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頂きました~vv

2009/04/19 Sun 09:55

怨居の館お嬢様より、ステキなステキな蓮キョを頂いてきちゃいましたvv

6000超えおめでとうございます~゜+。(*′∇`)。+゜
これからも応援しておりますですよ~vv

わたしの「ください。SSも」とのおねだりに快くOK出してくださいまして、ありがとうございますvv

と、いうわけで頂いてきたステキ絵アーンドSSをご賞味あれvv


祝6000超えv


貴方は誰?

夢の中にだけ出てくる貴方に

心囚われて

私は今日も夜を待つ




『漆黒の翼』




月もないある日、私は窓からなんとなく外を見ていた。
部屋に明かりも点けていなかったから、月のない夜空に星が綺麗に瞬いていた。

何があるわけでもない。でも、心は何故かざわめいて落ち着かなかった。

私は偶に見る夢を思い出していた。夢には必ず同じ男の人が出てきた。顔ははっきりと見ることはできないけど、背の高い優しい雰囲気の人だった。

私はその夢を見る度に懐かしくて愛しい、でも同じくらい切なくて苦しい気持ちになり、目が覚めたときには涙を流していた。


そんなことを窓にもたれ考えていると、暗い夜空から漆黒の鳥が窓から入ってきた。
漆黒の翼のその鳥は闇にとけるとそこには漆黒の髪と瞳、そしてその背に同じく漆黒の翼を持った男が立っていた。

突然現れたその男を見て私はずっと夢に出てきた人がこの人だとわかった。

暗闇でもわかる端整な美しいその人が優しくでも切なさが宿った瞳で私を見つめた。

「会いたかった・・・・。やっと・・・やっと君を見つけた」

そこ声はあまりに切なくそして辛そうで・・・・私の心臓が痛いくらい締め付けられる。


私は知っている。この人を。


夢に出てきたからじゃなく、もっと前から。ずっと、ずっと前から知っている。でも、思い出せない。それが物凄く辛かった。

この人にこんな顔をさせたくなかった。どうしてかわからないけど、私はこの人にそんな辛そうな顔をさせていることが苦しくて、彼に近づいていった。

まるで闇を纏ったかのような人の目の前に立ち、その美しい瞳を覗き込むとその瞳は微かに揺れ、透明な雫がこぼれた。私は震えてどうしようもないその手でその頬にながれた雫に触れた。
その瞬間私はその人にきつく抱きしめられた。

「永かった・・・・・・・・気が狂うかと思った・・・・・・・・・」

抱きしめながらその人は私の耳元に震える声で囁く。
痛いくらい抱きしめられながら、やはり知らないはずなのに感じる懐かしさ。この私を抱きしめる腕の強さも、私を包み込む香りもそして安心できるこの胸の中も何もかも懐かしくて、でもその人を忘れていることが苦しくて辛くてどうしていいかわからなくなる。

「俺のことを思い出して。キョーコ」

強く抱きしめていた腕を緩めそう囁いた唇が、私のそれと重なった。

その瞬間私は全てを思い出した。


そう。私はこの人を愛していた。でも種族の違いで引き離され、その絶望が私の心と身体を蝕み私は命を落とした。

それを憐れんだ神が私を生まれ変わらせてくれた。
そして彼が変わらず私を愛し、そして探し出すことができ、そのとき私も彼を愛していたのなら二人が一緒にいることを許すといってくれたのだ。

「・・・・・私を探し出してくださったんですね・・・・」
「ああ。永い間転生する君を探してようやく見つけた。もう離さない。・・・・・愛している・・・キョーコ」
「私も愛しています。ずっと・・・蓮。貴方だけを」

私達は永く離れていた時を埋めるように、お互いの存在を確かめるように強く抱き合い唇を重ねた。

優しい口付けは徐々に深く想いを確かめ合うようなものに変わっていき、そして二人はベットへと沈んでいった。



*
*



お互いの愛を確かめあった後、二人はただ只管愛する人と触れ合える幸せを感じていた。
キョーコはそのたくましい胸に顔を埋めながら、自分が今まで誰も好きにならなかったのは記憶はなくしても心のどこかでこの人を愛していたからだったんだと納得した。

どんなに素敵な人に口説かれても心は動かなかった。小さいころからずっと一緒に過した幼馴染に想いを告げられたときも、戸惑いこそすれ心囚われることはなかった。

そんな自分の心があの遠い昔のように満たされていくのがわかった。愛している人と心を通わせ、求め合うことが本当に幸せだと・・・・


知らずながれていた涙を唇で優しく拭いながら、黒い瞳で蓮がそっと、抱きしめながらキョーコに聞いた。

「キョーコ。これから一緒に俺の住む世界に来てくれるかい?」

優しいでも拒否の言葉は許さないとその瞳は伝えてくる。
その問いに答えようとしたとき、キョーコの部屋の扉が突然荒々しく開いた。

「キョーコ!!!」
「!ショーちゃん!!」

突然現れたのはキョーコの幼馴染の尚だった。

ベットのうえで見知らぬ男とあられもない姿で抱き合っているキョーコを見た尚は驚愕に目を見開き一瞬固まったが次の瞬間、怒りを顕わにした表情で蓮に飛びかかった。
それを難なく受け止め、尚の体を突き放してから蓮は素早くキョーコを抱き寄せベットから降りると今までその背にしまっていた翼を出し、それでキョーコの姿を隠した。

「キョーコ!! きっ貴様!何もんだ!キョーコを離しやがれ!!!」
「断る。俺が何者だろうと君には関係ない。キョーコは俺のものだ」
「なんだと貴様~っ!!」
「まってショーちゃん!!」

今にもまた飛び掛ってきそうな尚をキョーコは蓮の腕の中から止めた。

「この人は私のただ一人の大切な人なの。私がずっと待っていた愛する人なの」
「なっ!大切な?愛する人だと!?そいつは人間じゃないじゃないか!!」
「そんなの関係ない!!彼が何者であろうとも私には関係ないの!」
「騙されているんだ!キョーコお前はそいつに騙されているんだよ!!」
「ううん。そんなんじゃない。騙されているんじゃないの。・・・・・・・・・・・私はずっとこの人を待っていたの」

キョーコの言葉を聞きながらも信じられない尚はその黒い翼からキョーコを引き離そうとしたとき、今まで黙っていた蓮がキョーコに話しかけてきた。

「キョーコ。もう時間がない。さっきの答えを聞かせて。俺とくる?それともここに残る?」
「私の心は最初から決まっているのよ。一緒に連れて行って。蓮」

そういったキョーコはまっすぐ蓮を見つめていた。それを見た蓮は優しい眼差しでキョーコを見つめ
腕に力を込めて抱きしめた。
キョーコはそんな蓮の眼差しに心臓が壊れるくらい跳ねるのを感じながら、蓮から目をそらして尚を見た。

「ショー・・・・・・ごめんね。私この人と行くわ。お母さんに伝えて『大好きだよ』って」
「キョーコ!!待てよ!キョーコ!!!」

尚が手を伸ばしたその時、キョーコと蓮の姿は一陣の風と共に消えていった。



*
*



「キョーコ。愛しているよ。ずっと・・・・・君だけを」
「私も貴方だけを愛してます。ずっと・・・・ずっと」


闇の中二人の声だけが聞こえていた。





-END-





ステキだったでしょう?その人だけをずっと愛するなんて・・・やってみたい。
ああ・・・いいですね・・・vvv
お嬢様!!ありがとう!!
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