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LOVE 22

2009/05/03 Sun 21:43

明日は潮干狩りの予定だったのに、潮が引かないということであえなく断念。
ってか、明日雨ですかい!!
潮干狩り部副部長の私。
来年こそはGWに潮干狩りができるといいなあ。
今年はどうやらGWは潮干狩りの時期じゃないらしく、第3週くらいがいいかもと言われてしまった。
去年はGWにできたのになあ・・・。

明日は皆でどこにいくのかな♪
潮干狩りがだめになった時点で、副部長は明日ただの遊び会員になるのでした☆

では、LOVE 22。
どおぞvv



LOVE 22



仕事が終わって、携帯のディスプレイを見ると、着信があったことを知らせる文字。
キョーコかと思って着信履歴を見てみると、相手はマスターだった。
電話をくれたのは21時。
留守電にメッセージが入っていることに気づき、留守番電話サービスに接続する。
『敦賀くんかい?今まで彼女がうちの店に来ててね、ちょっと気になったから電話をしてみました。仕事中かな?酔った感じはなく帰ったから。一応知らせておきます。お疲れさま』

時計を見ると23時を回っていた。
キョーコに電話をかけてみるけど、やはり繋がることはない。
俺は車を走らせてキョーコの家に向かった。

キョーコの家についたとき・・・そこにいたのは・・・不破と・・・彼のマネージャー。

「よう。敦賀さん」
「不破・・・」

「こんな時間に女の家に?キョーコなら今祥子さんとベッドの中に運んできたぜ?」

俺は不破と飲んでたのか、と思ったが不破のマネージャーも一緒だったことと無事に部屋にいることに安堵した。
今日は・・・もう会うことは無理だろう。
そう思って、彼女を送り届けてくれた不破に礼を言おうとしたとき、彼は言った。
「あんた・・・あいつに何したよ?」
鋭い目で俺を睨んでいた。

何をしたかなんて俺のほうが聞きたい。
「・・・彼女を裏切るようなことはしてないよ」
「・・・・・・・・」
「彼女を送ってくれてありがとう」
「・・・・・・・・んだよ・・・」
「―――っ!!」

突然不破が俺の胸ぐらを掴んできた。
「ちょっ・・・尚!」
「あんた!!キョーコと付き合ってるんじゃないのかよ!?」
「・・・付き合ってるよ」
「・・・あいつのことは本当に好きなのか!?あんたあいつのこと・・・っ」
「愛してる」
「・・・っ」

「じゃあなんで!!なんであいつは笑わない!?」
「・・・・・・」
「俺はずっと泣きそうなあいつの顔しか見ていない!!」
こいつが必死なのはこいつもキョーコのことを大事に思っているから。
それが痛いほどわかる。
泣きそうな顔をしているのは・・・お前のほうだよ・・・不破・・・

「キョーコのこと・・・幸せにする自信があんたにはあるのかよ・・・?」
幸せにする・・・自信・・・
幸せにしたい。幸せになってほしい。
「自信は・・・ないけど」
「ああ?ないのかよ!」
「一生彼女を愛する自信はあるよ」
「・・・・・・・・・」
「俺と一緒に幸せになってほしいと思ってる」
「・・・・あんた・・・」

胸ぐらを掴んでいる手の力が緩んでいく。
だが、またぐっと力を込められた。

「ひとつ約束しろ」
「・・・なんだい?」

「俺にあいつの本当の笑顔を見せてくれ」
泣きそうな顔に、俺を見つめる強い瞳。
俺は何がなんでも彼女を幸せにするとその瞳に誓った。

「ああ。約束する」

そう言うと、不破はゆっくりと胸ぐらから手を離した。

「祥子さん。帰ろうぜ」
「え・・・ええ・・・」
「おい。敦賀蓮!」


「約束破ったら、マジでキョーコのことかっさらうからな!!」
そして俺に背を向けて、不破は前に進んでいった。

「約束・・・必ず守るよ。ありがとう・・・」
今は眠っているだろう、彼女の部屋を眺めながら俺は不破の存在に感謝した。




*******





今日のスケジュールは、嫌になるほど詰まっていた。
キョーコと連絡が取れなくなって5日目。
俺は限界を超えていた。
「社さん。キョーコの今日のスケジュールどうなってますか?」
「えと・・・10時から雑誌の撮影が入っていて、12時に今出演しているドラマの撮影。17時にバラエティ番組の撮り・・・。予定では全部の仕事が終わるのが22時みたいだな」
「・・・22時・・・なんとか彼女のマネージャーさんに言って事務所に彼女を留めておくことってできませんか?」
「留めるっておまえ・・・お前の仕事、今日は日にち超えるかもしれないのに――・・・」
「終わらせますよ。必ず!だからお願いします」
「・・・・・・・・・・・・わかった」

