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なべ

2009/01/26 Mon 09:41

今回は短編更新。長編は書きあがってますが、ここ最近短編ばかりができあがるので。
くだらないですがどうぞ。

なべを囲んで


「寒い夜はやっぱり鍋ですね。敦賀さんは何鍋が好きですか?」
「ひとりだと鍋とかほとんど食べないからね。」
今日はまた社さんのたくらみで(それについてはありがたいのだが)、ラブミー部の夕食サービスが行われている。
何が食べたいですか?との問いに今回も答えられなかったため、今日は寒いので鍋にしましょうとラブミー部員こと最上キョーコが提案してくれた。
結局、水炊きにしようということになり部屋までの帰りにスーパーに寄り、数種類の食材を買い込んできた。

「鍋って野菜もたくさんとれるし身体もあったまるからいいですよね。
それに簡単っていうのもすごく魅力的です。敦賀さんたくさん食べてくださいね」
キッチンに立ち、キューティーハニースマイルを炸裂させて蓮に話しかけてくる。
2人きりのこの状態でそんなことを言われ、理性を総動員させる。

社さん・・・あなたには毎回心の中で感謝はしてますけど、この子が俺に襲われるかもしれない想像はしないんですか。
俺はそこまであなたに信用されているんですね。
それはそれで嬉しいんですが、この完全無防備娘に毎度理性を試される俺はいったいどうしたらいいんですか!?
見た目は老けてるけど俺だって健全な若者なんですよ!!

「敦賀さん?」
自分の思考にどっぷりつかっていた俺に突然最上さんが話しかけてきた。
しかも大きな瞳で見上げて・・・

う・・・・・っかわいい・・・・!!
抱きしめたい!!
そこにおいしそうな食材があるのに、いつもいつもお預け状態。
それでも手を出さない俺!
えらいと自分でも思うよ!!

「敦賀さん?あの・・・疲れてるんですよね?すぐに準備おわりますから敦賀さんは座っておまちください。」
「あ・・・・ああ。そうするよ。ごめんね、最上さん。」
「い~え~」
と、また笑顔で返し彼女はまたキッチンに向かう。
華奢な身体を後ろから抱きしめたい衝動に駆られる。
気をしっかりもて!!敦賀蓮!!
それをやってしまったらきっと天然記念物的乙女はすぐさま俺を軽蔑する。
そんなことになるくらいなら、今の我慢なんて簡単なものに思える。(・・・と思いたい。)

「はい。できましたよ~。」
卓上コンロに鍋をセットし、鍋の具材を煮ていく。
出来上がったものを最上さんが皿に取り分けてくれた。
「敦賀さん。どうぞ。」
「ありがとう。」
だし汁にしっかりと味がついていてとてもおいしい。
「やっぱり君の料理はおいしいね。」
そう言うと、彼女はまたにこぉと笑った。

家の中で2人きり。テーブルの上の鍋を囲む。
その行為がとても新鮮なものに思えて、
「ねえ最上さん。なんだか俺たちって家族みたいじゃない?」
ちょっとした好奇心で彼女にそんなことを言ってみた。
どんな反応を返してくれるのか、半分の期待と半分の冗談を込めて。
「・・・・なにをたくらんでるんですか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
たくらむって・・・ひどいな。
俺は君の中でどんな存在なんだ・・・・。
軽くショックはうけたけど、うん。やっぱり最上キョーコだと思う。

「ねえ。俺以外とも鍋ってしたの?」
「しましたよ。モー・・・とと、琴南さんとキムチ鍋をしました。身体もぽかぽかになっておいしかったですし、だるまやの大将と女将さんともモツ鍋をしました。やっぱり大将の料理は最高です!!」
目をキラキラさせて彼女はそう答えた。
「じゃあ、男とは・・・?」
「しませんよ。」
「これからも?」
「そりゃあ、依頼があればするかもしれませんけどラブミー部に食事サービスを依頼する偏食家は敦賀さんくらいだと思いますし。」
「偏食家って・・・」
あまりの言われようだが、それでも彼女の即答に思わず口元が緩む。
気づかれないように手で口元を押さえる。
「じゃあ、また俺と鍋してくれる?」
「いいですよ。今度は何鍋にしましょうか。敦賀さんが食べたいって言ってくれるのは嬉しいです。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
きっと、彼女にしてみれば食事に関心がない俺が食事に興味を持ったことへの賛辞だろうが、俺にとってはなんだか特別な意味に思える。

ああ、この子はどこまで俺を翻弄させてくれるのか。
できればこの先ずっとこんな風にテーブルを囲められたらいいのに。
そして心も身体も温まった後もずっと一緒にいられる関係になりたいと。
鍋を囲みながら俺の彼女への想いは膨らんでいくばかりだった。



鍋はしたいけど、俺の理性が持ち堪えてくれるのか・・・・・・・・・・自信はナイ・・・・・。


実はこれがはじめて書いたものだったりします。・・・私に文才とタイトルセンスをください・・・orz
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