結婚は許さねーからな!!」
「ん。大丈夫。今すぐはないよ。まだ彼女自身の決心がつくまでは、ね」
俺もからだを回転させて笑うキョーコを見つめた。


キョーコ、君とこの先歩いて行けることを幸せに思うよ。
そしてこれからたくさん教えてあげる。
君は一人じゃないこと。
たくさんの人に愛されていること。
そして、君の存在で俺がどんなに幸せかってことを。

ずっと一緒にいよう。
辛い時も楽しい時も全てを共に分かち合おう。

きっとそれは伝染して、揺ぎ無い絆となる。

それこそきっと・・・LOVEなのだ。
















「敦賀さん。私と・・・結婚していただけますか?」
「もちろん。喜んで」






LOVE   Fin







というわけで、LOVEこれにて終了でございます。
よろしければ、ご感想をおねがいしますm(__)m
LOVE | コメント(10) | トラックバック(0)
コメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
最終回
お疲れ様でした!
とても楽しみました、こんなハラハラドキドキするお話は始めてです。しかも最終回も心臓に悪いし。これから蓮キョらぶらぶしてくれると思うのでほっと一息ですv
後日談はいずれ書かれるのでしょうか?
お仕事も大変そうなのでゆっくりじっくり楽しいお話これからも楽しみにしています!
ご苦労様でした。今後もコマたんから目が離せないよ!

あと撫で返してくれてありがとう、月曜からマスクつけて頑張る!
Re: 感想です
感想、ありがとうございます!
感動なんて。こんな長い話を最後まで読んでくださったあなたにコマドは感動です!!
本当にありがとうございましたー!!!
Re: 最終回
ひまり様♪

ステキな感想をありがとうvv
後日談・・・。そういうお話がちらほらと・・・。
読みたいですか?
長編できるようなネタないかなー(笑)
これからもお付き合いくださいませvv

ひまたんの活動拠点マスク義務化なの?
大変ね・・・。(私は仕事中義務化されてますが)
新型インフルエンザに気をつけて~。
そんな大阪より今日妹が旅行から帰宅。インフル持って帰ってこないといいんだけど・・・。
やはりあるのね後日談ヾ(=^▽^=)ノお茶でも飲んで舞ってますわ~
長編ネタ…今度は心臓に優しいのが良いなぁ、やしーが奮闘したり蓮がヘタ蓮だったりモー子さんが最凶だったり!キョーコがお子様になって蓮に育てられるとか。ギャグテイストにちょいラブ。パラレルも読んでみたいなあ(・_・|チラチラ

マスクは、会社から1週間分配給されました。義務化されて保育所~大学まで閉鎖状態…神戸からこんなに人がいなくなるなんて……軽くショック。妹さんには出来るだけマスクを着用させて家からあまり出ない方がよろしいです。
Re: タイトルなし
ひまたん♪
> やはりあるのね後日談ヾ(=^▽^=)ノ

後日談・・・。何も考えてませんでしたーーーー!!
ハピエンにすることで精一杯で・・・(てへv)
長編ネタ、ありがたくいただきます!!
ひまたんのこのメッセを職場出た直後にケータイで読んで、渋滞する帰りの車の中でいろいろ考えたよ。
そして・・・ひとつだけおもいつきました。
今度は明るく・・・ねvv
いいネタは私いくらでも待ってるから!!(←人任せ)

関西地方大変ね。今日、職場の人に「私、1週間後に熱出したらすみません」ととりあえず謝ってきたよ。みんな笑ってくれたけど。
・・・関西地方の方には笑い事ではありませんが。
ひまたんも充分気をつけて!!手洗いうがいを忘れずにね!!
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
Re: タイトルなし
ひめさん♪

ようこそv
この辺境の地へお越しくださいましたvv

少しでも楽しんでいただければ幸いですvv

これからもどうぞよろしくお願いします~^^
No title
誘惑に負けて読んでしまいました!!
もうなんでこんなに切ないお話が書けるんですか?!
おかげで化粧でも隠せない目になっちゃってます(>_<。)
今から出勤です。
土曜日でよかった。。。
Re: No title

ゅか様♪

Q.『もうなんでこんなに切ないお話が書けるんですか?!』

A.切ない話は私自身が大好きなのですが、読んでくださる方が切ないと感じてくださらないと、それは切ないお話ではないんです。
なので、私自身わかりませんv(答えになってませんね。すみません)

化粧で隠せないほど目腫れちゃったのですかーーー!?きゃー(゚Д゚)

そういう時は、ほら。
「ムシに刺されちゃったんですよー」でごまかしましょう。

ゅかさんのコメントを土曜の仕事昼休憩中に読みました。
きっとゅかさんもお仕事中なんだろうな~と思いながら。

寝不足でのお仕事、お疲れ様でした!
また是非いらしてくださいねvv

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。