何としてでも彼女を捕まえる。
俺の気持ちをしっかりと伝えるんだ。







俺はキョーコのもとへ行くために、仕事をできるだけ短縮させた。
俺は笑顔で仕事をこなしていたつもりだったのだが、なぜか社さんは青い顔をしていた。
後から、キョーコちゃんのところに急いで行きたいのはわかるけど怖すぎる、と言われてしまった。
気づかないうちに相当ピリピリしていたらしい。
しかし、大きなトラブルもなく仕事はスムーズに流れて、終わったのが22時。
それから急いで事務所に向かって、事務所に着いたのは22時40分だった。


キョーコちゃんはラブミー部にいるから、と社さんは教えてくれた。
キョーコのマネージャーとしっかり話をつけていてくれたらしい。
俺は逸る気持ちを抑えてラブミー部のドアの前に立つ。
ドクドクと心臓が高鳴る。
やっと逢えるという喜びと・・・キョーコに否定される恐さと・・・。

1枚の薄い扉のはずなのに、とても重いもののように感じられる。

俺はひとつ大きく深呼吸をした後、コンコンとノックをした。
「はーい」と、中から聞こえた彼女の声。
どんなに願ってもテレビ以外からは聞くことができなかったキョーコの声。
扉を隔てていても、愛しくてたまらない。

「遅かったですね。準備できました?」
そう言ってキョーコが扉を開けた。
――――とたん、閉められそうになった。
俺はすかさず足を入れて扉を止める。
「キョーコ。話があるんだけど」
「・・・っ私にはありませんっ」
ぐぐぐ、と往生際が悪くキョーコは尚も扉を閉めようとする。
俺の足が入っている以上、閉めることなんてできないのに。
「・・・・キョーコ。ここに入れてくれないか?」
「ダメです!私マネージャーさん待ってるんです!」
「ああ。来ないよ。彼女」
「え!?」
「俺が君をここに待たせておくように頼んだんだからね」
「・・・・・・っどうし」
どうして、なんて答えはわかっているだろう?
俺は必死で閉じようとするドアを力でこじ開けた。
「!!」
それに驚いて彼女は後ずさった。
そして、部屋の隅まで逃げていく。
「キョーコ。話をしよう」
「わっ・・・私・・・」
「キョーコ」
一歩ずつ彼女に近づいていく。
彼女はおびえた表情で身を縮こませる。
そんなに怖がらないで?君にそんな顔で見られるのは辛いんだ・・。
「・・・っ来ないでください!私は話なんてありません!!」
「どうして、あの朝消えた?」
「・・・・っ」
びくっと彼女の体が震えた。
固まった彼女の前に立つ。
俺の影にすっぽり入ってしまう彼女を見下ろす。
やっと逢えたのに・・・お願い。俺を怖がらないで・・・?
君が愛しくてたまらないんだ。

俺はそのまま小さなからだを抱きしめた。
「や・・・!」
もがく彼女をそのまま押し込めた腕に力をこめる。
「敦賀さ・・・っ」
俺の胸を押して抵抗する小さな身体。
やっと身も心も手に入れることができたと思った瞬間に君は姿を消した。
どんなに心配したか、君にはわからないだろう?
だからもう絶対に逃がしてなんかあげない。
「キョーコ・・・。逢いたかった・・・」
「・・・・・・・・・・」
「キョーコ・・・」
「・・・違いますよ・・・」
「え・・・?」
身体を少し離して、キョーコを見る。
うつむいている彼女の表情は俺からは見えなかった。
でも次の瞬間、彼女は俺の顔を見てはっきりと言った。

「私じゃありません」
「え?」
キョーコが言っている意味がわからなかった。
自分じゃないって・・・どういうことだ・・・?

「私、敦賀さんのこと嫌いになったんです!離してください!」
強い瞳で、俺にそう言う。

嫌い?
俺のことが・・・?

たとえ君が俺のことを嫌いでも、今更俺は君を離す気はないんだ。
だから・・・

「え!?ちょっ・・・敦賀さんっ」
「おいで」
彼女の腕を握って部屋の出口へと向かう。
「離してください!」
「・・・・・・」
「敦賀さん!!」

俺は無言で彼女を引っ張った。

俺から離れるなんて・・・・・・絶対に許さない。



つづく





次回で(たぶん)最終話。・・・たぶんて・・・。
たとえ次で終わらなくても許してくださいねvv(←終わらなかったときの保険?)
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